あちこち散歩 写真日記

あちこち散歩したときの日記です。
歩きながら撮った風景写真とともに記録します。

続・霧ヶ峰

2024-07-30 | 日記
さて、蝶々深山からの風景写真を撮るのを楽しみにしていましたが、
豪雨のため、撮影どころではありません。
先月、雨に濡らしてレンズを壊したばかりなので、同じ過ちは犯せないし。
ということで、しばらく待ってみましたが、なかなか止まないので、
撮影は諦めて先に進むことにしました。

次のポイントは物見岩。

ここまで来ると、雨はほとんど止んでくれました。
振り返ると、車山の上空はまだ暗い雲があります。

一方、これから向かう八島が原の辺りは明るくなっています。

これから、あの湿原に下りていくわけですが、
ここから先の道は、これまでと打って変わって、人がすれ違うことも不可能な狭い山道になります。
大き目の石も転がっていて、ただでさえ足場が悪いところに、
先ほどの雨で水溜まりとなっており、歩くのにととても苦労です。
とても写真を撮りながら歩くなんていうことはできませんでした。

だいぶ下りてきて、勾配が緩くなってきたところで、
向こうに、ニッコウキスゲの群生地らしきものが見えました。
でも近づいてみると、ニッコウキスゲではなくマルバタケブキでした。

近くには、小川が流れています。

雨は止んでいるのですが、
時折木の枝から落ちる雨水と、この水の流れの音により、再び雨が降ってきたかのと感じてしまいます。

そろそろ湿原かというところまで来ると、少し開けたお花畑のようなところがありました。

ここでは、群生していませんが、ニッコウキスゲも近づいてみることができます。

ところが、ここ、実はこの少し手前で道を間違えていました。
ここの遊歩道には、いくつか手書きの簡易的な案内板の立て看板が立てられているのですが、
これが簡単に動くので、まったく違う方向を指していることが多いのです。
それまでは、ちゃんと判断できていましたが、今回は気づくことなくそのまま進んでしまいました。
でも、おかげでこのような美しい景色とも出会うことができました。

道の両脇には様々な花々が。
群生するチダケサシ

ワレモコウ

フジバカマの中に咲くハンゴウソウ

キバナヤマオダマキ

などなど・・・
それからノアザミに仲良くとまるミドリヒョウモン


30分ほど歩いて、ようやく間違えに気づき戻りました。
予定通りの道なら、池塘を見ながら八島園地に戻ることになります。
果たして・・鎌が池がありました。今度は正しい道です。

もう少し先には、鬼ケ泉水

朝も見た八島が原湿原を見ながら歩きます。
朝の快晴のなかの湿原も美しかったですが、日が陰り落ち着いた雰囲気の湿原もまた美しい。



そして最後の八島が池です。ゴール地点でありスタート地点でもあります。



途中、ちょっと大変な局面もありましたが、気持ちのいい高原歩きができました。

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霧ヶ峰

2024-07-29 | 日記
この前の土曜日、霧ヶ峰に行ってきました。
朝の天気は上々。
八島が原湿原をスタートして、車山に向かい、霧ヶ峰高原の周りをぐるっと一周する行程です。
八島が原入口の八島園から見下ろした湿原です。
下りたところに八島が池があります。
ここから逆時計回りに周遊します。
花も一番多い季節です。シモツケがたくさん咲いていました。
ここにはシモツケとアカシモツケというのがあるらしいのですが、良く見分けられません。
ノアザミの紫色が鮮やかで美しかったのが印象的でした。
広大な湿原を見ながら木道を進みます。

景色を堪能しながら歩いていると、木道の隙間に落ちてしまいました。
過去にもよくやりましたが、反省が活かされません。
今回は、手の平が内出血してしまいました。
上の写真の手前に咲いているのはヤナギランです。
途中、望遠レンズを構えている人がたくさんいました。
キビタキを狙っているとのことでしたが、全然いません、とのことでした。
うまく撮れることを願って先に進むと、近くの木から鳥の声が・・・
私のカメラではうまく撮れませんが・・・
キビタキではなくカワラヒラでした。

