気圧1016hpa 18℃
良い天気のおばぁ珠地方
本日は多項目の血液検査の為、絶食のおばぁ珠。

5時のおばぁ珠 まだまだすやすやコ
最低限のお薬 抗生剤と強心剤だけ与えて
今日からより一層・・・
気を付けて病院に行かねば

いつもより早めに出発

びゅーんびゅーん風が強くて
風を飲み込んだのか・・・逆しゃっくりしていたね


車にのって出発だよ
本日より自宅からの病院ルートを変更する
遠回りしてでもバレないように行きたい
いつも利用する病院のルートは道に特徴があるのだよね
アスファルト道路だけどカーブがおおかったり、凸凹がある。
その時の揺れる感覚でバレてるようだものね。
平坦なストレートが多い道を選択して・・・
はじめからこの道行けば?とても渋滞するの
だから利用しなかった。

病院に到着したおばぁ珠
ふははははーバレてないぞ!
飼い主はガッツポーズをしていたね
病院に入って受付をしようとすると
お口あんぐり
受付電光板状況が既に30名を超えていた。
おばぁ珠の名前載らないじゃん!
9時予約なのに大丈夫かちら・・・みたいな。

受付をして外から様子を見ても
よしよし いいぞ
落ち着いているね
頭の良いコだから・・・今日は騙されたわんっで
2度目が通じるか分からないけどね
お仕事の日でも思いっきり勘違いするかもだし・・・。
9:02に呼ばれて
速やかに診察&検査をして
まずは珠緒ちゃんをすぐにお返しできるようにします。
体重
前回 5/17 3.12(夜間駆け込み時の為食事有)
今回 5/22 3.05(絶食)
経過報告
食欲 選り好み中で食べたり、食べれなかったりで落ちているようだ。
発作後は不安定さが際立っていた。
シリンジもストレスになるかと思い、職場以外の自宅では自分から食べれる形で与えていた。
よって栄養素のバランスが崩れているかも知れない。
排便時に構えがすぐに決まらなくて、そんな時のその後は様子がおかしい。
脚やヘルニア等で痛がる仕草は見られない。
犬生で初めて大きなてんかん様発作を起こしてからは、神経が高ぶりやすい。
過敏に反応する様子があって、僅かな震えを伴ったり右手や頭にピクピクと反射的な動きがみられる。
その都度に気を反らせたり落ち着かせる事で効してるか分からないが、幸いにも2度目はない。
相変わらず散歩は大好きで見た目は健康そうだ・・・。
しかし散歩中も苦手な音によく反応しており、安心出来る状態ではない。
落ち着かなかったたり、固まったり、テンションが高い様子がある。
5/17の発作動画をはじめて主治医に見せる。
珠緒の状態が落ち着いているようならば、爪切り・肛門腺をお願いする。
レーザーまでしたかったが拘束時間を考えてやめておく。
今日は血液でもてんかん発作を起こす場合があるので、項目を広くしてみましょう。
レントゲンはよく撮っているのでしなくて大丈夫でしょう。
フィラリアの薬が与えられる状況なのか分からないが、念の為にフィラリア検査もしましょう。
おばぁ珠を預けて診察室を出る。
約20分後に戻ってきて、はて初めて看護士さんから手渡されたよ。

