9日の続きです。
午後2時半ぐらいに万座温泉に到着しました。
気温は6℃ぐらい。
寒いことは寒いですが、持参した上着程度でなんとかなりそうなので、
周辺を散策しました。
硫黄が噴出し、地面剝き出しの殺伐としたところと、クマザサを中心とした草木で緑に覆われた部分が混在しています。
山の入口にある湯畑から流れ出る川は強い酸性で、生物は生きられません。また、温泉の硫黄含有量は日本一とのことです。
ここが湯畑です。草津温泉の湯畑と比べると、自然そのままという雰囲気です。
湯畑の隣に薬師堂があります。中は見えませんが、ちゃんと薬師如来が祀られています。
薬師堂の横を通って展望台へと向かいます。
展望台は、上の写真の前方の橋を渡って右に行ったところです。
展望台に行った後は、左側に見えている「熊四郎山」を目指します。
展望台からの眺望です。
下の写真で遠くに写っているのは小野子山です。
あの白い木は一体何でしょう。何かの花?霧氷か何か?
では、熊四郎山に向かいましょう。
熊四郎というのは、人の名前ではなく、猟師が連れていた2匹の犬、「熊」と「白」からきているようです。飼い主の猟師が洞窟で休憩中、吠える犬たちをうるさがって首を切ってしまったという、後になって、犬たちは大蛇から主人を守るために吠え続けていたことが分かったという伝説です。
麓の風景です。
山を下りて少し歩くと、吹き出す硫黄により植物が育たない殺伐とした火山の風景とは対照的に、木々に覆われた湿地帯が現れます。
そこにあるのが「牛池」です。
自然豊かに見えますが、水は強い酸性なので魚などは生きられません。
生き物がいないがために、水の透明度は高く、水面は鏡のようです。
牛池という名前の由来は何か?
「善光寺に向かう途中、牛がここで溺れ死んだそうな」
「湯治に来た湯客が、ここに牛を繋いでいたんだそうな」
「湯客に牛乳を出すための乳牛を、ここで飼育していたんだそうな」
「湯治に来た湯客が、ここに牛を繋いでいたんだそうな」
「湯客に牛乳を出すための乳牛を、ここで飼育していたんだそうな」
諸説あり、定かではありません。
これで散策を終わり、後は温泉に入ります。風呂の写真は撮れませんが、最高の温泉でした。