はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

捨てられない抱き枕

2016年01月15日 | 我が家
私の息子は、いまだ独身で、私たち夫婦と同居しています。
結婚の意志はまったくないようで、
「一緒に住まなくて良いなら、結婚しても良いけど。」
と、言います。
女の子が嫌いと言うわけではないし、一緒に飲み行ったり、遊びに出かけたりするのは、楽しいと思っているようですが、結婚はノー。
彼女ができても、実りのない付き合いでは、相手は離れて行ってしまうのは、当然です。
なので、私たちは、息子の結婚はあきらめています。

そんな息子は、寝る時、抱き枕を置いて寝ています。
初めて抱き枕を買ってきたのは、まだ彼女とお付き合いをしている時でした。
彼女が選んだ抱き枕だったのか、真っ白な可愛いあざらしの抱き枕でした。
ふわふわで肌触りも良く、抱いて寝るには、気持ちが良さそうでした。
そんな真っ白の抱き枕ですが、当然、ずっと使っていれば汚れます。
結構大きなものなので、洗うと一日では乾きません。
真夏の陽射しでも、中まですっきり乾くかどうかです。
なので、夏以外となると、洗う回数も減り、汚れも取れにくくなります。
息子は、それでも汚いまま使っていました。
それで、私が、似たような感じの白熊の抱き枕を買ってきて、取り替えました。
その時、あざらしの抱き枕は、普通にゴミとして捨てました。

その二代目の白熊の抱き枕も、使っているうちに当然、汚れてきました。
洗っても、なかなか元のような白さにはなりません。
それで、また、新しい抱き枕を買ってきました。
また動物の抱き枕です。
今度は服を着ている普通のクマの抱き枕です。
安かったので、それにしました。
そして、息子に、新しいクマの抱き枕と交換するように言いました。
でも、息子は、なかなか交換しようとしません。
私が買って来たクマの抱き枕はずっと使わずに置かれたままになっていました。

それで、昨年末、新しい年を迎えるに当たって、これを機に抱き枕を交換しようと思いました。
今まで使っていたものをビニール袋に入れて、ゴミに出そうと思い、息子の部屋の前に置いたまま忘れていました。

しばらくして、夜勤明けの息子が帰ってきました。
部屋に入って、抱き枕が新しいものになっているのに気づき、部屋の外にあったビニール袋の中身を見たんだと思います。
「あの抱き枕、どうするの?捨てるの?」
と私に聞いてきました。
「どうして?ずっと使っていたから、愛着があって捨てられない?」
と聞くと、
「ただの棒の抱き枕なら良いけど、目も鼻もあるんだもの、簡単に捨てられないよ。」
と言います。

意外でした。
そういうことには、何もこだわりのない息子だと思っていたので、息子がそんなことを言うのはびっくりでした。
それで、新しい抱き枕を買って来ても、交換しなかったんだ!

「それじゃあ、洗って取っておく?でも、洗っても、きれいにはならないと思うよ。」
と言ったのですが、きれいにならなくても良いから、とりあえず、洗って、仕舞っておいて欲しいと言います。

息子に言われるままに洗って、数日間かけて干しましたが、やはり、黒ずんだままでした。
仕舞っておくと言っても、結構がさばるんですよね。

小さいときには、私たちには見えないものが見えていた息子なので、『見えない何か』、神仏は信じなくても、霊のようなものは、気になるようです。

ぬいぐるみとは違いますが、そんな類かなと思い、処分の仕方をネットで調べてみました。

幼稚園、保育園、病院などに寄付するとかネットオークションに出品するなど書かれていましたが、汚い抱き枕を第三者に譲るということはできません。
”神社仏閣でお祓いしてもらう”というのもありましたが、初詣の時に、古いお札を納める場所に、「ぬいぐるみは可燃ごみに出してください」という注意書きがありました。
遠くまで行く気なら、ぬいぐるみをお祓いしてくれる神社はありそうですが。

”感謝の気持ちを込めてゴミに出す!”
これが一番なんですけどね~

捨てる前に
1.ぬいぐるみの顔をきれいに拭く
2.用意した紙の中央にぬいぐるみを置く
3.感謝の気持ちを込めてぬいぐるみを塩で清める
4.ぬいぐるみを包むように上下左右を折りたたむ
お清めが終わったら、ほかのゴミとは分けて袋に入れてください。捨てるときには、其々の地域や自治体の分別方法や収集方法に従って捨ててくださいね。
 最後の仕上げは、あなた自身の感謝の言葉。『今までありがとう。』と丁寧にお礼を込めてサヨナラして。

ぬいぐるみではないのですが、この方法が一番かなと思っています。
とりあえずは、押入れに仕舞っていますが、ほとぼりが冷めたら、”感謝の気持ちを込めてゴミに出す”かなと思っています。


最新の画像もっと見る