下でクレームのお話を書きましたが、そのエピソードに限って言えば、問題だったのは、その子供モデルと付き添いの叔母が「もう帰っていいよ」と言われるのを待っているのだろうな、という態度だったのでは、とふと思い出しました。
まあ実際「もう無理だから諦めて下さい」とは言わなかったと思いますが、なんの手だても無く、ただ諦めてもらうのを待っていた…そんな感じでした。 頑張って終わらせて上がって早く帰ろう、では無く…。叔母さんだと難しいかもしれないですが、頑張ってノルマを果たさなければ終わらない、帰れない、という認識では無かったように思います。
これもまた関西でですが、ある現場で大人モデルは早朝入り。子供モデルは夕方入りだったのですが、来てイキナリ、「先に終わらせてもらえますか?用事がありますので」とスタイリストさんに訴えたママがいて、ぶったまげました。
言われなくても、なるべく子供は先に終わらせて早く帰らせてあげようとみんな努力するものです…(泣)
時々バック紙、カメラ位置の関係(子供は背が低いので)で待たされる事もありますが、そういう時はしょうがなく、なんとか工夫をして待たなければなりません。
仕事の後、また仕事でダブルだったり、オーディションがあるといった場合はマネージャーから前もって現場に伝えられているはずなので、ママが直談判に来たという事は、プライベートの用事だったのかなぁ、と。
まだ小さいのだから、手早くちゃちゃっとお願いしまーす、っていうのは、現場サイドの台詞であって、ママが言うのはいかがなものでしょう。体調不良がある、とか傷が出来た、といったトラブルは伝えて頂くのはかまわないと思いますが。
また別件ですが、バック紙の前でどうしてもふざけてしまう子供モデルもいて、カメラマンさんも優しく、あまり注意もしないもので、よほど時間にゆとりがあると思ったのか、そのママは「微笑ましいわ」とただ我が子に優しい目線だけを注いでいたので、私がやんわりと「お母様が注意しないと終わらないですよ」と注意した事もあります。目は怒っていたかもしれません(爆)。
小さい子をなるべく早く終わらせてあげたいんです。何度も言いますが本当です。「けっこう長引く撮影もあるじゃん」と思うママもいるかもしれませんが、よりいい作品を作り上げたいからです。それでもその中でなんとかどこかで折り合って、早く帰らせてあげたい思いでみんな動いているんです。
そして子供を早く終わらせてあげるという事は、先に入っている大人のモデルを待たせているという事です。後から現場に入り、「お先に~」と早く帰ってゆく事が当たり前のような感覚になって欲しくありません。
こう書くと、現場ではママは貝のように黙っていなさい、と聞こえるかもしれませんが、そんな事は無いです。気遣いや気配りの気持ちを忘れないでもらいたいだけです。子供たちが笑顔で本番にのぞめるように、みんな動いてくれているんです。待ってくれている大人モデルたち、先に終わらせてあげたくて大人モデルの方の手を止めてくれるヘアメイクさん、スタイリストさん。どうしても用事がプライベートでもある場合は我々スタッフに伝えてもらえればいいですよ!(うまーく現場には前もって伝えるようにします)
また別の現場で「最近何センチの子が呼ばれてるんですか」とモデルのブッキングを担当しているスタイリストさんに質問しているママもいて、それも何だかなぁ,と思いました。現場慣れしすぎて、営業トークバリバリのママも(これまた別件)いて引きます。聞いて無いようで見て無いようで、回りのモデル、ヘアメイク、アシスタントさんたち、みんなしっかり見てますよ~。よその事務所の人だからいいや、という認識では困ります。これもまた何度も書いてますが、狭い世界なので、あっという間にこういう評判は伝わってしまいます。
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