そろそろ湿地帯を抜けます。
高原の美しい景色が広がります。
若干きつめの坂を登ると、車山肩になります。
ここにはニッコウキスゲの群生地があります。
時期的には、少し遅いかもしれないと思っていましたが、
ピークは過ぎているものの、まだたくさん咲いてくれていました。

ここは、鹿よけの電気柵が張り巡らされており、
またその外側に、人間が近づけないようにもう一つ柵があるので、
あまりニッコウキスゲには近づけません。

上の写真の、丸い建造物があるのが車山、
左側に見えいてるのは蓼科山です。
車山に登る前に、ここにあるコロボックルヒュッテのボルシチで腹ごしらえ。


霧ヶ峰高原の景色を眺めながら車山を登ります。


足元には、エゾカワラナデシコ、ハクサンフウロなど、たくさんの花が咲いています。
下の写真はウスユキソウ。エーデルワイスの仲間です。

いよいよ山頂です。八ヶ岳が見えます
下の写真は蓼科山と白樺湖。



これから車山を下り、上の写真の右端にポコっと盛り上がっている蝶々深山を目指します。

車山を下り、車山乗越の辺りに来ると、急に雨が降り出しました。
この雨は、一時強かったもののすぐに小ぶりとなりました。
雨の中、正面に見える蝶々深山を目指します。
右手には、ナデシコの群生地がありました。
とてもきれいだったので、雨にもめげず、パチリ。

ここまでは、まあまあ良かったのですが、
この後、蝶々深山山頂に着くと土砂降りの雨となりました。
撮影どころではありません。
しばらく、小降りになるのを待ちましたが、そうそう時間もつぶせないので出発することにしました。

ここから先は、また明日書きます。

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小遠見山の生き物

2024-07-25 | 日記
しつこいですが、またまた小遠見山の話題です
小遠見山は、花もたくさんありましたが、生き物もたくさんいました。
特に植物園で目立っていたのは蝶類、
その中でも、ヒメシジミの数には驚きました。
東京では見ないチョウです。
特にオスは、シンプルながら美しい羽の色をしています。

雌はこちら。なかなか渋いですね。

裏の模様

揚羽蝶もいますが、飛び回っていてなかなか撮れません。
ところが、登山道でとまっているところに出くわしました。

「キアゲハ」です。「アゲハ」とは別の種です。
羽の上部(頭の横)の薄い黒で塗りつぶされているところが、
「アゲハ」は線になっています。
写真にとると分りますが、瞬時には見分けられません。
私は、近所の散歩中も、機会があれば揚羽蝶を撮るのですがのですが、
これまで「アゲハ」しかとったことがなく、「キアゲハ」は初めてです。
東京には、あまりいないと思います。
ちなみに余談ですが、クロアゲハは見ますが、カラスアゲハは見たことがありません。

他にもヒョウモンかタテハの仲間と思われるチョウも飛んでいましたが、写真は撮れませんでした。

それから蜻蛉。
植物園、登山道にもたくさんいましたが、頂上ではまさに群れを成して凄い数がいました。
このトンボです。アキアカネですね。
群れて飛んでいるところは撮れませんでした。
それより、夏なのに、アキアカネがいるって・・・?
もしかして似ているけど違う種類かと思って調べたところ・・・
アキアカネは夏からいるのですが、夏の間は高山にいて、
秋になると低地に下りてくるのだそうです。
ただ、アキアカネの中には、夏から低地にいる輩もいるらしく、
そういうアキアカネは、便宜上「ナツアカネ」と呼ぶこともあるらしいです。

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白馬 小遠見山 続編

2024-07-24 | 日記
山頂において、だいぶ雲が消えてきたものの、
周辺の山々の頂上付近にかかった雲はなかなか取れず、
しばらくは待ってみましたが、諦めて下山を始めました。
しかし、下り始めてしばらくすると、何と唐松岳の山頂の姿が現れていました。

