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奈良・御所の中西遺跡で弥生前期最大の水田跡が見つかった

2019-11-22 | 歴史・考古
 県立橿原(かしはら)考古学研究所が11月20日発表した。
 弥生時代前期後半(約2500~2400年前)の水田跡が確認されていた奈良県御所(ごせ)市の中西遺跡で、新たに約3500平方メートルの水田跡がみつかった。水田跡は延べ約4万3千平方メートルで、これまでに確認された弥生前期の水田跡では全国最大規模とみられる。弥生時代初めに稲作が朝鮮半島から日本列島に伝わってまもないころ、奈良盆地で灌漑施設をそなえた大規模な稲作が営まれていたことが明らかになった。
 橿考研によると、京奈和自動車道の建設工事に伴い、今年4月から約6千平方メートルを発掘調査した。出土した水田跡の数は410区画、1区画あたりの面積は平均約9平方メートル。小さなあぜで区画され、表面には人の足跡も残っていた。川とみられる跡もみつかり、両側に田んぼがつくられていた。弥生前期末(約2400年前)に洪水の土砂で埋まったとみられ、一帯の水田の広さは約10万平方メートルを超えていたと推定される。
 因みに、弥生前期の大規模な水田跡は服部遺跡(滋賀県、約1万8700平方メートル)や池島・福万寺遺跡(大阪府、約1万8000平方メートル)などで見つかっている。弥生後期(約2000年前)になるとさらに大規模化し、登呂遺跡(静岡県)では約8万平方メートルの水田跡が発見されている。
 弥生時代の水田に詳しい大阪府立狭山池博物館の工楽善通(くらくよしゆき)館長は「稲作が最初に伝わったとされる北部九州でも、これほど大規模な水田跡はみつかっておらず貴重な成果だった。今後は稲作を営んだ人が暮らした集落跡や墓地の発見に期待したい」と話す。
 ◆現地説明会
 現地説明会は11月23日午前10時~午後3時。小雨決行。駐車場あり。
 問い合わせは橿考研(0744・24・1101)へ。

 今日の天気は曇り~晴れ。雪や雨は降らない。
 お庭の壁際で”ヨウシュヤマゴボウ”の実を見つけた。大部分の実は萎びており、ホシブドウの様だ。”ヨウシュヤマゴボウ”は秋に良く目にする雑草だ。果実はぶどうの様に沢山付き、熟した実を潰すと赤紫色の果汁が出る。この汁は強い染料となり、インクベリー(Inkberry)とも呼ばれる。秋には紅葉し、紅葉や果実の付いた枝が綺麗なので花材に使われることがある。
 でも、”ヨウシュヤマゴボウ”は毒草で、毒はアルカロイド(神経ホルモン様)、サポニン(界面活性作用があり細胞膜を破壊)などで、毒性は根が最も強く、果汁には少ないと言われる。もちろん、食べない、果汁も直接皮膚に触れない様に。
 ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)
 別名:アメリカヤマゴボウ
 学名:Phytolacca americana
 ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属
 多年草、丈は2m程になる
 原産地は北米、明治後に雑草化した帰化植物
 開花時期は6月~7月
 熟した実は黒く、ブルーベリーに似る


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