要介護5からの復活・菰野町周辺の四季

事故で脊髄の3.4.5番損傷。寝たきり状態から歩けるまでに復活。趣味の写真もまた始められるようになりました。

理学療法

2020-02-06 10:58:50 | 日記


2012年2月。
PTさんにサポートしてもらって何とか自分の足で歩けるように。
歩幅は小さく、床の自分の足を置くところを見つめながらの歩行。
顔を上げて姿勢良く歩くなんてことはできません。

どこの筋肉を使って歩けばいいのかさえも分からないのですが、
床を見つめながら一歩また一歩と、とりあえず歩けるように。
リハビリ室の中を歩くのですが
ほんの15分ほど歩いただけで太ももの前の部分がパンパン。

歩くことに何の違和感も無い人(ほとんどの人ですね)には
そもそも歩くことに何の疑問も無いことでしょうが
私にとってはいちいち考えないと一歩が出ないのです。
考えただけでうまく歩けるはずもなく、
床の一点に足を運ぼうとしているだけ。

このときに使っていたのが
ほぼ大腿四頭筋だけだったようなのです。
後ろでサポートしているPTさんは足を一歩出す度に
お尻のえくぼの辺りを突っついて「もっとここを使って」。

正しい歩き方をするために、写真の右側の
体重の負荷を軽くする歩行練習器を使ってのリハビリも。

この器具は二度ほどでNG。
体を上から釣って歩くのですが、
釣られて立っているだけで物凄い違和感が。
全く一歩が踏み出せませんでした。

結局、今まで通りの歩き方をしながら
体幹を鍛える方向に。

入院していたのは5階です。
時間になると療法士さんがベッドまで迎えに。
普通は車椅子で1階のリハビリ室まで行くのですが、
ある日のPTさんが「歩いて行こうか」。
まぁそのときは何にも思わなかったのですが
実は違う意味があったのです。

エレベーターで1階に降り
いつも通りのリハビリを終えた後、
意図することが分かりました。

PTさんが、「階段を使おうか」。
かなりハードなリハビリの後、5階まで階段で上がるのです。
これは相当応えました。

暖房は効いているとはいえ2月。
リハビリが終わって階段を5階まで上がると
頭から湯気が出るほど。
トレーナーの上半身は絞れるほどの汗。
介護士さんがビックリして
体を拭き、着替えさせてくれたものです。

                      to be continued



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