伝統とモダンが混在している都市 「ソウル」
1392年に開国した朝鮮王朝は
山々に囲まれ 大きな川が流れていて半島の中心に位置していることから
ソウルを首都に定めました。
ソウルにある朝鮮時代を代表する5つの宮殿の中で
「景福宮」は 最高の技術を駆使し建設された最大の規模のものです。
華やかではありませんが 威厳があり華美な装飾を抑えた美しさです。
今回 ソウルに行きたかった理由のひとつはそれでした。
韓流ドラマにすっかりはまり 時代物(DVDで)を見続けました。
「ホジュン」 「チャングムの誓い」 「チェオクの剣」 「商人-サンド」
「海神ーヘシン」 「チュモン」 「黄真伊 ファンジニ」 「ソドンヨ」
「イ・サン」 「風の絵師」 「一枝梅 イルジメ」 「風の国」
さっと出てくるのはこのぐらいですが
もちろん現代ものはこれ以上に見ていて 50本は軽く越えていることでしょう。
そのせいもあって 舞台となる宮殿を見てみたい との願望を
以前から強く持ち続けていたのです。
「景福宮」の入り口 「光化門」です。
本来の姿を取り戻した復元工事が 去年完了したばかりです。
「光化門」の文字は 当時の王様 「高宗」 の筆を忠実に再現されています。
「勤政殿」
国の重要な行事を行うところで 高くて広い2段の月台の上に堂々と建てられています。
周辺を囲った回廊の柱は まるで王を護衛するように並んでいます。
庭の中央には 王の通る御道があり 左右には臣下が歩く臣道が設けられていました。
臣下が地位に沿って立てるように 品階石が立っています。
王を中心に身分の秩序が厳しかったことがよくわかりました。
「雑像」
屋根の先端に見られる小さな彫像。
いろいろな動物が あらゆる方向を向いて守っていると言われています。
「西遊記」の三蔵法師 孫悟空 猪八戒 の像だそうで 一番後ろは 龍 です。
「丹青」
屋根の梁や天井のなどの装飾のことで
赤 青 黄 黒 白 を用いて描かれています。
建物の格を表していて 表面を保護し 木材の腐食を防ぐ意味もあったそうです。
彩色は 草木が原料です。
この朝廷の中に 王の直系家族やその女官など
少なくとも3000人は住んでいたそうです。
復元工事は2025年に完了予定で
チャングム の職場 王様の台所 「スラッカン」 もまもなく復元されるそうですよ。
これからますますドラマがおもしろくなっていくこと 間違いなしですo(*^▽^*)o~