
みなさまこの広告をご存知でしょうか?
これは昔のカルピスの雑誌広告で「暑中見舞い編」です。
この他に「カルピスは初恋の味」というキャッチコピーもありました。
このコピーも記憶に残っていますという方も多いのでは!
これらを懐かしく思われる方は昭和の方々ですね。
平成生まれの方々はこの広告を見てどのように感じるのでしょうか?
興味のあるところです。
このパナマ帽を被った黒い人物のマークは以前カルピスの会社のマークでもありました。
当時、日本の「黒人差別をなくす会」という団体が「典型的差別」と指摘し、抗議をしたことにより1990年1月からこのマークの使用が中止となったのです。
同様なケースとしてタカラの「だっこちゃん」マークも使用中止となりました。
この時代に特に米国での黒人差別が問題視されており同調する声もあったので、事を荒げないための苦渋の決断だったのでしょう。
果たして当時の日本に黒人はどのくらいいたのでしょうか?日本で黒人がdiscriminateされていたという事象を目の当たりにした方はどのくらいいたのでしょうか?
日本においてはあまりなじみはなかった様に思いますが。。。
(日本ではもっと別の問題が根強く残っていたと思います。。。⇒こちらに関しては島崎藤村の「破戒」を読んでもらえば分かると思います。「初恋」ではないですよ。。。)
時代が変わって今では黒人は人類の中でも最も身体的に優れていると言われるようになりました。スポーツ、特に陸上短距離などはほとんど黒人選手が上位を独占しています。
また、SEXYと表現されるようにもなりましたね。
現在のカルピス社のロゴマークを思い浮かべてみて下さい。すぐに思い浮かぶ方は少ないのではないでしょうか。
それに対してこのマークはひどくに印象に残りました。また、すごくセンスが良いと思っております。(ロゴの作者は当時のカルピス社の社長が公募で選んだドイツ人デザイナーのオットー・デュンケルスビューラーという方です。)
たまたま時代と波長が合わなかったためこのロゴマークの使用を自粛してしまったことは残念です。
現在のカルピス社のロゴマークはこれです。

最近ではCMでの長澤まさみさんのセリフ「カラダにピース。CALPIS」は耳に残りますけどネ。。。



