おばぁ珠が緑内障で、完全に失明したのが昨年の11月。
それまでは、室内では日常的にボール投げやロープ遊びがされてました。
いつもの場所にボールがあって、足元に当たって気がついても
あんなに大好きだった遊びおもちゃには関心が薄れてました。
足元に転がってるのも危ないと判断し、おもちゃは棚の上に移動しました。
ただ、靴下だけぽいっと転がしておく。
当たっても危なくないし、何かのときにおばぁ珠が遊んでくれればと思って。
しかし、自分から遊ぶことを忘れたかのように・・・
遊んで催促がめっきりなくなりました。
寂しかったです。
散歩ではいつもの様子を見せてくれましたが、
家の中での様子では、当たり前にしてた日常的な姿が見れなくなりました。
失明によっての精神的な傷つきなのでしょうか。
おばぁ珠には深かったようで。
最初のうちは不安を取り除くことから初めました。
とにかく少しでも一人になると、すぐ泣き叫ぶ様でしたから。
ストレスや興奮は、緑内障にも良くないし内臓疾患にも影響があります。
飼い主がトイレに行くのも、風呂に行くのも、洗濯を干しに行くのも・・・
全て一緒に連れて行ってやりました。
そんな状態でしばらく続けてました。
月日の経過と共に、
見えてなくても飼い主は何処かに居ると理解してもらう作業に。
少しずつ距離を置き、おばぁ珠がそばにいないと気がつき・・・
初めのうちは泣きました。
探すことをしてもらうため、声を掛けてタッチしすぐそばを離れる。
おばぁ珠が探して辿り着けたら褒める。
子犬へのトレーニングのような作業をしました。
その繰り返しで距離を伸ばし・・・違う部屋に行っても探せるように。
現在は失明して9ヶ月目になります。
ようやく・・・ほんとに長いこと時間がかかりましたが、
現在のおばぁ珠は、一人でも大丈夫なようになりました。
今ではおばぁ珠がキッチンでそのまま寝ている状態で、
飼い主がキッチンから黙って別の部屋に移動しても、
おばぁ珠は泣くこともなく自分から探し、飼い主のそばに来ます。
それは、嬉しそうに。尻尾をふって。
偉いね~探せたね~よしよし。
当初のおばぁ珠の様子を知る飼い主からしてみれば、もの凄い進歩です。
嬉しく思います。
そういう行動が出来るようになり始めたとき。
また別の変化がありました。
ある日、別の部屋に転がっていた靴下を咥えてテレビを見てた
飼い主の前に差し出してました。
すごく驚きました。
ひとつの行動にスイッチが入り出すと、現在では下の画像のように
退屈してるようだと自分から遊びを求めるように。
動物とはいえども、心はあるし、見えなくなったときの反応も
それぞれなんだと思います。
初めから上手に歩ける子がいれば、そうでない子。
不安がらない子がいれば、不安がる子。
やはり不安から取り除くことが大切なんだなと思いました。
おばぁ珠には、おばぁ珠のペースがあるように。
少しずつでしたが、この頃になって失明前と同じような
過ごし方を取り戻しつつあります。
いや、見えてない事を除けば・・・ほぼ同じ生活空間だと思います。
諦めないこと、辛抱強く。
全ての失明されたわんちゃんに当てはまるか分かりませんが、
おばぁ珠も一時期はどうなるんだろうと酷い状況でした。
そんなおばぁ珠も、のんびりと取り戻してくれました。
失明されたばかりでどうしようと困られてる方の、
少しの参考にでもなれば幸いです。
カラーをしながら・・・逞しさを見せるおばぁ珠です。











こういう遊びをするようになったのも、先月からです。
失明してから初めて靴下を咥えて持ってきた姿に、、、、
涙したのは・・・おばぁ珠には内緒。

みんな仲良し
↓応援ポチッとお願いします。


