職場で知り合って、それから十数年間、職場以外でも本当に仲良しになったTさん。
4回忌が来てしまいました。
ある日のこと
職場の勉強会で隣り合わせ、彼女の講義を聴く態度が何故か?空ろなのが気になって、問いただすと
“今日は一日中気分が悪く、廊下でふらついてしまったの”と。
そういえば、ここ最近の彼女は動作が、やけに鈍い?
おっとりした性格とはいえ、そういうのとはちょっと違うと思っていたのだったが・・・
医者に診てもらうように、勧めて別れましたが、気になって翌朝電話すると「歯科に行った」との、ご主人の
返事でした。
2,3日なかなか連絡が取れず心配している所に。。。。。
突然「Kちゃん、私いま○○病院に入院しちゃったの。肺ガンだって。Kちゃん京樽のお寿司もって
お見舞いに来て」 「。。。。。。。。。」
思わず涙がこぼれ「何故?何故? 何故なの?」頭の中は真っ白。
ただ、ただ涙が出て止まりませんでした。
今も、その時のことを思い出すと、堪らなく胸が痛くなります。
何とも、他人事のように電話がかかってきた事を。 T子にそんな強いところがあったとは。
京樽のお寿司を持って病室に行くと・・・
「K子ちゃん~」と、飛んで来たことを。
こちらは、道々どう対面したらいいか?胸が締め付けられて、足は硬直状態でしたのに。
それからは、入退院を繰り返しながらも、本当に頑張り抜いた、充実した1年間でした。
ひまわりが好きで、たくさんのひまわりの絵を描いていましたね。
私は、春になるとひまわりの種を蒔いています。T子が訪ねて来てくれているように思えるからです。
パソコンには、彼女とのやり取りのメールが保存されています。
でも・・・消去は勿論、開くことが出来ないでいます。言葉では説明ができません。
よく「どう説明していいか?どう話していいか? 分からない」という人がいます。が、
そんなことって、あるんですよね。
涙でしか説明ができないことって。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます