「止める」か「停める」か

2005年05月18日 09時54分53秒 | ゲスト
こんにちは、kakiです (^^)/

ついに、今年は娘の通う保育園の役員になってしまいました。
いつかはやらねばならぬとわかっていても、できれば避けたい道だったのですが、
もうお世話になって3年目ですから、いよいよ逃げられなくなりました (^^;)

しかも前会長さんの、「ただでは帰さないわよ~」という視線をひしひしと感じて、
思わず、「しょ、書記なら…やります」と自分から言ってしまいました(汗)。
ということで、今年はクラス役員であり、
さらに役員会の書記を務めることになってしまった私です(トホホ…)

書記さんの主なお仕事は、パソコンを使った書類作成です。
前会長さんから
「過去の書類に誤字があるかもしれないから、一応確認してくださいね」

まあ、それなら仕事の延長みたいなものです。

「ほらほら、これなんか誤字じゃない?」
と見せていただいた昨年度の書類。

ここへ自転車を止めないでください
ここへ車を止めないでください

へ? これ、誤字?

“止める”って、こういう字じゃないわよね。“停める”よねぇ」

あっ、そうか。そういうことね。
「それは確か……」
と言いかけてやめました。
家帰って、調べてみよ……。

辞書を引くと、やっぱりそうでした。

【停める】 →常用漢字表の音訓外

となっています。
常用漢字であっても常用漢字表に掲載されていない読み方だということです。
例えばほかには、

関(かか)わる・彼(あ)の・逸(そ)らす・彼処(あそこ)

など、いろいろあります。
意外に思われるのは、

私(わたし)

これは、常用漢字表では“わたくし”と読むことになっているのですね。
表に基づいて堅苦しいことを言えば、
“わたし”と書きたい場合は平仮名で、ということになります。

でも、でも、
時と場合によっては、常用漢字表の枠の中の漢字で表現するよりも、
常用漢字外・音訓外・当て字…
そういう文字を使ったほうがより効果的ということは多々あります。

私の個人的な感覚でいえば、
“思い”“想い”としたほうが、
胸のうちに込められたものを表現できるような気がします。
コーヒーを“煎れる”としたほうが、香りまで伝わってきそうな感じがします。
これは、どちらも常用漢字外になっているのです。

常用漢字表は、文章を書くときの一つの線引きのようなものです。
私たちの仕事でも、表記に関してはかなりシビアです。
でも、自由な文章を書くときには、
この漢字の面白さを生かしてみるのもいいと思います。
いろーんな表現ができますもんね。(*^_^*)

おっとっと、話を戻します。
そういうわけで、前会長さんが指摘された“停める”は音訓外字でしたので、
“止める”と書くのが一般的だということになります。

しかし、まあ、
これ、一通り説明するのはかなり理屈っぽいですね (^^;)。

いやいや、いろいろ勉強させていただきました。
何事も自分でかかわってみるものです。 m(_ _)m


by テープ起こしグループ鸞 -Ran- kaki

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