お子さんが複数居る
親御さんが時々言う。
。。。子供にも相性があるのよ。。。
と。
長男ののんびりした性格が
自分には、苛々する事ばっかりで
鈍間に見えるんだけど
この次男は
テキパキしてて
次男との方が相性が良い
みたい---
等々。。。
イヌと飼主にもあるのだろうか？
---相性---
。。。か、或いはイヌと飼主
の場合には
飼主側がそのイヌを
より自分と一緒に居り
生活し易い様に
「躾」ていくのか
或いはイヌから
歩み寄ってくれるのか。。。
良くは解らないが
黒銀とはどうもこのゆき飼主の
それはビミョ～だ。
飼主とイヌの関係は
「親和性」が関係すると
聞き及んだ。
保護イヌさん等の場合は
自分が気に入り
その子、と決めるワケ
ではない場合が多い為に、
どうなのだろう、とは
ずっと思って居たのだが。。。
ゆきの場合もそうであった。
イヌと飼主が似て居る、
or似てくる？のは
その「親和性」が関与して
居るからだとか。。。
イヌを「選ぶ」際に
自分に似た子を
選んでしまう傾向に
あるそうで。
恐らくそれは無意識の中に
於き常に鏡を通し
見て居る自分に似た子を、
と言う事らしい。
黒銀も自分が
選んだワケではない。
しかし
この黒銀を見て居ると、どうも
自分と似て居る気がし
仕方が無い。
この恐ろしく落ち着きの無さ。
そのまま、自分だ。
自分と似た子の場合
の方が相性が良い、
というワケではないのだろうか？
偶々、それは
外見的に何処かしら
自分と共通点？が
ある子を選ぶ、
というだけで。。。
とにかくこの黒銀の
１秒たりともジッと
して居ない、挙動不審な
行動が、自分そのもの。。。
見るに絶えず、だ。
黒銀引き取りを
希望下さったご家族は
今でも心配をして
下さる。
自分達には厳しいだろうが、
と遠回しに言われるモノの
他のお知り合いのご家族にも
声を掛けて下さって居る。
有り難い、が
望み薄だろうな。
持病が何よりもネックだ。
ご近所の獣医さんに；
黒銀が受診して居た
所とは違う；
交通事故で運ばれて来た
ヨーキーが居るのだそうだが
その子は飼主不明との事で
引き取れれば、引き取りたいと
仰ってみえた。
やはりハンディを持つ子を
真剣に探されて居た。
しかも下半身不随なのだとか。
はぁ、これで黒銀の譲渡の道は
絶たれたか、と落胆。
もう、こちらのご家族は
難しい。。。と
頭で解っては
居たが
こちらのご家族に
貰われていかれるかも
知れない、と
心の片隅では
期待があった事に気付く。。。
これから本当に
この黒銀の飼主に
なるのだろうか、と
何処か他人事の様に
感じる。
飛んだ腐れ縁か。
それでもイヌは賢い。
。。。と言うのか
環境に慣れてくれる。
黒銀は短時間の留守番が
結構多い。
一人でも又、ゆきと
一緒だとしても。
ゆき散歩の際には
今のところ留守番だ。
叫びもせず自分也に
待って居る。
この「自分也」と
いうのがミソなのだが。。。
ケージから出る事が大分
多くなったとは言え、
ゆきのストレスを重んじ
一日の内での
ケージ外活動の時間は
自ずと限られて居るにも
拘わらず、
出してくれ、とは言わない。
ミーアキャットの様に
ケージに前肢を掛け
こちらを凝視して居るか
投薬、歯磨き、その他ケア
の後は怯え、
テントに籠り
そちらから顔だけ出し
様子を伺う。
段々とゆき家に合った子？
になってくれて居る。
それはそれでストレス
の様に感じるも
これ等が何時しか
自分に取り
当たり前の生活だと
認識をすれば
良いのかも知れない、
と勝手なニンゲンの思い
を巡らせる。
又、ゆき飼主自身も
黒銀に慣れて来たのかも
判らない。
ゆきのこの、一切躾も
必要の無い完璧犬だけを
見て居た頃には
他の飼主さん方からの話；
何でも齧って困る、
何でも食べてしまうから
一切何も出して置けない、
トイレをすると
教えてくれる、
等々。。。；
イヌに齧られない様、
部屋には何も出して置けない、
留守番中はケージでなければ
何でも漁る、等と
ナント手間の係る。。。
トイレをした後、一々
教える等、面倒臭い。。。
と思って居た。
。。。が、黒銀は
当にそのシートが汚れると
消え入りそうな声で
ピーピーと、それは
恰も玩具のピーピー音の
様に微小な音だが---
を出す様になる。
最近までは
排泄をする姿を見、
その場で取り替えて居たのだが
これでは
どうも出るモノも出なく
なってしまったらしい為に
出掛かったままテントベッドへ
逃げ込み
その中で「落とす」事と
なった。。。
そこで、少しのインターバルを
置き、シートを取り替える様にする。
勿論、食糞されない為に
常に見て見ぬ振りは
必要だが。
すると先の様、
ピーピー言う様になる。
このピーピーを聞き逃して
しまうと、恐らく食糞するかも
判らない。
折角教えてくれて居るのだから
滅茶苦茶褒め
速攻交換をする。
ここ数日ではお小水でも
教える様になった。
褒めても当の黒銀には
それが
褒められている、との認識は
無い様に思うも。。。
以前は、一々教えられても
面倒臭いだろうが、
と思って居た。
黒銀と出逢う前までは。
しかし今は、それが
結構可愛いモノだ、と
感じる。
相性は劣悪だが
相手から？
こちらに合わせてくれて
居るのだろうか。。。
そして飼主自身も
この黒銀へ歩み寄って
居るのか？
黒銀の名前を何と
届けるか。。。
ずっと理想であった「福」
とするか。。。
しかし「福」とした時点で
完璧に自分が
飼主になる気がして
しまい躊躇する。
早いところ届け出を
しなければいけないな。
取り敢えずの？
強めのノビバック２回は
済ませてある。
狂犬病ワクチンは
猶予証明を出して貰おう。
さて、飼主はこの
ゆき飼主が、なるのだろうか。
未だに他人事に
思えて仕方が無い。