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パイオニア vs ナビタイム 携帯ナビ訴訟

2010-12-07 08:19:11 | 知財経営事例
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パイオニア vs ナビタイム 携帯ナビ訴訟

おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です。

知財経営のコンサルティングのために宇都宮に来ています。

ナビタイムジャパンが携帯電話向けに提供している『EZ助手席ナビ』について、特許権侵害だとしてパイオニアが訴えていた件。

昨日(12月6日)、東京地裁は、パイオニアの訴えを退けました。

サーバーが車内にあるナビタイムのサービスは、それが車外にあるパイオニアの特許発明とは違う、ことが理由のようです。

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訴訟内容の検討は別のソースに委ねるとして、ナビタイムジャパンについて少し述べます。

同社は、東京農工大学の講義で事例としてよく取り上げる会社の一つ。

同社社長の大西啓介氏は、1965年生まれ。上智大学大学院の電気電子工学博士後期課程修了後、父親が代表を務める大西熱学に入社しました。

その後、菊池新氏(現・副社長)と二人でトータルナビゲーションの検索エンジン開発を始め、96年には社内ベンチャーとして経路探索エンジンのライセンスビジネスを立ち上げました。

同社を立ち上げたのは、2000年です。

スピンオフ型のベンチャー成功例の一つと言えましょう。

母体が父親の経営する会社である、という点だけを見れば確かに恵まれた環境だったかもしれませんが、並大抵の努力ではなかったはずです。

ところで、本日現在の同社の特許公開公報の件数は354件。

同じく特許件数は175件。

これだけの特許網が築かれると、第三者はなかなか参入できませんね。

大西氏のような起業家がもっともっと出て来てくれることを心から願っています。

今日もお読みいただき有難うございます。

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