暮らしにスパイスを

いつもの料理がほんの少しのスパイスで美味しく変身するように、日常生活もほんの少しのスパイスで充実出来たらと。。。

Tさんへの思い

2011年02月13日 | 日記

 

職場で知り合って、それから十数年間、職場以外でも本当に仲良しになったTさん。

4回忌が来てしまいました。

 

ある日のこと

職場の勉強会で隣り合わせ、彼女の講義を聴く態度が何故か?空ろなのが気になって、問いただすと
“今日は一日中気分が悪く、廊下でふらついてしまったの”と。

そういえば、ここ最近の彼女は動作が、やけに鈍い?

おっとりした性格とはいえ、そういうのとはちょっと違うと思っていたのだったが・・・

医者に診てもらうように、勧めて別れましたが、気になって翌朝電話すると「歯科に行った」との、ご主人の

返事でした。

23日なかなか連絡が取れず心配している所に。。。。。

突然「Kちゃん、私いま○○病院に入院しちゃったの。肺ガンだって。Kちゃん京樽のお寿司もって

お見舞いに来て」 「。。。。。。。。。」

思わず涙がこぼれ「何故?何故? 何故なの?」頭の中は真っ白。

ただ、ただ涙が出て止まりませんでした。

今も、その時のことを思い出すと、堪らなく胸が痛くなります。

何とも、他人事のように電話がかかってきた事を。 T子にそんな強いところがあったとは。

京樽のお寿司を持って病室に行くと・・・

「K子ちゃん~」と、飛んで来たことを。

こちらは、道々どう対面したらいいか?胸が締め付けられて、足は硬直状態でしたのに。

それからは、入退院を繰り返しながらも、本当に頑張り抜いた、充実した1年間でした。

 

ひまわりが好きで、たくさんのひまわりの絵を描いていましたね。

私は、春になるとひまわりの種を蒔いています。T子が訪ねて来てくれているように思えるからです。

 

パソコンには、彼女とのやり取りのメールが保存されています。

でも・・・消去は勿論、開くことが出来ないでいます。言葉では説明ができません。

よく「どう説明していいか?どう話していいか? 分からない」という人がいます。が、

そんなことって、あるんですよね。

 

涙でしか説明ができないことって。

 


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