
<写真:白い尖塔が空にそびえるオールドノース教会>
2006年7月に訪れたアメリカ合衆国ボストンの旅行記。
これまでに、5つの記事に分けて
させていただきました。
今回は、最終版として、フリーダム・トレイル+αで更新です。
★Boston 旅行記(フリーダム・トレイル編 その1)
★Boston 旅行記(フリーダム・トレイル編 その2)
★Boston 旅行記(フリーダム・トレイル編 その3)
★ボストン到着。牛!牛!牛!
★おいしいもの食べてます!in Boston
オールドノース教会(Old North Church)
アメリカ人なら小学生でも知っているほど有名な独立戦争のヒーローポール・リビア(Paul Revere)にゆかりの深い教会なのです。
1723年創設。ボストン最古の教会。
独立戦争勃発直前の1775年春、イギリス軍の攻撃に備えて、植民地軍(独立軍)は武器をボストン郊外のコンコードに貯えていた。
そんな中、いち早くイギリス軍の動きをキャッチし、早馬でボストンからコンコード・レキシントンで待機していた植民地軍に知らせたのが、ポール・リビアなのだ。
彼の活躍は、『真夜中の疾走』(The Midnight ride)(クリックで英語のナレーション聴けます)として、いまだに語り継がれている。
ポール・リビア(Paul Revere)
イギリス軍がどのルートで攻めてくるのか、いかにして、いち早く仲間にそれを知らせるべきか。
ポール・リビアが取った作戦とは・・・。なんだか、ワクワク~!
それが、このオールドノース教会に関係しているのです。
仲間のブレスコットと案を練ったポール・リビア。この教会の塔の上にランタンを掲げて合図を送ることに決めた。
イギリス軍が陸路から攻めてくるときは、ランタンを一つ、水路から攻めてくるときは、ランタンを二つという風に。
4月18日、ポール・リビアは、イギリス軍の攻撃は水路からだと判断し、ランタンを二つ、寺男に頼んでこの教会の塔の上に掲げたと言われている。
そして、自ら闇を駆け抜けて馬を走らせ、真夜中にはレキシントンに到着。サミュエル・アダムズやジョン・ハンコックに知らせたのである。
ポール・リビアは、植民地軍(独立軍)を、イギリスの奇襲から救ったとされ、これがアメリカ建国史のヒーローとなった由縁である。
ちょっと歴史の勉強が長くなってしまいましたが・・・。
アメリカ独立戦争に関わったそんな有名な場所に立つことができた私たち。

他の観光客と同様に写真を撮りまくり。
しかし、フォー父は、歩き疲れたのか、この頃には、リュックからカメラを出すことさえも・・・面倒になっていたのです。
一眼レフのカメラ持ってきたのにねぇ。無用の長物。
私は、小さなデジカメでパシャ、パシャ。同行していたS先生も、撮ってくださいました。
まだまだ先が・・・。

歩道に引かれた赤い線。 オールドノース教会を後にし、前へ進みました。
レンガ造りの建物が立ち並ぶボストンの街。カリフォルニアとはまた違う雰囲気が新鮮で、楽しめました。


そして、ついに、チャールズタウン橋までやって来たのですが・・・。

もう、ここら辺でフリーダム・トレイルは終わりにしましょう!ということになり、5時間くらいかけてゆっくり歩いた「自由の道」から解放されてフリーダムを手にした私たちでした。
チャールズタウン橋の先には、
バンカーヒル・モニュメントや独立戦争の功労船コンスティテューション号などがあるようです。
しかし、ここで私たちの合宿のようなウォーキングの旅は終わったわけでなく、この足で、ビーコンヒルまで歩いてみることにしました。
大人の足だと30分もかからないかなってとこですが。
そんな私たちの横を、またしても ダックツアーに乗った観光客が・・・。
楽チンそう!

