耳栓と精神安定剤と少しの音楽

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聴覚過敏、母子CM関節症、腰椎脊柱管狭窄症
について書いています

「死と乙女 」 赤川次郎 を読んで

2013-09-20 23:12:41 | 


結構前に買って、そのまま本棚に眠っていたものです


最初と最後の章が同じ話で、その間の章は上下2段に分かれていて違う話になっています

こんな説明でわかるかな?…

各章の題名も同じです

私はこういう形式の小説を読んだことが無いので始めはすごく驚きました

1つの小説で2つのストーリーが楽しめるなんて面白いなぁと

読み方は特に何も考えず、上の段を全部読んでから下の段を読みました

人によっては各章ごとに上下読む方法もあったのらしいですが、そんなことは全く私の頭では浮かばなかったです

第一、頭の悪い私がそんな読み方をしたら、話がゴチャゴチャになって混乱してしまうと思うので

まぁ、この読み方で良かったのだと思っています


肝心の話の方ですが、私としては正直イマイチでした

赤川次郎さんなので文章は確かに読みやすい、スラスラ読めてしまいます

でも、内容はというとどちらの話もうーん、、、って感じです

特に上段の主人公の行動は理解不能、どうしてそうなっちゃうの?って感じだし

下段だって、ホント「あんた誰でもいいのかい!!」ってツッコミを入れてやりたくなります


今まで、赤川次郎さんのベストセレクションばかり読んでいたから余計かな?


評価は

上段の話
 ★☆☆☆☆

下段の話
 ★★☆☆☆

こんなところでしょうか

でも、アマゾンの評価高いんだよね…

「ゴシック&ロリータ幻想劇場」 大槻 ケンヂ を読んで

2013-08-31 00:05:47 | 


オーケンの小説といえば、グミ・チョコ・パインのグミ編を読んで以来です

当時、高校性?だったかな?

何も知らないお子様だった私はその内容に驚き、男の子ってこんなんなんだと思ったものです

あまりのショックに続編のチョコとパイン編は読んでいないという始末…

今ならもういい大人だから読めるけど、読めるけど、読むならやっぱりあの時期だったんだろうね…残念


そして、もう一つオーケンといえは、これもまた、小説とは全然関係ないことだけど

筋肉少女帯、カウントダウンジャパンで2回観ました

楽しかったです、嬉しかったです、生オーケン

あぁ、また観たいなぁ…



で、本題ですが、短編集です

超短編です

可愛らしい話あり、ほろりとくる話もあります

それもそのはず

少女ファッション雑誌「ゴシック&ロリータバイブル」に連載されていたものだそうです


評価するのはちょっと難しいなぁ

全体的には良かったんだけど、いざ1つ1つの話を考えていくとどうなんだろう?…

でも、やっぱり、オーケン好きの私にとっては、またオーケンの小説を読んでみたいと思える1冊ではありました


巻頭歌-エリザベス・カラーの散文詩
 ★★★★☆

ゴンスケ綿状生命体
 ★★★★☆

妖精対弓道部
 ★★★★☆

メリー・クリスマス薔薇香
 ★★★★☆

夢だけが人生のすべて
 ★★★★☆

戦国バレンタインデー
 ★★★★☆

東京ドズニーランド
 ★☆☆☆☆

爆殺少女人形舞壱号
 ★★★★☆

ギター泥棒
 ★★★☆☆

ユーシューカンの桜子さん
 ★★★★☆

奥多摩学園心霊事件
 ★★★★☆

英国心霊主義とリリアンの聖衣
 ★★★★☆

ゴスロリ専門風店の七曲町子
 ☆☆☆☆☆

おっかけ屋さん
 ★★★★☆

新宿御苑
 ★★★★☆

ボクがもらわれた日
 ★★★★☆

二度寝姫とモカ
 ★★★★☆

サラセニア・レウコフィラ
 ☆☆☆☆☆

月光の道化師
 ★☆☆☆☆

ぼくらのロマン飛行
 ★☆☆☆☆


ちょっと甘かったかな

「D坂の殺人事件」 江戸川乱歩 を読んで

2013-08-23 22:02:09 | 
中村佑介さんのイラストが表紙の文庫を集めているのですが、ようやくこれで最後です

もう何冊読んだんだろう?1年以上かかってしまいました

D坂の殺人事件


短編集です

江戸川乱歩といえば、日本人なら知らない人はまず居ないでしょう

でも、私は読むのはこれが初めてでした

あの有名な「明智小五郎」が初めて登場するのがこの「D坂の殺人事件」なのです

短編集でありながら、とても印象的作品で、私にとっては特別な1冊になりそうです

面白いという表現は難しいですが、私はこういうのが好きです

特に印象的、私が魅力を感じたのは「虫」そして「石榴」ですかね


評価は…

二癈人 ★★★☆☆

D坂の殺人事件 ★★★★☆

白昼夢 ★★★☆☆

毒草 ★★★☆☆

火星の運河 ★★☆☆☆

お勢登場 ★★★☆☆

虫 ★★★★★

石榴 ★★★★★

防空壕 ★★★☆☆



江戸川乱歩がこういう作品を書いているのが知りませんでした

他の作品もぜひ読んでみたいと思います



「血とバラ 懐しの名画ミステリー―赤川次郎ベストセレクション〈10〉 」 赤川次郎 を読んで

2013-07-31 21:00:47 | 


読み終わって解説を読むまで気付かなかったのだけれども

「懐しの名画ミステリー」となっている

元ネタである映画があるらしい

どうりで、何か今までの赤川次郎の作品とは違うわけだと納得

中村佑介さんが表紙を描いたこの「赤川次郎ベストセレクション<1>~<10>」

の中では一番、あまり面白くなかったというのが正直なところ

短編集だからなのかなぁとも思うけど、やっぱり、

赤川次郎さん自身が考えた話ではないからなのではないかと私は思ってしまう


とりあいず、作品ごとに評価

忘れじの面影
…★★★★★

血とバラ
…★★★☆☆

自由を我等に
…★★☆☆☆

花嫁の父
…★★★★☆

冬のライオン
…★★☆☆☆