はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

枯れたひっつき虫

2016年01月17日 | 出来事
最近、やっと冬らしい寒さになってきました。
とはいえ、お天気の良い日中は過ごしやすく、寒さに弱い私にはあり難い冬になっています。

仕事を辞めてから、歩く時間もできて、最近はお天気の良い日は、ウォーキングをしています。
すると、目に付くのが道端のひっつき虫。
ひっつき虫と呼ばれる植物には色々あるようですが、私の近辺に多くあるのは、コセンダングサです。



背丈も、私の身長より高いものもあれば、草と同じくらいの高さで、道に沿って密集しているものもあります。
勘九郎とはなの散歩の後、家に帰ると、必ずと言ってよいくらい、身体にひっつきむしがついてきます。
あれだけの数の実が風で飛んだり、生き物の身体について種を落とすんですから、ものすごい繁殖力だと思います。
そのひっつき虫が、今の季節は枯れて茎がもろくなり、ちょっと触れるだけで、茎ごと折れてしまうようです。

先日の散歩の時、突然、勘九郎の歩き方がおかしくなり、どうしたのかと思ったら、折れたひっつき虫が足に絡まってしまい、身動きが取れなくなっていました。
勘九郎は、足をじたばたさせたり、ブルブルと身体を震わせたりするのですが、引っ付き虫が4本の足に絡まっていて、1歩も先に進めないようでした。
慌てて、枝を外してやると、すぐに歩けるようになりました。
それから、家に帰って身体についた実を、1つ1つ取りましたが、ずいぶん時間がかかりました。

そんな事があってから数日後、主人が散歩に行った時のことです。
歩いていると、草むらでがさごそ何かが動いているような感じがしたそうです。
見ると、手のひらくらい小さなものが暴れていました。
スズメでした。
身体中にひっつき虫の枝がついたスズメが身動きが取れずに草むらの中であばれていました。
動けないので、手を出しても逃げることもできません。
このまま放置していたから、野良猫にやられてしまうかもしれないし、凍え死んでしまうかもしれないと思い、ひっつき虫の枝を取り払いました。
その途端、スズメはサーッと飛んでいったそうです。
さすがに身体についた実をとってやれるほどじっとしているわけもなく、ひっつき虫の実をつけたままだったんだろうと思いますが、それでも元気に飛んで行ったそうです。
我が家にとってスズメは、にっくき鳥でもありますが、そんな状態でいるのを見れば、放置できないのは、わかります。

スズメの恩返し・・・あるわけないか~


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