はーちゃんの気晴らし日記

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カートを引いたおばちゃん--徒歩編

2014年04月29日 | 出来事
この日は、徒歩でいつものスーパーへ買い物に行きました。
スーパーまで行くには、陸橋を通ります。



以前は、車専用の陸橋だったのですが、10年くらい前に歩道が作られ、歩行者も自転車も通れるようになりました。
写真で見ると、なだらかな坂に見えますが、上りは、自転車を降りて、押している人もいます。
でも、私は、がんばって自転車を漕いだまま通るようにしています。
そんな感じの勾配です。

買い物をした帰り道、私は、買って来たパンを持ち、リュックに重めの果物やお菓子類を入れて歩きました。
陸橋の半分くらいを上って来た頃、後ろから来た人に追い抜かれました。
私を追い抜いた人は、カートを引きながら歩いていました。
見ると、帽子の下から出ている髪は、白髪まじりでした。
白髪交じりと言っても、白に近いくらいの白髪の量でした。
顔を見たわけではないのでわかりませんが、あれだけの白髪ということは、年齢的には私と同じくらいかそれ以上だと思いました。
えっ?あの人に私は追い抜かれたの?
その時になって、事の重大さに(?)気づきました。

私は、その人の後ろを歩きながら、じっとその人の歩き方を観察しました。
でも、特に急いで歩いている様子でもなく、早足でもありません。
普通に淡々とカートを引いて歩いています。
身長も私とあまり差がなかったように思うので、足の長さもそれほど差はないと思いました。
軽いパンを持っているだけの私が、カートを引いたおばちゃんに追い越されたというのは、かなりショックでした。
しかも、私より年上かもしれない人にです。
追いつこうと思いましたが、むきになって早足にはしたくないと思いました。
普通に歩いて追いつけないものかと思いました。
私は、気合を入れました。
そのうち、下り坂になりました。
私の方が有利です。
おばちゃんは、カートを引いているので、上りより下りの方が歩きにくいようです。
ほんの少し差が縮まったように思いました。
でも、陸橋を渡り終え、平坦な道に入ると、おばちゃんとの差は、また開き始めました。
やっぱり、あのおばちゃんの方が、私より歩く速度が早いようです。

陸橋を下りると、信号があります。
おばちゃんは、信号を渡って行きました。
どうやら、私と行く方向は同じようです。
もしかしたら、家も近いかもしれないと思いました。
どこの人だろう?
確かめてみたくなりました。

ところが、私が信号の前に立った時には、すでに赤になっていました。
やっと信号が変わって、私が道路を渡ったときには、カートを引くおばちゃんの姿はまったく見えませんでした。
たぶん、はるか遠くへ行ってしまったんだろうと思いました。

何となくショックな出来事でした。
私、運動不足なんだろうな~


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