重い体に、鞭打ちながら、やっと着きましたビーコンヒル。

ビーコンヒル(Beacon Hill)は、ヨーロッパの雰囲気がただよう高級住宅街。
ビーコンの意味は、「のろし火」らしく、独立戦争時には、敵の襲来を知らせるのろしが焚かれたのかもしれません。

エーコン通り(Acorn Street)

絵葉書にもなるほど美しく有名な通りだというので、一目見たくて行ってみました。
名前(acorn)から察するに、どんぐりでも落ちているのかな?
この石畳は、いろんな歴史を見てきているのでしょうね。
ボストン滞在一日目は、フリーダム・トレイルを辿って観光名所を巡り、最後は、ビーコンヒルまでを散歩して終わりました。
いや~、歩いた、歩いた。
二日目は、朝ゆっくり起きて、地下鉄に乗り、ボストン美術館へ行きました。
美術館前の駅のホームにて。


ボストン美術館(Museum of Fine Arts)
アメリカ独立百周年にあたる1876年に開館した。
所蔵品は50万点を数え、ヨーロッパからアメリカ、アジア全域、エジプト・アフリカ、オセアニアまで、120年以上に渡って蓄積されたその質の高さは、世界最高レベル。
実際に見てみて、その広さ、収蔵品の多さに驚きました。こんな大きな美術館初めてだ~! これは、すごいです。
写真撮影(フラッシュなし)が許されている部屋もありました。
が、そうでない絵に関しては、スーツを着た美術館のスタッフがしっかり見張っていて、注意を受けてる人もいました。
有名な絵の前には、人だかり。
モネ、セザンヌ、ルノワール、ルーベンス、マネ、ミレー、ゴッホ、ゴーギャン・・・・
私でも耳にしたことのある名前がずら~り。これみんな本物ですよね?って思わず聞いてしまいそうな・・・。
エジプト美術も、初期エジプト王朝からの出土品がズラリと並び、ため息の連続でしたが、東洋美術コーナーでは、日本美術も総数10万点、素晴らしかったです。
歌麿、北斎、写楽の有名な浮世絵などなど。
代表作を間近で見られるなんて、感動してしまいました。
一つ一つの作品の詳細をゆっくり読んだわけではありませんが、気がつけば、美術館に入って5時間近く立っているではありませんかっ。
子供達も飽きてきました。私は、もっと見たいなぁ~と思ってしまいましたが、じっくり見れば、一日でなんか見られるものではありません。この量。
さてさて、最後まで読んでくださった皆様。
私たち家族のボストンの旅行記はこれで終わりです。
写真の整理をしながら、記事にすることで、楽しかった旅行の思い出が蘇ってきました。
愛国者たちが独立のために戦った古都ボストン。ヨーロッパを彷彿とさせる美しい街でした。
2006年7月に訪れたアメリカ合衆国ボストンの旅行記。
これまでに、5つの記事に分けて

今回は、最終版として、フリーダム・トレイル+αで更新です。
★Boston 旅行記(フリーダム・トレイル編 その1)
★Boston 旅行記(フリーダム・トレイル編 その2)
★Boston 旅行記(フリーダム・トレイル編 その3)
★ボストン到着。牛!牛!牛!
★おいしいもの食べてます!in Boston
オールドノース教会(Old North Church)

アメリカ人なら小学生でも知っているほど有名な独立戦争のヒーローポール・リビア(Paul Revere)にゆかりの深い教会なのです。

独立戦争勃発直前の1775年春、イギリス軍の攻撃に備えて、植民地軍(独立軍)は武器をボストン郊外のコンコードに貯えていた。
そんな中、いち早くイギリス軍の動きをキャッチし、早馬でボストンからコンコード・レキシントンで待機していた植民地軍に知らせたのが、ポール・リビアなのだ。
彼の活躍は、『真夜中の疾走』(The Midnight ride)(クリックで英語のナレーション聴けます)として、いまだに語り継がれている。

イギリス軍がどのルートで攻めてくるのか、いかにして、いち早く仲間にそれを知らせるべきか。
ポール・リビアが取った作戦とは・・・。なんだか、ワクワク~!
それが、このオールドノース教会に関係しているのです。

