ぽつぽつ ひとり言

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懐かし  海外旅行の思い出話 バリ島 

2012-04-01 03:14:44 | 旅行

 旅の話ついでに若かりし頃の海外旅行の思い出話を致します。 初の海外はバリ島、 およそ30年前の事で、 母が

近所の呉服屋の会員になっていてその店の招待旅行で行きました。 はっきり覚えているのは飛行機にプロペラが付い

ていた事。 「これ大丈夫か? こんなのでバリ島まで8時間飛べるんか?」 非常に不安な中なんとか無事に着いてや

れやれ。 飛行場は簡素なものでした。 今は立派になっているのかな? 「蒸し暑くて名古屋と変わらんがや。」とぶつ

ぶつ言っていたと思う。 海沿いのホテルの部屋は籐家具を配しおしゃれでオリエンタルムード満点だった。 従業員の

若者達は皆日本に憧れていて「将来は日本に行きたいので勉強の為日本語で話してくれ。」と言っていた。 それは嬉し

いが廊下等歩いていると用も無いのにじゃんじゃんしゃべりかけて来るのにはちょっと困った。 「今から観光バスに乗っ

て出掛けなきゃいけないからまた後でねー。」って、 で、 帰ってくると何人か待ってる。 質問をいくつか紙に書いてあ

る。 毎日そんな感じ。 多分彼らと年が近い私に聞き易かったんだろうなぁ。 彼らの必死さから「日本ってアジアの人か

らそういう風に見られているんだ。」とはっきり感じたし、 日本人である自分はもっとちゃんとしてなきゃだめだな、と思っ

た。 その後あの中の一人でも日本に来る事が出来たんだろうか。 日本に来て後悔しなかっただろうか。 そうそうバリ

島の観光地で印象に残っているのは、 キンタマーニと言う山に行った時、 私と同じ年代の方は覚えているかもしれな

いが、 当時人気のあった(私も見ていた)テレビ番組宇宙特撮シリーズの「キャプテンウルトラ」の主役キャプテン役をさ

れていた中田博久さんが沢山のファンの方々と楽しそうに歩いているのをお見かけした。 本物のキャプテンウルトラだ

ぁー! 私も会えて嬉しかったぁ。 後に時代劇の悪代官等悪役でおなじみでしたね。 どこの観光地へ行っても子供達

が観光バスを取り囲んで親兄弟が作ったんであろう黒檀の木彫りの置物を売りに来た。 ガイドさんからは買ってはいけ

ないと言われてはいたが、 7,8歳の男の子は始め15ドル(はっきりした日本語口調で)と言っていたのにこちらがどう

しようかなぁ、と言う顔をしていると10ドル、 8ドル、 5ドル、 と勝手に値を下げて行きしまいには1ドルにしてしまっ

た。 私はやったー、と思ったが、 「あの子達は小さいのに家計を助ける大事な働き手なんだから1ドルじゃぁかわいそう

じゃないの。」と、 母は5ドルをその子に渡して置物を買った。 「5ドルだって足りないくらいだわ。」 ほっといたら母は1

00ドルくらい簡単に渡しそうだった。 その置物は今も実家に飾ってあるが高さ60~70cm位のなかなかりっぱな物で

すよ。 それっきりバリ島には行っていませんがその頃の方が平和だったのかもしれない。 私はバスで観光地に連れて

行って貰っただけだから本当の所は分からないが、 今から少し前にバリ島でテロが起こってびっくりした。 昔はのどか

でそんな様子は全く感じられなかった。 30年も経っているもんねぇ、 国の発展の為には変わって行かないといけない

か、 残念だけど。 



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