東京星人のたわごと

千葉都民を卒業した自堕落なオイラの日々をつらつらと・・・

ブレイブストーリー 2006日本

2007-01-27 22:00:59 | 映画る
旅行中に宮部みゆき作品を読んで
あまりのおもしろさに他の作品も読みたい!と。
でも未読なのは数作品のみ。
とりあえず、と映画化もされた「ブレイブストーリー」。

既に文庫本化されてるけど500P弱が実に三冊。
1週間近くかけ、ようやく読破。
原作も読んだことだし、とレンタルDVD。

レンタル屋の帰りに寄った電気屋では
PSP用が既に980円で販売中。
夏公開作品だったのに・・・早っ。

観終えて。・・・ムリ。
何が無理って映画化が無理だったなぁ、と。
子供用に難しい話を省略して
映画用に映像の映える部分を強調した結果、
原作とは似ても似つかないシロモノに。

自分の頭の中で展開していた映像よりチャチ。
はしょりすぎて物語に膨らみなく、
人物像も奥行きがナク愛着わかず、
極め付きは説明不足で用語が唐突。
極論として駄作。

むしろ原作が秀逸、ということか。
読んだ時分には傑作とは想わなかったモノの、
映画観ちゃうと実に素晴らしい娯楽大作であると。

映画では省略されてしまった
冒頭1/4に及ぶ現実世界の描写だったり
物語の根幹に絡んでいた「半身」の設定。
映画未登場のロンメル隊長始めとしたキャラクター群。
主人公ワタルの内面心理の未熟さ、醜さを含む描写。
これら全てを包括したストーリー展開は
小説でこそなせた技なのかも。
映画のみの人がいるなら原作を読んだ方がいいよなぁ。

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