五竜岳(奥左)もこの通り。

右隣の白岳、さらにその右の大黒岳もしっかり見えています。
さらにその右には白馬鑓ケ岳、その右にあるはずの杓子岳と白馬岳は雲に隠れていますが、小蓮華山は見参。

北東方面です。左端が雨飾山、順位に焼山、火打山、妙高山。


登りの途中で見下ろした地蔵の頭まで下りてきました。

ここにお地蔵さんがいます。

そして地蔵の頭ケルンです。(写っている黒いごみのようなポツポツは蜻蛉です。

周辺には、花がたくさん咲いています。


見晴らしも抜群です。
先ほどまで、雲まみれだった戸隠連峰も良く見えるようになりました。


下山を続けると、「石畳の湿原」へ向かう脇道があったので行ってみました。
こんな所でした。

近くではニッコウキスゲが群生していました。


高山植物園まで戻ってきました。

もう一度しばらく花を愛でました。
ここだけを目的にゴンドラに乗ってくる人もいるようです。
昨日も書きましたが、花々の写真はまた後日。

天気はすっかり回復し、なかなか見えなかった杓子岳と白馬岳も、
最後の最後に姿を見せてくれました。
左から白馬鑓ケ岳、杓子岳、白馬岳。

花も山景も最高でした。


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白馬 小遠見山

2024-07-23 | 日記
一昨日、白馬の小遠見山に行ってきました。
梅雨明け後も、不安定な天気ですが、この日の予報は晴。
朝4時に出発しましたが、現地に着いていてみると、山の上半分は雲の中。
これでは山頂からの眺望はの望めません。
しかし、きっと時間とともに晴れてくるでしょう。
幸い、ここには高山植物園というのがあるということなので、
そこで少し時間をつぶしてから山頂へ向かう作戦で行きます。
ということで、山の中腹に行けるゴンドラに乗ります。
と思ったら、ゴンドラ乗り場のゲレンデには花がいっぱい。
焦ることはないので、早速道草。
クサキョウチクトウ↓
ムラサキバレンギクにとまるアカタテハ↓
ここは、園芸種が多いですね。
そろそろゴンドラに乗ります。

ゴンドラの終点に五竜高山植物園があります。
ご覧の通り、景色は真っ白で何も見えませんが、
花は霧の中でも見ることができますからね。
今は、シモツケソウがたくさん咲いています。
ヤナギランも群生してます。
そして、この時期の目玉としては、やはりニッコウキスゲですね。
まさにお花畑。

また、ここ白馬にある花だけでなく、世界の高山植物が育てられています。。
一例としては、ヒマラヤの青いケシ、
同じくヒマラヤのプリムラ・ビアリー
スイスのエーデルワイス
などなど・・・。
植物園ですから、人の手で育てられているわけで、自然のままの形ではありませんが、
その分、花の数はたくさんあり、いつまでも見ていることができます。
おかげで時間つぶしには最高でした。
写真もいっぱい撮りました。
全部載せきれないので、後日改めてご紹介したいと思います。
そうこうしているうち、少し霧が晴れてきました。
そろそろ上に行ってみましょうか。
ここからはリフトで途中まで行くことができます。
リフトの降り場からの眺望、
手前のなだらかな稜線が八方尾根、
奥の山が小蓮華岳と白馬乗鞍岳です。
花を見ながら山頂を目指します。
山にはまだ少し雲がかかってしまっていますが、
麓は良く見えます。白馬村です。雲の向こうには戸隠連峰が。

地蔵の沼という小さな沼を過ぎた辺りにニッコウキスゲが群生していました。

だいぶ登ってきました。振り返ると地蔵の頭ケルンが見えました。
下山の時はあそこを通るつもりです。

思ったより急登のところも多く、足の弱い私には少しきついですね。
また、気温は20℃未満なのですが、この日は湿度が高く、汗が大量に出ます。
そのため、いつも以上に呑む水の量が多くなりました。

それでも何とか小遠見山2,007m山頂到着。
手前が八方尾根。奥には小蓮華山と白馬乗鞍岳、左に白馬岳がありますが、雲で隠れてます。
↓鹿島槍ヶ岳。頂上は隠れています。
雪の残っているところが「カクネ里雪渓」。2018年に氷河と認められました。
五竜岳↓
山頂到着時は、完全に山頂は雲に隠れていましたが、しばらく待つとここまで見えました。

唐松岳↓こちらは相変わらず山頂は見えません。

北に目を向けると、雨飾山(写真中央)と焼山(写真右)

もう少しで鹿島槍や唐松岳の山頂も見えるのではないかと思い、
しばらく山頂で粘ったのですが、どうも難しそうなので下山することにしました。
長くなったので、下山の様子は、また明日書きます。

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