雑感

こんばんは。

ホームページがほぼ完成致しました。

ずいぶん印象が変わったと思います、お子様ページで何か不都合があればご連絡下さいね。

今日の写真は本日のお仕事の物です、男の子は初めてのお仕事でしたが非常に上手でした♬

　


年が明けてオーディションのお問い合わせが非常に多く、資料出しにばたばたしております。

何件かのオーディションが終わり、結果が随時出て来ております。

オーディションは各クラブ、劇団等が多くの資料出しを行い、その中で選考があります。

この段階でかなり絞られます。

そしてクライアント、デザイナー、監督等を前にしたオーディションが行われます。

VPであればビデオを回します、スチールであれば写真を撮ります。

それを持ち帰り精査しもう1段階選考されるか、決定者が決まるかのいずれかになります。

どの段階であれ選考から外れる事は本当に辛い事です。

私が『次の機会に頑張りましょう』とメールを送りますが、これは慰めている訳ではなく

今回足りなかった部分を、レッスンを通じて次の機会までに修正して行きましょうと言う意味です。

私は過去に先輩に言われた事があります『書類選考に通過する事は実力、最終決定は運』

その頃は理解が出来ませんでしたが、今は分かります。

ただ、最終が運だとしても出来うる限り精一杯の事が出来ない場合は運すらないと思っております。

日頃努力をしない者は運に左右されるところすら行けないと思います。

結果が駄目だったらもっともっと頑張りましょう、それでも足りなかったらもっともっともっと頑張りましょう。

どんなに有名なモデルでも、役者でも、女優でも、ミュージシャンでも、みんな同じ経験をしていると思います。

プロモデルになると言う事はそういう事です。

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昨日のオーディションの内容、ご感想をメールでご報告して下さったお母様がいらっしゃったので、以下いくつか抜粋します。

「名前は元気に言えました。 としは？と聞かれ…
いつもは”なんさい？”で答えてたので黙ってしまいました 」

「幼稚園は楽しい？ と聞かれ、保育園。と答え… 」

「父役、母役が… (野菜好きなのに)食べれる!?で黙り…
お父さん役とお母さん役のモデルさん困らせてしまいました～ (ノ_・。)」

「寒いと思って、腹巻きしたり暖かいインナー着せたりで、
だるまさんみたいになってまして、胸張ってたってごらん　と言われました」
　
「入退室の大きな声でのご挨拶もできてなかったです。」

こういったご報告は非常に有り難いです。オーディションの内容は毎回違うもので、こちらが予想をつけて面接の練習をしていても、意味が同じでも、質問の仕方が違うだけで小さい子供は混乱するものなんだと、改めて知らされます。

お母様は近くで見ていて歯がゆいと思います。大人なら臨機応変な対応が出来ても、小さい子に難しい事はたくさんあります。

私たちも、年齢の小さい子には、もっともっと色んな質問の仕方を模索したり、高学年の子には「？」と思う質問に「もう一度お願いします」とか「よくわからないので教えて下さい」と逆に面接している相手の方に切り返せるくらいの度胸をつけさせたいと思います。

レッスンが始まる前のご挨拶やバック紙の上に立つ前、その後のご挨拶をずいぶんさせて来たつもりでしたが、まだまだ足りない部分があると知らされます。ポーズの時間を減らしてでも、オーディションを想定したレッスンにもっと時間を取りたいです。

照れを無くし、堂々と自分の決めのポーズをアピールできるようにする、色んな角度から自分を見つめる為にダンスレッスンがあり、大きい声を出し、目線や身振り手振りで自分を演出する力をつける為に演技レッスンがあります。小さいあんふぁんちゃんたちは、とにかくお母さんから離れて、やればできるという自立を促す事、しっかりしたご挨拶や、最低限のマナーを身につける事。それぞれのレッスンに、深い意味があり、苦手があっても時間をかけて克服して欲しいと思います。

ポーズレッスンが好きな子が多いのは、モデルクラブとしては大いに喜ばしい事ですが、好きな事だけやって自分にとって心地いい状態が好ましいと、ある一定のラインから先の仕事の幅も広がらないし、成長もぴたっと止まってしまいます。

とても厳しい言い回しに読めてしまうかもしれませんが、いずれも楽しくこなせなければ、伸びないものでもあります。物怖じしない子供を育てたものの、大人から見て、妙に鼻につく子供になって欲しくもありません。

親子共々楽しむ事がまず第一。でも回り（他の子役モデルさんたちや、不必要なネットの情報）にご父兄が振り回されない事。勉強やスポーツ、ピアノやバイオリンといった、努力した分返って来ると断言出来ないのが、この仕事です。だからこそ誰でも出来るものでは無いんですよ。