お利巧さんだって えらいえらい
よく頑張ったね
何年も爪切りをしているが・・・こんなご報告用紙って
クレームでもついたのかちら?と思ったのはナイショ

少しの食事をさせて水分補給をしたコは
落ち着いて飼い主の上で寝んねこりん

頑張ったね 頑張ったね
ありがとうね
11時結果に呼ばれる
血液検査の結果

目に入った瞬間
肝臓以外の栄養素はやはり過剰だったかと想定内だった。
結果数値は
基準値超えは赤字表記
腎臓
BUN 基準値9.2-29.2 前回25.2→33.3
クレアチニン 基準値0.4-1.4 前回0.8→0.9
リン 基準値1.9-5.0 前回4.8→5.5
Hct 基準値37.3-61.7 前回59.0→今回57.0
BUNが上昇していた。
水分制限の影響なのだろうか?
Hctは基準値内である事から脱水及び水分は大丈夫のようだ。
リンが上昇している事からたんぱく質が負担になっているのだろう。
確かに飼い主の懸念があった。
食べれないコにドックフードに今回は頼る事が多かった。
低くなったカリウムの上昇と、自分から食べれる事の目的で使用した。
メーカーに問い合わせした時、リンの配慮はしていないと確認済。
発作直後の二日間は、シリンジで与えるのを控えておりストレスを考えて
自分から食べれる事を優先した影響だろう。
たんぱく質に注意しながらもうひと工夫を探そう。
肝臓
ALT 基準値17-78 前回 83→180
食欲が落ちて覚悟はしていたが、跳ね上がってしまったね。
AST 基準値17-44 前回 25→29 基準値内維持
ALP 基準値47-254 前回 645→575
ALTは上昇しているが・・・まだまだ緩やかに下がってくれている
GGT 基準値5-14 前回 12→123
ぶったまげた 危険領域になっていた。
後にまた考える。
TBil 基準値0.1-0.5 前回 0.2→0.2
GGTが大きく上昇して黄疸指数が気になったが変動はないようだ。
CRP 基準値0.00-1.00 前回 0.00→0.00
肝臓の上昇で細菌性肝炎の細菌が増殖したかと懸念したが、
白血球やCRPには異常はなかった。
抗生剤への耐性もまだ大丈夫のようだ。
CPK 基準値49-166 今回123
基準値外だとてんかん系発作が出るとの事
Tchoコレストロール基準値111-312 前回4/21 208→275
カルシウム 基準値9.3-12.1 2/27前回4/21 9.7→10.8
TG総タンパク 基準値5.0-7.2 前回6.0→6.2
アルブミン 基準値2.6-4.0 2/27前回 2.8→2.8
カリウム 基準値3.8-5.0 4.0→4.8
ナトリウム 基準値141→152 前回134→136
クロール 基準値102-117 前回96→今回104
本日の血液検査では肝臓の悪化が分かってしまったが、血液上では発作を起こす原因はなかった。
てんかんの話になった。

血液の数値が問題で起こる発作は、頭蓋外疾患(反応性発作)とされている。
例えば肝性脳症・中毒・腎不全・・・尿毒症
低血糖やカルシウム欠乏や電解質の異常等もある。
検査では該当なし。
MRIや脳脊髄液の検査を経て脳疾患であるかどうかを調べるのが一般的だ。
しかし高齢者であり全身麻酔のリスクや身体負担が伴うので、主治医もお薦めしない。
本来ならば原因を追究する事によって、治療(対処)方法も異なる。
検査をしない上で考えられるのは
・脳に腫瘍が出来た可能があるかも知れない
・検査をしたとしても異常が見られなくて、昨年から飼い主の報告を考えると脳神経からのものか。
2点考えられる。
腫瘍ができる可能性について
病院に出発する朝に飼い主は考えていたのだけど、ゼロではないと思う。
ここ最近では副腎に腫瘍、気管支&心臓付近に腫瘍、肺に腫瘍と多発発生している。
現在のところは悪さをするタイプではなさそうだが、確実に成長しているのがレントゲンでも分かる。
もしかすると脳にも腫瘍が出来て神経に影響が出ているのかも?
そうなると頭部の問題である症候性てんかんと位置づけされる。
抗痙攣薬・抗生剤・ステロイド・脳圧降下剤等が必要になる。
頭部検査で異常が見られず正常の場合は。
原因不明として特発性てんかん・疑症候性てんかんと位置づけされる。
抗痙攣薬(抗てんかん薬)による永続治療が必要になる。
頻度によるが主治医の考えとしては、1か月に2回以上or1か月に1回が2回続くと内服を開始すると言う。
夜間獣医とはまた異なるタイミングだね。
最終的には獣医の意見より飼い主の決断になるのだろう。
抗てんかん薬の内服については。
何しろ薬にとても敏感なコだ。
副作用が少ないと言われる薬でも漢方でも、何かしら現れているコだ。
西洋の抗てんかん薬も副作用は改善されているが、珠緒の不安定な体調には負担が大きいかも。
まだ一度の発作である事と、様子を見ながら薬は西洋でも東洋でも追加していく方向でどうだろうか。
漢方でもてんかんを予防できるものがあるが、主治医は西洋医学寄りなので
同病院に東洋に力を入れてる獣医がいて、漢方ならば珠緒ちゃんに合うように複数調合する事が出来ます。
一度その獣医の診察を受けてみてください。
今日は色々お話して。
精神不安定から来るものだと仮定してのアプローチを開始する事にした。
不安やストレス・神経の高ぶりで発作を誘発しているかもとの見方になる。
精神を落ち着かせる作用がある漢方と、現在服用中とは別の免疫を補助する漢方を処方してもらう。
次回経過は肝臓系が心配な数値になっている為に、一週間後になる。
漢方獣医の診察って・・・珠緒にまた負担だ
次回5/29(日)に9時主治医の予約がとれている。
漢方獣医の予約を同日の午前中に出来ればと思ったが・・・生憎いっぱいだ。
普通に診察順番待ちを同日にしてみようと思う。
うまくいけば・・・
9時主治医と検査結果待ちの間に漢方獣医に見てもらえるかもなんて・・・。
病院に行くまで見事に騙されてくれた、おばぁ珠。
落ち着いてよく頑張ってくれました。
帰り道は・・・
キュン キューーーンっと病院は嫌だっていってるのに~!
早くご褒美頂戴よーなんて訴えに聞こえる鳴きをしていたね。
途中で止まってミニわんぽをしたが、るるんばちゃん過ぎて、ヒヤヒヤ(笑)
発作を起こさずに無事に帰宅できました。

