Salsa する?

Salsaの力を信じてます。
ココロの核にしみ込んで、カラダの芯が躍動します。

本を読まない女 <いのちの車窓から>序章

2018-01-19 11:16:37 | 



◇本を読まない女。。◇

ちょうど一年前、
去年の正月に誓ったのは「本を読む!!」と云うベクトル。


幼少期から妄想に耽ることばかりで、本を読む習慣がなかった。
小・中・高と問題も、不都合もなく、ぼや~~と過ごした。
予備校の時、その衝撃の第一波がやって来た。

周りの浪人生18歳~20歳の話す言葉の揺るぎの無さにびっくり!
色んな本を読み、成熟した言葉で
「神さまは存在するか、、」みたいなことを言う。。

自らのベクトルをスラスラと話し、まるで私はヨソノ国にいるような居心地の悪さ。
年齢は同じでも、彼らの骨太の言葉はレベルの違いを示していた。。

それでも志望校に受かれば、そんな予備校での居心地の悪さは直ぐに忘れた。
ナントナク楽で都合のイイ方へどんどん流れ、歳だけイッチョ前に。

でもね
人生なんてそんな甘くない、、

我が母のアルツハイマー発症で、
多くの医師と面談や、見知らぬ関係各所との話し合いが山のように押し寄せた。

自分という存在が、初めて崖っぷちにいる…と感じた。


◇発芽した怒り。。 gumrieの場合◇

母の緊急入院は検査が目的。
だが次々発覚する病名に、多くの検査が追加に次ぐ追加。

毎日、脳みそを叩き起こし、
日替わりメニューの如く変わる医師の説明と専門用語を調べ、
話の内容を理解しなければならない。
一カ月の入院は、毎日大学病院からの呼び出しと話し合い。

判ったフリは、母親の命取りになる。
なのに、
分かろうが分かるまいが、立て板に水のように話す医師たち。

耳を集中しすればするほど、心がザワザワ。。
怒りの種まきが始り、種はフツフツ発芽し始めた。
テキトウにアシラワレル感覚を避けるには、
こちらも飛び道具が必要だと脳みそが言っていた。

それは
適材適所の言葉を使いこなすこと。
しかも相手が見落としてることを、簡潔に何気に滋味深く伝える。。

普通の主婦が正面切って、医師と話しをしても埒があかず、
言葉という財産を蓄えなかったおのれのツケを知った。


そしてこの一カ月の大学病院でのディベートは、毎日が戦(いくさ)だった。
毎日主婦という保護色を纏い、五感をフル稼働。
見えない盾と矛を使っての言葉の駆け引きは、巧くなっていた。

余計な言葉をそぎ落とすと、言葉は賢く立ち回ってくれ、切れ味抜群になっていく。
テキトウにアシラワレルはなくなり、そうやって5年間は色んな問題を乗り切ってきた。

妙な自己満足は、私を危ない人にしていた。


◇キッカケは突然に。。◇

ある日、TVの特番で林修先生が
<本を沢山読んだ人と読まない人との格差>について滔々と語っていた。

2000冊というボーダーラインがあってコレを超えると、どんどん言葉が入ってくる。

  今までとは違う脳の体力がつき、考える能力が高くなる。

  いい本は
  書いた人が命掛けで、命を刻んで創り上げたもの。

  そこには生きるためヒントと大事な知恵が詰まっている。


  だから本を出来る限り沢山読んで下さい。。

  いつか、あなたを助ける力になります。


この言葉が、脳みそからずっと離れなかった。
そしてカラッポの箱を埋めるように、本を読み始めた。。

えっ・・・とのけ反るような薄気味悪いのから、

やたら英語を多用するエッセイ、

時代考証ものやら、

ヒューマンドラマの魂があったかくなるのやら、


時間があれば、本屋で目ぼしい本を探しまくった。
そして秋
異色の人の本を手に取った。

物書きもしてるとは知らなかった。
本業ではないから、大したことないだろう。。と

それが星野源だった。。


**返信デス**

小豆ママさんへ

  物書きの星野源氏の言葉に、自分の変態ぽっい懐かしい感じがしました。
  で
  言葉にエネルギーがいっぱいでした。

  目が覚めた想いを
  なんとか自分の言葉で綴りたいと思います

  とてもとてもおバカな男の性も綴られてて夢中で読んじゃう
  そんな素晴らしい物書きさんでした

  ありがとう(^^ゞ

人気ブログランキング←ブログランキングに参加してます!応援クリックをヨロシクお願いします。ありがとうございます(^^ゞ





コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 平熱のハート・ロッカー!星... | トップ | 蘇るSUN。。星野源 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは。 (利休母)
2018-01-21 16:35:10
「本を読まない女」とても分かり易く自然に私の心に入って来て、
私も本を読まなきゃと胸にグサッと突き刺さりました。
2000冊は遥か彼方ですが努力は出来るかもです。
とても素敵なお話でした。。。
星野源さんの本読んでみたいですね(*^_^*)

もう一か月前になるんでしょうか。
「ボブという名の猫」「の記事。。。
つい最近、我が地(ど田舎です)の一つしかない映画館に「ボブという名の猫」が1週間限定で上映されるようです。
映画も久しく見ていないので見てみようかな?と言う気に成りました。
素敵なお話これからも楽しみにしています
返信する

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事