Carpe Diem-Seize the Day-

Because life means just right now for us...

Comparing

2012年01月07日 09時38分41秒 | 呟き・慨嘆・ゆきへ・他

時折耳にする事がある、

「前の子は○○だったんだけど。。。」

と2頭目、3頭目を

迎えて居る飼主さん方が

口々に言う言葉。。。

 

「比較」という事だけでは

無いのだろうが

往々にし

心の何処かでは

既に亡き子と比較する事が

多い様に感じて居た。

例に漏れず

このゆき飼主の性格から

ゆき亡き後、

万に一つの確率で

2頭目を迎えたなら

間違えなく

比較の嵐になるだろうと

我乍ら感じて居た。

そしてこの神様からの

贈り物の様な、当に

天使が舞い降りた、

これまでのあらゆる全ての

ゆき飼主の苦痛や苦悩を

取り払ってしまう程の逸材

を凌駕する子は

この世に存在しないと

強く確信して居た。

であるから

「絶対」に2頭目は

居ない。

自分に取り2頭目も

3頭目も存在しない、

と頑なに決めて居た。

正直、今でもそうだ。


。。。しかし

黒銀と生活し

約3ヶ月足らず。。。

全く比較の「ヒ」の字

も出現して居ない事に

気付く。

それどころか

これまでに預かった子等

とも比較をした事が

無かったのでは?

と思いを馳せる。

それは偏に全て

ゆきのこの完璧さから

だろうと想像出来る。

何をするにも

何処を取っても

申し分無い、

むしろ欠点の無いゆき

と比較対象になる子等

この世の何処にも

居ないからなのだろう。

比較するにも及ばない

逸材だからだ。

当に「 天は二物  」。

。。。唯一、

ほんの数日間のみ

預かった盲導犬試験を

パスしたレトリバーの

あの従順さ、穏やかさ、

懐っこさ、落ち着き、

忍耐力、コマンドを聞く姿勢、

ブレない目線等

を目の当たりにし

ゆきと比較をした

記憶が甦る。

しかし、それも

その子の食事風景;

その、イヌそのものの

凄まじい食い付き等;

を見るに中り

やはり、ゆきというイヌは

ヒトと共存する上で

これ程完璧な子は

存在しない、と改めて

感銘を受けたのだったな。

上品を絵で描く様な

マナーの良さはけして

躾云々の話ではどうにも

ならないと。。。

 

黒銀とは勿論、

比較どころでは無く

むしろ別の生き物、

種属にすら感じて居る。

尤も、同じイヌであっても

個体個体で全く

相違するのだろうが。。。

 

それよりも。。。

黒銀を面倒見、

接し、世話をする中に於き

恐らくの黒銀の月齢、

半年程度?

(と言う獣医が多い)

の頃のゆきを思い出そうと

するも、

記憶が無い。。。

思い出せない。

生後6ヶ月齢頃のゆきの

記憶が全く無い。

それだけ手の係らぬ

空気の様な子だった

のだろうが

いたずらに頭を悩ませる事も

粗相で困らされた事も

言う事を聞かず

苛々がつのった事も

食事を食べず悩んだ事も

。。。何も無い。。。

唯々、獣医や散歩仲間に

褒め讃えられ

100匹に1匹居るか

居ないかの子だ、

と称賛された---

完璧な脚側歩行、

呼び戻し、停座待機。。。

そういった思い出しか

頭に浮かばない。

これ位の頃はゆきも

スリッパを齧った、

或いはテーブルの脚を

齧った、

悉く玩具を破壊し。。。

又、威嚇して大変だったなぁ、

等、マイナス面が

何も無い。。。

ヒト目線のマイナス面が

無い事が悲しく

寂しいのではなく

この6ヶ月齢頃の彼女の

大事な尊い記憶が

無い事が嘆かわしく

感じて居る。

 

これ位の頃、

おまえはどう過ごして

居たんだろうね。。。

と暴れる黒銀を前に

2人で傍観しつつ。。。


隣に座るゆきを撫で乍ら呟く。



最期のクリスマス服

2012年01月07日 08時33分26秒 | 呟き・慨嘆・ゆきへ・他

今回はクリーニングにも

出さずに、

しかも

沢山付いたゆきの

被毛も取り除かず

現状維持で

カバーを架ける。

来年の同じ頃、

これを見る事があるの

だろうか。。。

次にカバーを外し

開ける折に

ゆきは居るのだろうか。。。

等と考え乍ら

沢山の毛が付いたままの

クリスマス服を

仕舞う。。。