イギリス軍が陸路から攻めてくるときは、ランタンを一つ、水路から攻めてくるときは、ランタンを二つという風に。
4月18日、ポール・リビアは、イギリス軍の攻撃は水路からだと判断し、ランタンを二つ、寺男に頼んでこの教会の塔の上に掲げたと言われている。
そして、自ら闇を駆け抜けて馬を走らせ、真夜中にはレキシントンに到着。サミュエル・アダムズやジョン・ハンコックに知らせたのである。
ポール・リビアは、植民地軍(独立軍)を、イギリスの奇襲から救ったとされ、これがアメリカ建国史のヒーローとなった由縁である。
ちょっと歴史の勉強が長くなってしまいましたが・・・。
アメリカ独立戦争に関わったそんな有名な場所に立つことができた私たち。

他の観光客と同様に写真を撮りまくり。
しかし、フォー父は、歩き疲れたのか、この頃には、リュックからカメラを出すことさえも・・・面倒になっていたのです。
一眼レフのカメラ持ってきたのにねぇ。無用の長物。
私は、小さなデジカメでパシャ、パシャ。同行していたS先生も、撮ってくださいました。
まだまだ先が・・・。


歩道に引かれた赤い線。 オールドノース教会を後にし、前へ進みました。

レンガ造りの建物が立ち並ぶボストンの街。カリフォルニアとはまた違う雰囲気が新鮮で、楽しめました。


そして、ついに、チャールズタウン橋までやって来たのですが・・・。


もう、ここら辺でフリーダム・トレイルは終わりにしましょう!ということになり、5時間くらいかけてゆっくり歩いた「自由の道」から解放されてフリーダムを手にした私たちでした。

チャールズタウン橋の先には、

バンカーヒル・モニュメントや独立戦争の功労船コンスティテューション号などがあるようです。
しかし、ここで私たちの合宿のようなウォーキングの旅は終わったわけでなく、この足で、ビーコンヒルまで歩いてみることにしました。
大人の足だと30分もかからないかなってとこですが。
そんな私たちの横を、またしても ダックツアーに乗った観光客が・・・。
楽チンそう!


重い体に、鞭打ちながら、やっと着きましたビーコンヒル。

ビーコンヒル(Beacon Hill)は、ヨーロッパの雰囲気がただよう高級住宅街。
ビーコンの意味は、「のろし火」らしく、独立戦争時には、敵の襲来を知らせるのろしが焚かれたのかもしれません。


エーコン通り(Acorn Street)


絵葉書にもなるほど美しく有名な通りだというので、一目見たくて行ってみました。
名前(acorn)から察するに、どんぐりでも落ちているのかな?
この石畳は、いろんな歴史を見てきているのでしょうね。
ボストン滞在一日目は、フリーダム・トレイルを辿って観光名所を巡り、最後は、ビーコンヒルまでを散歩して終わりました。
いや~、歩いた、歩いた。
二日目は、朝ゆっくり起きて、地下鉄に乗り、ボストン美術館へ行きました。
美術館前の駅のホームにて。



ボストン美術館(Museum of Fine Arts)

所蔵品は50万点を数え、ヨーロッパからアメリカ、アジア全域、エジプト・アフリカ、オセアニアまで、120年以上に渡って蓄積されたその質の高さは、世界最高レベル。
実際に見てみて、その広さ、収蔵品の多さに驚きました。こんな大きな美術館初めてだ~! これは、すごいです。
写真撮影(フラッシュなし)が許されている部屋もありました。
が、そうでない絵に関しては、スーツを着た美術館のスタッフがしっかり見張っていて、注意を受けてる人もいました。


モネ、セザンヌ、ルノワール、ルーベンス、マネ、ミレー、ゴッホ、ゴーギャン・・・・
私でも耳にしたことのある名前がずら~り。これみんな本物ですよね?って思わず聞いてしまいそうな・・・。

エジプト美術も、初期エジプト王朝からの出土品がズラリと並び、ため息の連続でしたが、東洋美術コーナーでは、日本美術も総数10万点、素晴らしかったです。

代表作を間近で見られるなんて、感動してしまいました。
一つ一つの作品の詳細をゆっくり読んだわけではありませんが、気がつけば、美術館に入って5時間近く立っているではありませんかっ。

