ココロノキンセンイ

劇団あおきりみかん 中元志津が綴る怒涛の日々、けっこう育児日記

20年

2019-03-29 23:50:05 | 芝居づくりのこと
ほんとうは今頃とっくにグリーンに到着している時間なのに、もろもろ片付かなくてまた名古屋にいます。
有言不実行になってしまったことは非常に申し訳なく、とにかく明日は始発の新幹線で東京に向かうと強く思っています。

ちょうど20年、仕事と子育てをしながら芝居をしていた身からすると、どっちも中途半端になっていることをいつも危惧しながら、芝居においては仕事と子育てを、仕事と子育てには芝居を、できない言い訳にはしないということをいつも考えていました。物理的に時間的には制約があっても、それを逃げにしないように、と。
ただ、こういう劇団にいると、肩身の狭い思いや、迷惑をかけて存在意義を見出せないこともしばしばあります。
私がこれまで妊娠中でも降板を一度もしていないのは、転居を伴う異動がない職場であること、無理のないスケジュールで参加をしていたこともありますが、ただの幸運だったのだと思っています。降板の危機を感じたのはケガのときだけだったので、誰にでも起こり得ることです。

私はキリギリスになりたくてなれないままここまできて、誇りを持ってキリギリスに憧れるアリであろう、と今は思っています。

やっぱりこうして振り返ってみても、舞台に立てる幸運、幸せには感謝しかなく、あと東京の1ステージにもその感謝を少しでも返せるように全力を尽くします。
芝居の神様、ありがとう。

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