ぐだぐだくらぶ

ぐだぐだと日常を過ごす同級生たちによる
目的はないが夢はあるかもしれない雑記
「ぐだぐだ写真館」、始めました

二章思考と反射本能と理性

2010年06月11日 21時43分38秒 | 小説
続けてどうぞ
ちなみにとよくろさんに小説書いたって言ったらどういうオチかあてられました
たぶんこの章でだいたいオチがわかるでしょうが


学校で授業中二回ほど当てられた
わからなかったので答えられなかった
周りの人たちはわかっていたようだ


宿題を忘れたので学校に残された
家に帰ってもやることがないのでそんなに気にならない

案の定、帰りが遅くなった
家が近ければと思いながら帰る

たまたまいつも通らない道を通った
いわゆる近道
いつも周りにひとけがないのであまり通らないが急いで帰りたかったのでなんとなく通った

この選択が後の自分の人生に大きな影響を及ぼすとは知らずに


ひとけがないので少し自転車のペダルを速く回す暗い夜道に自転車の音だけがひびく
いくら高校生でもひとけのない暗い夜道はこわい

しばらく進むとなにかが道の真ん中にあった
少しペダルの回転が遅くなる

さらに行くとはっきりわかるようになってきた

どうやら人のようだ

勇気を振り絞り自転車をとめ駆け寄る

「大丈夫ですか?」
近づいて気づいたが手から血がでている
暗い夜道がおれの不安を煽る

「に、逃げろ」
倒れている人が、かすかな、だがはっきりと聞き取れる声を出した

とたんにパニック状態に陥り、慌てて辺りを見渡す

それは確かにそこにあった

高さは人間と同じくらい
だが明らかに違う

人間にわずかに残っている生物的本能が全力で全身に危険を知らせる

しかし、危険の少ない生活に慣れている体は動くことができない

倒れていた人がおれを突き飛ばし、立った。

そのときその人がしていた表情をおれは今でも覚えている、いや忘れることができない

言葉で表現することはできないが、ただ自分が今まで見てきた人の表情、今までの生活の中では見ることのできない表情だったことを


そして倒れていた人が動く

手に持っていたなにかを腰に巻きつける

聞き慣れない電子音のあと人を挟むように2つの光の壁が現れ、その人を包み込んだ

そこから人が消えた

正確に言えば何かが現れた

今まで見たこともないもの

高さは人と同じ

しかし人工的であった

その後のことは覚えていない
気がつくと倒れていた人が持っていたものが自分の側に落ち、倒れていた人が肉と骨の塊となって危険ななにかの餌になっていた

そこからは鮮明に覚えている


二章終了

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (イーチャン)
2010-06-11 21:48:31
次回のオチは自信あるの?
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いい黒歴史だ・・・ (ルーイ)
2010-06-11 21:58:05
ここで変身!とか言ったら怒るよ

なにせ今頭の中では主人公とライが被りかけてるんだから
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Unknown (ライ)
2010-06-11 22:07:31
あんまり期待しないで
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Unknown (ホロ)
2010-06-11 23:06:29
倒れてた人は変身したのか?
変身だとしか思えない。
俺の想像力が乏しいのかな。
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ちょっとダークなヒーローもの (キョッピー)
2010-06-11 23:08:39
文章にするとなあ・・・。
ライ○ーは映像だからいいのかも
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よくある展開? (ライ)
2010-06-11 23:29:38
この話はフィクションです。
ライには関係ありません。

というよりわりきって
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Unknown (イーチャン)
2010-06-12 05:58:46
でも自分を主人公に意識はしてるでしょ?明らかに。
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Unknown (ライ)
2010-06-12 10:21:35
まぁ少しはね
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