この日は前日に出来なかった心臓エコーをして
肺水腫の原因の究明をして治療方法を確立する目的。
そして今後の対策となる。
肺水腫2日目のおばぁ珠。
少し動いただけで咳き込みが酷く。
前夜はトイレに一度動いただけで以降は朝まで一歩も動かないコ。
呼吸するのが辛い様子でしっかり寝れてない状態だった。
食欲もなかったね。
病院後からは75mlの水分と若干のシリンジ水分だけで
10:30の約束で病院に行く。
なるべく興奮させないように
体に負担がないように。
出発前にいつもの芝生公園に立ち寄る事にした。
動けなくても良いのだよ
脚で大地を踏みしめて
元気をわんぽ命を呼び起こそう
大人しいコだったが
風さんを感じていた
いつもは伏せ体勢になる抱っこだが
飼い主の腕が胸を圧迫してしまい
咳を誘発してしまう
おばぁ珠の胸を圧迫しないようにと
肘を立てて気道も上向きになるようにした
曇り空だけど気持ちいいね
バレないようにと検査も確実にする為に
安静状態で病院にお届けせねば
パンティングもなく病院に到着できて
受付後にすぐ看護師さんにお渡しする事が出来た
主治医がね
おばぁ珠をとても褒めていたよ
興奮する事なく呼吸も落ち着いていたので
安静時の呼吸数や心拍数を計測出来たって。
レントゲンの際には息を吸った状態と吐いた状態を
しっかり撮影する事が出来ましたと今日の様子は初めてですって。
ただ・・・・撮影するのにエコーでもそうだが
横にしたり仰向けの体勢は咳き込みが酷くなったらしくてね
珠緒ちゃんに負担がないようにと
中断しては落ち着かせて再開しては中断して。
時間がかかったけれど頑張ったね。
検査の結果
血液検査は1項目
CRPだけする
4/21 0.30→0.45 微動あるが基準値内であった
細菌感染肺水腫の可能性はなくなった。
そして肝臓の抗生剤への耐性もまだ大丈夫のようだ。
心臓エコー
h27.11と今回を比較
カラードップラー法の見方は
単純に虹色に見える色ヵ所は逆流があるという意味になる。
赤や青の単色は問題ない
僧帽弁 左心室
↑h27.11
このエコーだとオレンジに見える下の箇所に
僅かな虹色 軽症だった
↑今回
一目見ても分かる程 明らかに交わる虹色が多い
一時期は雑音もなくなり
6段階評価で 0か1のグレードだったものが
数か月後には4寄りの3と聞く
僧帽弁
エコーでは図をひっくり返した見方になる
そして黒丸の中が僧帽弁になり
エコーでも同じような見え方でないと正常とは言えない
↓珠緒の場合
僧帽弁はいびつな形になりラインも凸凹になっていた
主治医手書きによる診断
ISACHC評価では グレードはⅠ~Ⅲ
簡単に尋ねると
Ⅰ 正常 投薬の必要なし
Ⅱ 投薬が必要 投薬により心臓を補助する(珠緒:咳・肺水腫)
Ⅲ 投薬で生命を繋げる 重症
珠緒はⅡにあたり悪化していた。
心臓の現状は。
『僧帽弁閉鎖不全』
左心室拡大で気管圧道がある事により咳が出る
肺水腫(経度)息の荒さがある
大動脈では狭乍・逆流を確認(軽度)
『三尖弁閉鎖不全症』
現状維持グレード3
肺高血圧症
肺動脈弁逆流(軽度)
追加症状は肺動脈弁逆流になる。
心臓を患うコに多いひとつに肺水腫
肺水腫なのかどうなのか?今後も起こす可能性は大きくて
注意しなくてはならない。
参考として呼吸数評価がある。
主治医にも聞くが 40回/分
1分間に40回の呼吸数を超えれば肺水腫を疑う
30回以下/分 正常
~40回/分 息苦しい・荒さ 少しの異変が出始める
なかなか寝れない、体を起こす、頭を上に上げる、口ぱく等。
咳、水を感じさせるような濁り音の咳。
普段から胆石によっても見られる症状・・・で、
主治医も珠緒ちゃんへの判断は難しいところですね。
全くです・・・。
そしてレントゲン
肺水腫の水引きが若干感じられた
この日もそのまま水分制限で対応する事になった
青丸は気道である
下の臓器は心臓である。
心拡大により気道が下から押し上げられてしまい
つぶされてるようになっていた。
一気に通り道が狭くなっている。
心臓の薬なしでは今後は厳しい状態になる。
心臓の働きを良くする強心薬が今後の服用で追加される。
ピモペンダン 強心薬の中でも軽いタイプのもので、
薬に敏感な珠緒にまずはピモペンダンから開始する。
のちのち他の薬も追加したいと聞くが、敏感な故に慎重にひとつずつ開始となった。
また咳が酷く気道に炎症がある為に
消炎として1度きりのステロイドを注射した。
細菌性肝炎の最中にステロイドを使用する事は
本来ならばご法度だ。
免疫力を下げてしまい、細菌を野ざらしにしてしまう。
今回は咳で辛そうな様子を見兼ねて、1度きりで処置しましょうとなる。
そして毎日の水分摂取量は
550mlから450mlへと今後は変更となった
100ml減る事 致し方ない…
心臓を珠緒を守る事に必要だが大きな量だ。
今後の与え方、管理も調整となる。
心臓に対しての食事療法は減塩である。
低ナトリウムで対応が必要だ。
珠緒はもともと低ナトリウム血症なので
ナトリウムに関しては気にしなくて良い。
むしろ低過ぎに注意をして増塩だ…。
いつの間にか軽症から悪化になっていた心臓は。
老化現象の進行でもあるがタイミング的に細菌性肝炎のダメージで
心臓に負担がかかった可能性が大きいかも知れないと話された。
頑張ってるよ 頑張ったね、おばぁ珠の内臓さん。
肝臓がこのまま良好経過であれば、肝臓への薬を減らせるかも知れないようだ。
膵炎での頑張りに肝パネルの不安定の代償
肝臓での頑張りに心臓への負担の代償
頑張るコたちは頑張った証がついてくるのかな。
内臓がきつきつ状態で体をまわしてくれてるのだね。
がんばルンバちゃんだね本当に!
強心薬を開始するにあたり、肺水腫も含めて
3日間安静が必要と言われる。
初めて薬の力で心臓を無理矢理働かせる為に
薬がしっかり効いてくる、身体に慣らす為。
肺水腫そのものはゲージレスト絶対安静にする事が大事。
おばぁ珠に?無理無理…
お散歩禁止で良いとなった。
抱っこわんぽはOK
その時は呼吸数が安定している事となった。
本日のおばぁ珠に続く
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