親子の関係というものは
動物の自然ななりゆきなのであろう。
家系が2千年間つづいてきたことには敬意を表するのほかはない。
少子化というべきか、
皇室にも少子化の波がおしよせているのか。
跡継ぎが女性一人になってしまった。
縁戚ががあるので、
そちらに引き継ぐことができるという。
だが、それが実現できるかは微妙となっている。
国民の多くに疑念が生じている。
男系、女系のはなしである。
器であれば女社長も可であろう。
皇室は簡単にはいかないようだ。
この問題は民主主義が問われる好機になっている。
皇室典範を改正すればいいのである。
ここで血筋論が登場するのである。
そこまでふみこまなくてもいいと思うのだが、
バリバリの天皇崇拝者はそれがゆるせないのだろう。
伝統的に男子優先思想が染みついているのである。
どうでもいいことのようだからどうでもいいと言えなくもない。
だが、天皇崇拝説は危険思想にもなりえる。
荒唐無稽論だからだ。
社会に害悪をもたらす。
すなわち、その人たちが国家の中心にその地位を占めているのだ。
一般庶民の中にも天皇は神であると思っている人がいる。
このせめぎ合いなのである。