お食事をして昼寝のおばぁ珠
エライエライよ 本当に
15:00 お目覚めのコ
今日はまだ暑いよ

自宅前の日影コースでミニわんぽ

風さんが強くてご機嫌ちゃん


良い感じで歩いていたコだけど
鳥の鳴き声が近いと気になった時

案の定 耳の反応が大きくて立ち止まる

何 この音?

不安そうな顔になった
抱っこして大丈夫 鳥さんの挨拶だよ
鳥の声なんて珍しくもないけど
発作をしてからは敏感な様子で精神が不安定だ

さぁ 帰りましょうか
おばぁ珠を寝かせながら検査結果になんでだろうと思う飼い主。
色々なんでだろう、なんでだろうが始まっちゃってね。
二週間前の結果は悪くなく肝機能の上昇などは、毎度の繰り返しのひとつで珍しくはない。
突然にGGT(γ-GTP)が抜き出るように上昇した。
おばぁ珠から考えられるのは胆管に疑いを持つが、ALPは何故上昇していないのだろう。
経過を見ていくとALTが上昇していると、並行かのようにALPが上昇している。
GGTがぐんと上昇しているのに今回のALPは下がっている・・・。
てんかん様発作が関係したりするのかな?
ストレスが過剰になると身体にどんな影響が出るのだろう。
そこから調べてみた。
分離不安からてんかんのような発作が起きる事はもう確認した。
過剰なストレスは血行が悪くなる事により血液がドロドロになる、血圧が上昇する、
血管に血栓ができやすくなり脳梗塞など起きやすい。
ストレスから自律神経のバランスが崩れて、イライラ・不眠・食べ過ぎなど、
良く聞くのは胃にきちゃったなんて、食欲不振や胃炎&胃潰瘍。
血液上ですんなりヒットはしないが、くぐってみると。
飲み過ぎじゃないのにGGT(γ-GTP)が上昇したって例を見て、
食生活に注意しても改善されず原因は仕事によるストレスなんて事もあった。
疲れは肝機能に影響もする。
酒を飲まないのにALTが上昇する場合があると見た。
ストレスから食べ過ぎて糖質が多くなる事で肝臓に負担がかかり、ALTが上昇。
細胞が破壊されて死滅・修復してもGGT(γ-GTP)が上昇して影響が出る。
そして疲れに視点を置いた見方だと、GGT(γ-GTP)が上昇。
ストレスが多いという見方もあるのだと知る。
また肝機能が悪くGGT(γ-GTP)が高く上昇する場合は、肝不全の手前・・・
脂肪肝を示唆する場合があるとも知る。
肝臓は修復作用が強い臓器でもあるが、死滅した細胞の箇所は繊維化されてしまう。
その繰り返しが多いと肝臓がんだったり肝硬変になりやすいようだ。
脂肪肝だったり、肝臓がんにしても、おばぁ珠の肝臓は頑張り過ぎる程頑張ってくれているから、どれも有りえる事だなとも感じる。
胆石を保持するから胆管閉塞の可能性も否めないが、『ストレス』はGGT(γ-GTP)に大きく影響が出ると知った。
不安やストレスからで誘発されたと仮定してみている発作。
もしかしたらGGT(γ-GTP)に影響が出てもおかしくはないよね。
知り得たお勉強で安心などは出来ないけれども、知らないよりは良い。
今は経過を見守り2度目がないように配慮で対応できるものなら努める事。
そしてリンが上昇しているから食事に気を付ける事。
遅くなりましたが検査の報告となります。
昨夜のうちに更新したかったのだけど・・・口ぱくTimeが来たり
まだ精神面も敏感で更新が遅れました。
更新日付は5/22とさせて頂きます(*_ _)
頑張るべ頑張るべっ
本日のおばぁ珠に不定期に続く
がんばルンバちゃんの細胞さんに
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