明治時代はまさしく文明開化であった。
明治憲法は日本で最初の憲法であった。
天皇は神であったようだ。
江戸、大阪、名古屋。
室町時代でさえ天皇は神ではなかった。
日本書記、古事記が天皇物語を記した。
天皇の地位安定を諮る為であったろう。
今日の日本国憲法では「国民の総意に基ずく」とされている。
米国製の憲法とされるが、
新憲法が制定された背景は、
新国家を希求する米国の意志が色濃く反映されたものであったろう。
日本国民がこれを歓迎したのか不満であった一群が存在した。
それは、指導層にも平民の中にもあった。
天皇家は日本国民の中に浸み込んでいたのだ。
信長はともかく秀吉、家康は是認した。
存在感はゆるぎなかったのである。
明治の「尊王攘夷」はスローガンであった。
大義名分であった。
この意志が色濃く反映されたものが明治憲法の天皇条項である。
天皇を錦の御旗にしたのである。
だが、政は旧藩士たちがおこなった。
憲法は新しくなったが旧精神は生き残っている。
現在の皇室典範は昭和22年製であるらしい。
ここに、男系男子を押し込めた。
天皇史観がいかに根深いのかが読みとれる。
国連の人権委員会がここにクレームをつけたという。
日本政府は対抗として、
日本の拠出金をこの委員会には使わせないという発表をしたようだ。
皇室典範はともかく、
現代の日本国民の想いは奈辺にあるのだろう。
国粋主義者の塊もあなどれない力を持っているようだ。
国民は天皇の赤子である。
日本国は天皇のものである。
古き良き時代感が現代に生きているのである。
民主主義の力を示す時である。
旧守の抵抗をはねのけることができるのか。
投票で決すべきである。
日本の民主主義がかかっている。
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