星野かえるのひとりごと

HOSHINO Kaeru's monolog

ゲド戦記。

2006-09-06 19:26:06 | 映画
今年16本目に見た映画です。
以下、ネタバレします。ご注意下さい。

残念ながら、みなさん言われてます通り、
あまり宜しくない作品でした。

ストーリーの起伏が緩やかだったのが主な原因かと。
あとは非難轟々の、最初と最後のちょっと残酷なシーンですね。
この場面自体は、さほど悪いとは思いませんがね。

今までの「明るくホットなジブリ」をイメージして見てしまうと、
今回は全く毛色の違う作品なので、みんな驚いたんだと思います。

トトロが好きな人は、ゲドは余り好まないでしょうし、
トトロが嫌いな人は、ゲドの方が好きでしょう。
私は元々ジブリが好きではないので、アンチ・トトロ派ですが。
今年見た映画16本の中でも、ワーストの評価をせざるを得ません。

ジブリの持ち味だった「可愛いキャラクター」が居ないこと、
全体的に暗く、ローテンションであること、
笑うシーンがほぼ皆無であることなどから、
「楽しさ」「娯楽」という点では、評価は低いです。

僕からの個人的かつ簡潔な感想としましては、
「萌えどころが殆ど無い」でした。
数日前に、萌え満載の作品を見ているので余計に(笑)

そうは言っても、良かった所もあるんですよ。

まずは、テルーの唄を最後まで歌い切ったところ。
監督作詞の歌詞は素晴らしいですし、
吐息が入った歌い方も最適でした。

それから、麻薬の話。
バッタもん売りの話。
鉄の首輪をつけた人身売買。
首輪アレンを助けるゲド。

また、背景のクオリティが非常に高く、
いちいち「数秒しか見れないのが勿体無い」と思いました。
動画が劣って見えるくらい、素晴らしい背景でした。

割と現代社会に沿った話です。
現代への問題提起というか。
「リアルである」という意味では、
今までのジブリ作品より、優るでしょう。

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