ぽつぽつ ひとり言

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還暦。 胆石! その3

2018-07-09 22:45:55 | 日記

あ~やれやれ、無事手術が出来、術後の経過も良いと言う事で、手術日除いて

3日で退院した。

 

・手術日前日14時頃に入院。

おへそから胆嚢を取り出す為、「おへそを掃除するように。」と看護師さんから

オリーブオイルを浸した長い綿棒を渡される。おへそを綺麗にしてからシャワーへ。

前日から胆嚢とは反対側の腹の一部が、ピンポイントで少し痛かったので気に

なって、看護師さんに言っておいた。夕食近くに外科の主治医の先生が来て

くれたが、「お腹が痛いんですって!」と言われ、「違うんです、この指で指して

いる所だけ痛いんです。」と説明はしたが、「そもそも、胆嚢の炎症がかなり

ひどいので、もう一回CT撮っておきしょう。」と言われた。結局CT撮って、

夕食抜きになって、栄養剤の点滴となった。採血もした後、夜、再度先生が来られ

「やっぱり炎症がひどいんで、全摘出の方向で手術しましょう。」と、説明

された。

先生が何度も「炎症がひどい」と言われるので、今まで何の兆候も無く、なんで

急に痛くなったんだろうと思った。こうなる前に何かなかったかと、考えても

全く分からない。他の人もそうなのかな?

 

・手術当日

付き添いが要ると言う事で、娘が7時頃に来てくれた。手術中は部屋か病棟に

居ないといけない。

朝8時半に手術室に到着するように歩いて行くとの事で、8時少し前から看護師

さんに手術着を着せて貰い、ガウンを羽織り、部屋に戻ってきた時に必要な物を

置いておき、点滴連れて部屋を出た。

手術室の前の部屋で、名前・生年月日の確認後、手術スタッフ・看護師さんと

共に手術室へ。ガウンを脱ぎ手術台に寝て、また名前・生年月日の確認。

主治医やスタッフにも手術名や作業の確認。その最中にも胸に電極付けたり、

血圧計を取り付けたり、両腕を軽く固定され、点滴の部品?を付け直す等々。

そして、自分でも分かるくらい、あっという間に麻酔で寝た。

「終わりましたよ~。分かりますかぁ~。」の声掛けに、「あっそうなの?」

と思いながら、目を開けた。手術時間は4時間位。

手術室の中で、もう自分の部屋のベッドに寝間着を着て寝かされていた。

麻酔後に付けられたはずの人工呼吸器も外されていた。

まだぼ~っとしていたが、主治医の先生が「炎症がひどかったけど、無事、

胆嚢の摘出が出来ましたよ。どこか痛い所有りますか?」と、言われたので、

「胃」と答えて「えっ胃?」と驚かれた。「ここ。」と手で押さえると

「ああ、そこね。」と言う返事。そこは胃じゃなくておへそだった。

腹腔鏡手術でおへそを含め、腹に4ヵ所穴が開いているが、胆嚢を取り出す為、

おへそを少し切ったので、他の穴より痛みが強かった。それぞれの穴には、

透明なフィルムが貼ってあり、おへそには綿が詰めて有る。

 

看護師さん達が運んでくれ、ベッドに寝たまま部屋に帰り、バタバタと忙しく

動いて準備してくれて、一日寝たきり生活の始まり。

と言っても、まだ頭がぼやけているし、おへそが痛いし、多少喉がれが有り

呼吸がしにくいので、娘ともろくに話せない。それでも事前説明に有った、

吐き気も高熱も無かった。

時間を見て定期的に痛み止めの点滴はして貰えるし、それでもまだ痛い場合は

ロキソニンを処方されているので、我慢せずに言えば良い。

 

薬剤師さんが普段飲んでいる薬の確認に来られた。「先日もお聞きしては

いますが、念の為、もう一度確認させて頂きます。この錠剤は一回何錠飲む

んでしたか?この薬は何の為に飲んでるんでしたっけ?」

「えっ、こんな手術後すぐに来る?!」

「あぁ。本当に薬の確認も有るんだろうけど、私の意識や記憶がはっきり

しているか?とか、話し方がおかしくないか?とかを、確認しに来られた

んじゃなかろうか?」と思った。

ぼ~っとしながらも、はっきり答えられて良かった。

 

私が部屋に帰ってきて、看護師さん達にお世話されている時、廊下で待って

いた娘は、主治医の先生から、「炎症がひどかったけど、無事、胆嚢摘出出来

ました。」という言葉と共に、透明なケースに入った私の胆石をくれたそう。

それを見せてくれたが、あまりはっきり見なくて大小合わせて10個位有るなぁ、

と思っていた。とりあえず、家に持って帰って貰った。

 

