ニッポン源流を求めて03「蘇我氏と天武の謎をめぐる」~その8~
わが編集の師と仰ぐ玄奘三蔵のご頂骨を納める玄奘塔に、伽藍の外から恭しく手を合わせ(本当は暑くてそれどころじゃなかったのだけど…)、薬師寺を後にした。法相宗大本山の薬師寺(現在の大本山は薬師寺と興福寺の2寺)は、昭和56年に、宗祖玄奘のご頂骨を拝受して、平成3年には、この玄奘三蔵院伽藍をつくった・・・一人千円の写経勧進による資金で . . . 本文を読む
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ニッポン源流を求めて03「蘇我氏と天武の謎をめぐる」~その7~
幅41メートル、奥行20メートル、高さ17メートル・・・平成15年に再建された薬師寺大講堂・・・中に入ると彌勒(みろく)三尊像があったはずなのだが、法隆寺の時と同じで、どうにも講堂の本尊って記憶に残らない・・・薬師寺のパンフによると、この像は、元は西院彌勒堂に安置されていたが、江戸時代に講堂を再建するため阿彌陀三尊として迎え、さ . . . 本文を読む
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ニッポン源流を求めて03「蘇我氏と天武の謎をめぐる」~その6~
薬師寺金堂でぐずぐずしていると、せっかく持ってきたCanonEOS が泣いている・・・撮影堂内は撮影禁止だからねぇ・・・外では、カンカン照りのピーカン空のもと、あの世界一美しいと薬師寺の坊主が豪語する東塔が待っているのだな・・・薬師寺東塔といえば、必ずといっていいほど紹介されるキヤッチ「凍れる音楽」・・・フェノロサがいったとかい . . . 本文を読む
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ニッポン源流を求めて03「蘇我氏と天武の謎をめぐる」~その5~
さっきまで説教こいてた若い学生坊主の、若い娘っ子との微妙な会話に耳ダンボしながら(多分、同級生なのかしら・・・モッくんの映画『ファンシーダンス』みたい)金堂の薬師三尊を拝見する・・・とりあえず真ん中の薬師瑠璃光如来の正面に立ち、静かに手を合わせるが、心は左右の日光菩薩、月光菩薩にフワフワ・・・実は、25年前の修学旅行 . . . 本文を読む
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ニッポン源流を求めて03「蘇我氏と天武の謎をめぐる」~その4~
歳のわりには説教くさい学生坊主は、話の最後に写経勧進にふれる・・・「奈良の大きな寺は、みなさんのまわりのお寺にある、あるものがありません・・・なんでしょう?」・・・「実は、お墓がありません」・・・法相宗の薬師寺は、お墓を持たないし、葬式も受けない、檀家もいない・・・で、これだけの伽藍を再興し、維持していくための資金は何か?・・・ . . . 本文を読む
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ニッポン源流を求めて03「蘇我氏と天武の謎をめぐる」~その3~
東院堂を出るといよいよ白鳳伽藍を囲む回廊越しに、2つの塔が並んで待っている・・・持ってきた一眼レフデジタルをのぞいて大興奮・・・待ちきれない大奥ははるか前方で不満顔・・・昭和59年再建の中門にはキンキラキンの二天王像が、明るい陽射しを反射して眩しいこと眩しいこと・・・法隆寺の橘夫人厨子の扉絵等も参考に造られたというが・・・ちょっ . . . 本文を読む
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ニッポン源流を求めて03「蘇我氏と天武の謎をめぐる」~その2~
JR奈良駅のホームに降り立つと・・・あ、暑い・・・改札を出ると眠気の残った眼球に鋭い日差しが容赦なく突き刺さる・・・コインロッカーで最低限の荷物を旅猫ザック4号に移し、コンビニで冷たいお茶を確保・・・炎熱のバス停で蒸されること30分・・・やっときたバスでは、外人カップルが手にするフジヤマ・ゲイシャ的ガイドブックに、天武と持統のラ . . . 本文を読む
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ニッポン源流を求めて03「蘇我氏と天武の謎をめぐる」~その1~
前回の旅「太子と不比等の幻影を追え」から早いもので3ヶ月・・・旅猫日記はいまだに初日の法隆寺から中宮寺を巡ったところなのに、「次は飛鳥へ」の想いがつのるばかり・・・それに拍車をかけたのがJR東海「うましうるわし奈良」キャンペーンのポスター・・・薬師寺の東塔、西塔に金堂がきれいに並んでいる・・・あれ?こんな風に見えるんだっけ?・・ . . . 本文を読む
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