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次男が5歳の祝いであるので、もう25年以上前の七五三です。
我が家は二人とも男の子でしたので、弟はいつも兄のお下がりでした。
昨日も美容院で着付けをされているお母さんやお婆さまと出会いましたね。
また、神社の近くをと通り過ぎると、七五三が何組かいらっしゃいました。
今は11月15日までにお参りする方が多く、直近の日曜日などは神社も混雑しています。
男児は三歳・五歳。女児は三歳・七歳に祝うことが一般的でしたが、男女とも区別無く三・五・七歳のいずれにも祝うことも増えてきているようです。
今ではお爺ちゃん・お婆ちゃんの楽しみとして、お祭りになっていますね。
私も孫がいれば、目を細めてこの日を迎えていることでしょう。
昔は七歳くらいまでが病気になりやすかったことから、節目節目で子供のそれまでの成長を感謝し、更に無事に成長するように神を祭って祈ったものとされています。
さて、千歳飴ですが、昔は長寿祝いの菓子だったとのことです。
現在では七五三で松竹梅や鶴亀などを模様にした、細長い袋に入れられていますね。
モノの本によると、古くから翁飴(おきなあめ)と言って、まっ白で気品がある味で、普通は一口の大きさの菱形に切ってありあますが、これを切らずに細長くのばしたのが千歳飴になりました。
還暦(60歳)、古希(70歳)そして米寿(88歳)、更に長生きして欲しい、千歳までも寿命が延びて欲しいとの想いで、この千歳飴の名が付いたようです。
このように、本来はお年寄りに対する長寿祝いに家族が送ったものなのです。
ところが時代が変わり、どこかの飴やさんが、どこを切っても断面が同じの金太郎飴を作ってから、長寿というより子供用になったとのことです。
いづれにしても、飴一つにしても、健康や長寿を祈る意味があったのですね。
荒んだ世の中になってしまいました。
万人が健康で幸せな生活が出来るよう願うばかりです。
それにしても、細長い千歳飴を歯でカキンと割るのが困難になってきました。
あと数年で還暦です。
yuki