事前説明で言われたように、足に血栓が出来、体を動かした時にそれが肺に

飛ぶエコノミークラス症候群にならぬよう、次の日からお腹が痛かろうが

歩かないといけないと構えていたが、看護師さんが「寝ながらでも、足を

バタバタさせたり、膝を立てたりして運動は出来ますからやって下さいね~。」

って。もう手術直後から、運動しなきゃいけなかったんだ。

 

夜寝ていると、枕をしていないから体は平らで、おへそより背中や腰の方が痛く

なってきた。看護師さんに「起きたらダメだけど、寝返りはした方が良い。」

と言われていても、右か左を向きたくてもおへそが痛くて、お腹に力が入らず

出来ない。でもかなり腰がまずい事になってきたので、なんとかゆっくりベッドの

柵にしがみついて、夜中左右の寝返りを繰り返していた。

 

・手術後1日目

おかゆから食事が始まる。

まず、ベッドの上で徐々に体を起こし座る練習。内臓が下へさがるから、引っ張

られておへそが痛い。首から肩にかけて痛い。背中と腰の痛みは無くなった。

食事は、味噌汁、ほうれん草のお浸しと缶詰のミカンしか食べられず、おかゆと

魚は無理だった。

 

主治医の先生の許可無く歩いてはいけないし、まだ体に色んなチューブやら

コードやら付いてるし、「いつ取れるんかなぁ?」と思っていたら、外科の男性

医師が採血に来られた。「採血です。今日は足の付け根から取りますね~。」

「えっ!足の付け根? そりゃ、初めてだ。そんなとこ痛いでしょ!」と、

口には出さないが、頭の中をぐるぐる。

「はい、刺しますよ~イチ、ニ、サン!」「ん?さほどじゃなかったのね。」

 

しばらくして主治医の先生の回診が有り、やっぱり「炎症がひどかった。」の

言葉は言われる。

「入院した時、痛かった所はどうです?まだ痛いですか?」と聞かれ、

忘れていたが触ってみると、もう何とも無かった。胆嚢と関係なさそうな所にも

影響が有るんだなぁ。「炎症がひどかった」からか。

 

昼食時、痛みが強く食べられず。

看護師さんが「ロキソニンを渡しておくから、夕食の30分前に飲んでおけば、

ちょうど食事の時効くから、自分で調節してね。次飲むときは6時間あけてね。」

と言ってくれたので助かった。

 

昼食後、点滴を残してあとは体から全て外され、とりあえずベッド周りを何度も

ゆっくりつたい歩きしてみた。

この前の入院の時、病室で1回転んだ事が有り、それを看護師さんに報告したら、

数人の看護師さんが集まって来て、「大丈夫か? 痛い所はないか? 頭は

打ってないか? どうやって転んだのか?」と、ちょっと騒ぎになってしまった。

あとで別の看護師さんが、「○○さん、転んだんですって? カルテにも書いて

有りましたよ。 うち、病院内で転ぶと大騒ぎになりますからね。」と言われ

たので、今度は転ばないよう慎重になった。

 

 

 

ここまでは、2017年11月16日に書いて投稿するのを忘れてた。遅っ。

続きを書こうと思ったが、日記代わりに書いていたメモ帳が見当たらず、

終了、まとめ。

 

・手術を受けた病院ー名古屋第二赤十字病院(八事日赤)

・入院時必要な物ー保険証、診察券、紹介状、病院から

渡された書類、普段の薬とその説明書。

・持って行った物ー洗面用具、洗面器、食事用の箸・スプーン・

フォーク、箸などを洗う洗剤、コップ、ペットボトルの水・お茶、

ペットボトルの口に付けるストロー、タオル類、ハンガー数本、

ティッシュ、ウエットティッシュ、レジ袋・ビニール袋、

ハンドソープ、ボディーソープ、リンスインシャンプー、膝掛け、

カーディガン、靴下、下着、上履き(スリッパ禁止)、くし、

スマホ・充電器、3DS・充電器、ウォークマン・充電器、等々。

 

寝間着は、検査が多い為レンタル。

食事に箸・スプーン・フォークは、付いていない為持参。

洗濯洗剤を持ってきて、洗濯機を借り洗濯しても可。

 

 

お土産に?貰った、私の胆石だが、ゆっくり数えたら30個有った。

一番大きい物は、直径2cmの楕円形で後は大小の砂粒状。

これ、くれぐれも臭いを嗅いじゃいけない。

強烈に臭いから。 吐きそうになるからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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