guitarbuddha's diary

guitarbuddha(ギターブッダ)の日記です。ギターや音楽のことを中心に日々思うことを書きます。

塾を禁止だって?

2006-12-25 01:32:00 | 新聞ネタ
イヴだね。

ずっと家にいました。
ギターを弾いていただけです。
他にすることがありません。
手料理とか作れません。
呪いのわら人形の仲間にも裏切られました。
世知辛いですなぁ…。


ま、今日はクリスマスとは全然関係ない話題です。(笑)

昨日(2006年12月24日 日曜日)の朝日新聞によると、
政府の教育再生会議の座長を務める
野依 良治 さん(理化学研究所理事長・ノーベル化学賞受賞者)が
「塾の禁止」
を繰り返し主張していることが、
同会議のホームページに掲載された議事要旨で
明らかになったそうです。

議事要旨によると、野依 さん は
「塾はできない子が行くためには必要だが、普通以上の子どもは塾禁止にすべきだ。公教育を再生させる代わりに塾禁止とする」
と再三にわたって強調。
「昔できたことがなぜ今できないのか。我々は塾に行かずにやってきた。塾の商業政策に乗っているのではないか」
と訴えているそうです。

なかなか大胆な提言をするよね。
でも、実は僕もかなりの部分で賛成だったりします。
自分自身の仕事を否定するようだけど。(笑)


というのも、先日の朝日新聞には
こんなコラムが載っていました。

2006年11月20日 月曜日の朝日新聞朝刊、
9面のオピニオン面の“時流自論” というコーナーです。
写真家の 藤原 新也 さん という方の
「いじめという集団の自傷行為」
というタイトルのコラムです。

その最後の方にこんなことが書いてありました。

受験産業で巨大な利益を上げている企業には申し訳ないが、かなうことなら塾も小学生までは廃止すべきである。商売の自由は保証されるべきだが、意味のない受験本位の知識を詰め込んで子どもの “オタク化” が進みこそすれ、それによって子どもの知能が低下するとは思えない。それが証拠に塾があるのは世界で日本と韓国と中国の都市部だけで、アメリカにもヨーロッパにも、当然アフリカにも南米にも東南アジアにも、日本のような塾はない。塾がなくても彼らは立派にやっているではないか。
ちなみに教育機関のテレビコマーシャルが全国規模で流されているような不可思議な国は、日本と韓国だけである。子どもの深夜の帰宅もそうだが、日本という国は異様な国なのだ。その異様さが異様なイジメや自殺に吹き出していると言える。


また、このコラムの中ほどにはこんなことも…。

イジメ事件が起こると世間の怒りはイジメた側の子に向かう。だがそんな短絡的な問題ではない。 「ゴキブリ」 と言った子が今度はいつ自分が 「ゴキブリ」 にされるかも知れないという攻守の堂々巡りの中にあるように、イジメはリストカットと同じ、“子どもという集団の自傷行為” なのである。
(略)…イジメる側もイジメられる側も、子どもたちはその終わりのない競争原理と抑圧の中で疲れ切っている。受験管理教育という名の “強制収容所” の密室で喘(あえ)ぎ、心が病み、歪(ゆが)み、イジメ合うことでガスを抜くという自傷行為が繰り返されているということだ。悲惨である。



う~ん、こういうのを読んでいると、
いかに日本は子供にとって変な国なのかが
分かってくるよね。(笑)

けど、大抵の親も良くないと思うよ。
こうした日本の教育の問題全体について
少しもきちんと考えてみることなしに、
「とにかく自分の子さえ良ければ…」
っていう感じの親も多いんだからね。

実際、中学受験をする小学生の親とかって、
僕とは気が合わないことは多いんだよ。
そうした親たちは大抵の場合、
僕とは教育における関心事がまるっきり違うんだもの。(笑)


このブログを読んでくれている皆さんも
いつかは子どもができて親になる日がやって来るでしょうから、
“子どもの教育”
についてどうすべきかを
今からちゃんと考えておいた方が良いと思うよ。

いざ子どもがそういう年齢になってから
あわてて子どもの教育について考え始めたのでは、
結局は世間の風潮に振り回されるだけになってしまって
子どもが可哀想だからね。

で、その際には僕を家庭教師として呼んでいただけると、
大変にうれしいです。(笑)
ヨロシクね!




では、今日はここまで。



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3 コメント

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メリクリでございます (ともすけ)
2006-12-25 02:17:48
うーん。いぢめ問題根深いですね~。
日本人は自分と違う外見や境遇、価値観の人を受け入れられない感がありますね~。上司にいぢめられた父親が母親をいぢめ、母親が子供をいぢめ、子供が動物をいぢめ~っていってたの綾小路きみまろさんでしたっけ?子供のいぢめは歪んだ社会の縮図ですよね。
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Unknown (taRo)
2006-12-25 06:20:01
興味深いですねぇ。
月並みな意見ですが、最近は子供もその親も与えられることに慣れてしまってると思うんですねー。欲しいものは大概手に入る、権利を主張すれば簡単に通る。
そんな現実に感覚も麻痺してしまって、自分の思い通りに行かないことはさも非常識であるかのように叩きまくる。もしくは想像も付かないようなパニックを起こす(親子同士の殺人とか)。
親の責任転嫁、子供のイジメ(のエスカレート)はこう言った甘っちょろい幻想を抱かせる社会全体に原因がありますわな。

個人的にその責任の大半はメディアにあると思いますが。。
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Unknown (チャビーフェイス)
2006-12-25 11:49:23
アメリカの教育も受けた者としては、日本は学校での教育が楽過ぎると思うんですよ。
高校ですけど一教科に付き教科書を100ページ毎日読まないとまず授業についていけない。
(小テストがあって読んだか抜き打ちでテストされる)
その上に宿題がたんまり。
留学した一年目は寮の友達からいつ寝てんの?と聞かれたぐらい起きてました。

小学生の宿題も沢山ありまして、あなどれない。
必ず親とかベビーシッターが完了したか確認してあげないといけないし、間違ってたらそこで教えてあげられないといかんのです。

常々小学生がコンビニでお弁当食べて塾通うのは可哀想と思ってたんで教育制度そのものをひっくり返す覚悟でやって欲しいですね。
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