はーちゃんの気晴らし日記

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美ヶ原高原

2013年08月01日 | お出かけ
八島ヶ原湿原を後にして、最後の目的地、美ヶ原高原へ向かいました。
車山から霧ヶ峰、八島ヶ原までは、20分前後のバスドライブなのですが、美ヶ原までは2時間くらい走ります。
美ヶ原も、私は若い頃行ったことがあります。
学生時代の友達と二人で、夜行日帰りの旅でした。
着いた途端に、私は腹痛に襲われ、やっとのことでトイレにたどりつきました。
何とも、つまらない思い出で、牛を見たのと塔を見たことくらいしか覚えていません。

でも、今回、バスから降りた感じは、当時とあまり変わっていない気がします。
変わったのは、トイレが有料になったことくらいでしょうか。
環境保全のためにご協力を!ということでした。

ここも持ち時間は30分。
バスの駐車場を中心に、左右に分かれての選択です。
片方は、牛伏山の階段を昇って、展望台まで行くコース、もう片方は、坂を上って放牧されている牛を見るコースです。
30分では、両方行くのは無理なので、どちらかを選択する以外にありません。
あちこち歩いて疲れてしまった私は、階段を上るのが苦痛で、牛を見るコースにしようと思ったのですが、大方が展望台に昇っていったので、私たちも何となく後に続きました。
階段の途中で振り返ると・・・
思わず、うぉ~と声を挙げてしまいました。





建ち並ぶ電波塔が真っ黒い雲に覆われて、まるで悪魔の島のように見えました。
不気味でした。
すごい景色だと思いました。

牛のいる反対側のコースが見えます。
あっちも上り坂でキツそうだし、どっちもどっちだなと話しました。



途中の道標が、ドラキュラのお墓みたいだと思いました。


これだけの黒い雲です。
ポツリポツリと雨が落ちて来ました。
これは、カメラをしまわなければならないなと、何度も思いましたが、雨はそれ以上降ってくることはありませんでした。

右側に見える四角い建物が、美ヶ原高原美術館です。
ここも悪魔の館のように見えました。


でも、そばに近づくにつれて、明るくなり、普通の建物に見えましたが、人っ子一人いないので、不気味でした。


山を上りきったところにあった石積みです。


私は石積みの意味を知りませんでしたが、コーッターターさんのコメントで、色々なことがわかりました。
この石積みは、この山の頂上を表したものだと思います。
道の途中にある石積みは、濃い霧の中での道標だったり、道に迷わないための目印だったという役目があるようです。
明らかに人の手で積み上げられた石は、間違いなく登山道だという印になるようです。

お天気も悪いし、時間もあまりないので、私たちは早々に山の階段を下り始めました。
すると、今まで遠くに見えていた牛の集団が、なんとなく近くに見えるような気がしました。



上る時に見えた牛


そして、気が付いたら、牛がすぐそばに・・・


牛は、今までいた場所から、私たちがいる山に移ってきたらしい。
雨が降ってきたせいでしょうか?
走っているわけではないけれど、あんなに遠くに見えた牛たちが、あっという間に私たちのすぐそばにいたので、かなりの速さで昇ってきたと思いました。
途中の木の柵がストレートにつながっていなかったのは、牛の通り道のためだったというのに気づきました。



牛たちは、私の目の前を横切り、上っていきました。

牛たちが次々とやってきては、通り過ぎて行きましたが、この黒い牛は私の目の前に留まり、動こうとしません。





ねぇ、みんな行っちゃったよ。早く行けば?
でも、じっと立ったまま、後ろを向いてみたり、下を見みたり。




あまり動かないので、手を出してみましたが、舐めたり、じゃれたりはしませんでした(笑)

それでも、何を思ったか、やっと牛は動き出し、私たちも山を下りました。


美ヶ原はお天気のせいもあったし、夕方近くなっていたためでもあると思いますが、人が少なく、不気味な印象でした。
でも、きっと晴れた夏は、たくさんの人で賑わうんだろうと思います。

バスは、行きと同じ道を通って帰りました。
なので、この日、立ち寄った観光地を再び通ったわけです。
でも、夕方になっていたため、まったく人気がなくなり、寂しさが増しました。
帰りは、通勤の車の人たちがすでに帰り終えた時間だったので、道路はスイスイ。
ほぼ予定通りの時間に解散場所に到着しました。

この日のバスは、運転手さんが二人でした。
6月の末に、私が山梨に日帰りバス旅行に行った後、大きな高速バスの事故が続きました。
その時、運転手の二人体制があちこちで言われていたので、その影響かなと思いました。
運転するのは一人で、付き添いの運転手さんは、居眠りしていることが多くて、あれは意味があるのかなぁ・・・と。
私の席は一番前だったので、そういう様子がよく見えました。
でも、今回の運転手さんは、慎重で安全運転だったので、乗っていても安心できました。

かなり強行軍のバスツアーでした。
1つ2つ寄る場所を省いて、もう少し一箇所でゆっくり出来たらよかったなぁと主人と話しました。
でも、だいたいのことがわかったので、今度は個人で高原を歩いたり、湿原を散策したりしたいなと思っています。


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