母は３月に高齢者向けの賃貸マンションに移り、 ケアマ
ネージャーさんやら介護福祉士さんやらヘルパーさんやら
沢山のスタッフの方々に話しかけて頂き、 ２４時間見守ら
れすっかり安心してしまっている。 「もっと早くこう言うとこ
探しゃ良かったわ。 まあいい部屋が空いとって良かった
わぁ。」 って、 そりゃ夫婦で入れる一番広い部屋だでね。
去年９月頃施設探そうと言ったのに「老人施設なんか恐
ろしい所行きたくないわ！」 と古い考えで言っていたのに。
本当に色んなタイプが有るので本人に合いそうな所をまず
３か所見に行った。 母は最初に今の施設に見学に行き、
即気に入り体験入居もせず即入居した。 いつもお金の
心配をしている。 「あそこから追い出されんようにちゃん
と家賃払っといてよ。」「はいはい、 大丈夫大丈夫！」
普通のマンションで一人暮らししていた時は、 名古屋駅
前に毎日の様に出掛け、 高い物を買い、 高い物を食べ
散財していた。 そんな自分を母は分析する。 「多分マン
ションで一人でおっても寂しいで、 町へ出てって沢山の人
を見て、 店の人としゃべりそれで安心しとったんだろうなぁ。
今何見ても全然買う気がしんもん。」 確かに施設に移って
から名駅へ一人で出掛ける事も無くなった。 食事も付いて
いる為、 普段近所のスーパーに行っても果物か日用品を
買うだけなのでお金を浪費する事も無い。
認知症なので仕方ないが、 自分が言った事を即忘れる
ので同じ話についてもその時々で真逆な事を言ったリ、 「そ
んな事私が言う訳無いわ！」と少々キレる。 私も施設のス
タッフの方達もそれに振り回されるが本人の様子を見ながら
合わせて行くしかない。 何とか落ち着いた生活をしてくれて
いるので今はそれで良い。