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統合失調症の妄想、脳の訂正機能が低下している可能性

2020-04-16 | 医学
 東京大大学院医学系研究科の河西春郎教授や柳下祥講師らが、「統合失調症で妄想が生じるのは、脳で間違った学習を現実に合わせて訂正する機能が低下している可能性が高い。」と発表(3月22日)。論文は英科学誌ネイチャー電子版に掲載。
 統合失調症は約100人に1人が発症するとされる。幻覚や妄想などの症状がある。若年での発症が多いが薬の効果は限られている。統合失調症の薬は神経細胞でドーパミン受容体の働きを妨げるが、なぜ効くかは不明だった
 河西教授らは、マウスに低い音を聞かせ、水が飲めると学習させる実験を行った。その際、脳の「側坐核」と呼ばれる部分を調べると、神経伝達物質「ドーパミン」の濃度が上昇し、ドーパミンを受け取る1型受容体のある神経細胞群が働いて水を飲める条件を学んでいた。次に高い音を聞かせると、実際には水が出ないのにマウスは水をなめようとした。ただ水が期待通り出てこない周波数は学習し、水を飲む動作も減った。
 脳のドーパミンの量を過剰にすると学習できなくなった。統合失調症の薬でドーパミン受容体を阻害すると学習できるようになったことから、ヒトではこの学習障害が妄想を引き起こすとみている。
 統合失調症患者の治療には、2型受容体に作用する抗精神病薬が使われている。今回の研究により、ドーパミンが過剰になり、1型受容体の神経細胞群により誇大な妄想が生じた場合、抗精神病薬を使うと現実に合わせて訂正されるという仕組みが考えられるという。

 天気は晴れ。風もなく、穏やかな日だ。
 駐車場の”ユキヤナギ”の花が満開だ。枝が弓状に湾曲して真っ白い花が咲いている。開花してから暫くたつから、散り始めるころかな。
 ”ユキヤナギ”の花は白い小さな花の集合で、名の如く雪が降り積もった様見える。中国名でも”噴雪花”と見た様子が分かる命名である。
 名(ユキヤナギ:雪柳)の由来は、柳(やなぎ)の様な葉と枝(枝垂れ)に雪の様な白い花を咲かせるからと言う。名に”ヤナギ”と付くが”ヤナギ(ヤナギ科ヤナギ属)”の仲間ではない。柳の様な葉は細長い披針形(ひしんけい)で、別名に小米花(こごめばな)や小米柳花(こごめやなぎ)があり、この花が咲く様子を表している。
 ユキヤナギ(雪柳)
 別名:小米花(こごめばな)、小米柳花(こごめやなぎ)
 学名:Spiraea thunbergii
 バラ科シモツケ属
 落葉低木、丈は1m~2m
 日本原産、中国原産説もある
 開花時期は3月~5月
 花は径7mm位と小さい
 花色は白
 ピンク色の蕾の”紅花雪柳(フジノピンク)”がある
  園芸品種、雪柳の赤花品種
  蕾は綺麗なピンク、花は薄桃色の白
 若葉が黄金色の”黄金ユキヤナギ”がある


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