子供達も飽きてきました。私は、もっと見たいなぁ~と思ってしまいましたが、じっくり見れば、一日でなんか見られるものではありません。この量。
さてさて、最後まで読んでくださった皆様。
私たち家族のボストンの旅行記はこれで終わりです。
写真の整理をしながら、記事にすることで、楽しかった旅行の思い出が蘇ってきました。
愛国者たちが独立のために戦った古都ボストン。ヨーロッパを彷彿とさせる美しい街でした。
「Duck Tour」はWW2で使用された車両なんですね。
いわゆる水陸両用車両で、フォード製だったように思います。
少なからず感動しました。
これに乗るためだけにボストンに行ってもイイかもと思ったりして。
5時間も歩いて
足は豆で出来ませんでしたか
暑そうだし・・・
一眼レフ仕舞い込んでしまうフォー父さんの気持ちもわかります
旅行にはやっぱりデジカメが
美術館も5時間ですか
旅行も楽じゃないよね
でも楽しく読ませて頂きましたよ
次回も楽しみにしてるよ
歴史のお勉強させていただきました。ありがとう!日本では独立戦争についてそんなに詳しく教えないもんね!ボストン美術館は要チェック!!!
おっしゃる通り、第2次世界大戦中に使われた水陸両用の車両のようです。
ボストンで一番の人気観光ツアーというだけあって、よく見かけました。
これに乗ってみるものよかったんですけどね。
ボストン、見所たくさん。機会がありましたら、ぜひ楽しんでみてくださいね。
今回の旅行は、歩け~歩け~大会みたいなくらい歩きました。
ボストンよりもっと歩いたのは、実はこの後のワシントンDCの方。
帰宅前には、少し腰が痛くなってしまいましたよ。
すぐに直りましたけどね。
でも、いろんなものを見て、思い残すことなく楽しめました。
応援のポチ!ありがとうございます。
子供といっしょにアメリカの歴史を学んでいる私です。
ボストンって、アメリカ人にとっては、日本でいう京都みたいな感じでしょうかね。
帰ったら、日本の歴史の勉強もしないと・・・。
ボストン美術館は、本当に行ってみてよかったでせうよ。
じっくり見るには、一日では足りませんけどね。
私の持っていたカメラはデジ一眼です。さりげなく私の写真も使われているようですねぇ…Boston旅行記その1の夜景は私の撮影です。
3脚が無かったので廊下の窓際に置いてセルフタイマで何度か撮った中の一番良かったものですね。エレベータの側で一人下向いて座り込んでじっとしていたので他のお客さんに怪しまれたのは言うまでもありません。
いいなぁ~~!一度は行ってみたいです♪
浮世絵などは、ほとんどが海外に流出してしまっているので
日本で見ることはとても難しくなっています。
そうですよ!全部ホンモノですよ!(笑)
画集なんかで見るのとは全然違ったでしょ?
いいなぁ!羨ましいなぁ!
でも、フォー母さんのお陰で一緒に行った気分になれました♪
あの夜景の写真はフォー父さんの作品だったのですね!
すごい!プロですね!
それにしても、フォー一家のタフさには毎回驚かされます
見所いっぱいで歩いても楽しそうですね。
いっしょにボストンの勉強させてもらいました!
写真もきれいだし。
ボストン美術館って大きいんですね?
観光などで行くと時間がなくてゆっくり見れないので残念。
ルーブルと大英博物館は行きましたけど2,3時間じゃ見た気がしませんでした。
後はエルミタージュに行ってみたいなぁ・・・
生で見た本物の浮世絵、素晴らしかったです。
よくあんな細かく描写できたなぁと思います。色も保存&修復の技術が良いのでしょうね。とても綺麗でした。
日本ではあれだけの数の浮世絵、見られるところはないようですね。
私は、いつかrinkoさんのお母様の作品も生で見てみたいですよ。