怠惰なひな菊

漫画家・萩原玲二(はぎわられいじ)の怠惰なブログ(2006~2019)

その歴/奇兵隊 ~幕末に命を賭けた若き庶民たち~(4)

2008-05-14 01:32:59 | 萩原玲二作品
『その歴・コミック版』では、各編最後に5ページほどの「もしもコ-ナー」という付録漫画がつく仕様になっている。

そのオチとして、↓以下のようなやりとりを挿入してみた。



もちろん“件の狂歌”というのは―――『椿三十郎』〔1962〕でも引用している―――

こりゃどうじゃ
世は逆しまになりにけり
乗ったひとより馬が丸顔

である。


以前からわたくし、こんな揶揄されるほど、高杉晋作は馬面かなあ?という疑問をもっていた。

高杉の写真は2葉残されており、ふむ、たしかに面長であることは認めよう。
んが、伊藤俊輔(博文)らと一緒に撮った写真からは、「馬」というよりは「狼」―――すなわち捕食動物的な精悍さしか伝わってこない。

そこで、幕末長州の名コンビ、毛利敬親・元徳両君候の登場ですよ。

藩主の敬親は「そうせい候」として有名だが、実際に民衆の前に出張っていたのは世子の元徳である。
で、その元徳候のご尊顔がこちら↓



‥‥‥‥‥‥!

漫画の主旨に賛同いただけたと信じる。

他意はありません。



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