星野かえるのひとりごと

HOSHINO Kaeru's monolog

氷空の花束。

2008-09-12 22:36:12 | 映画
今年のピカチュウムービー。
かんしゃポケモンが主役ということで、今回は見る気が起きにくく。
プラチナの発売を目前にして、やはりシェイミが必要だろうという汚れた理由で見てきました。
以降、ネタバレです。

『感謝することは大切だ』みたいな話なんだろ、どーせ。みたいに思っていたわけですが、
その予想はあっさり打ち砕かれます。

シェイミ、まさかのツンデレ(笑)

「ミーに感謝するでしゅ」とは言うけど自分は人に感謝しない、という子。
なんかそれって身につまされる。こうして文字にしてみると。
『感謝は大事』という説教臭さは思った程感じられなかったです。

むしろ別の訴えが、私には感じられました。
『反転世界』という異次元空間が出てくるのですが。
以下のような特徴があります。

・反転世界の重力は所々弱かったり、重かったりする。
・現実世界の歪みによって、反転世界に毒ガスが発生する。
・反転世界から出ずに、現実世界を攻撃することができる。

以上のことから、反転世界はネットの揶揄なのではと。
自分は安全圏内に居ながら、大きなダメージを与えられる場所、というかね。
劇場版相棒もネットの誹謗中傷を扱っていたので、余計にそう思ったのかな。

そう考えると、さり気なく風刺が利いている作品でした。
劇場版ポケモンは今までにも風刺を描くことがあったのでね。

レジギガスがまさか味方として出てくるとは思いませんでしたね。
敵だと思いますよね、あのルックスだと。
見かけで判断しちゃいけないな。
レジギガスの鳴き声が「レージーギーガースー」だったのが面白かったです。

『氷空の花束』の使い方はスゴク良かったですね。

うーん。でも、総評としては「もう一声っ!」ってかんじがしました。
スクリーンいっぱいのポケモン達、という場面があんまりなかった気がします。
そう言えば今回は二本立てじゃなかったし。
ポケモンミュージカル的な要素が欲しかったなあ。

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