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伊勢神宮 内宮 その5

2010-01-04 22:22:59 | 旅行(たび)
 
 第二の鳥居を過ぎて長い参道を暫く歩くと、左手に見えてくるのが御正宮(ごしょうぐう)である。・・・ちなみに外宮では、この御正宮(ごしょうぐう)は右手にあった。これもシンメトリー構造ということなのだろうか。

 この社殿の中心の御正宮は四重の垣根に囲まれている。神明造りの古代様式であり、檜の素木(しらき)を直接地中に埋める掘り立て式という簡素なもので、茅葺の屋根には10本の鰹木(かつおぎ~屋根の重し)が乗せられ、4本の千木(ちぎ)の先端は水平に切られているのが特徴である。(ちなみに外宮では、鰹木は9本、千木の先端は垂直に切られている。)

 ところで我々一般人が参拝できるのは、最も外側の板垣南御門の内側と、祈祷を頼んで入ることが出来るもうひとつ内側の外玉垣南御門の前まで。さらに内玉垣、端垣に取り囲まれた御正殿にまで入れるのは、両陛下だけなのである。

 ちなみに、この御正宮には賽銭箱はない。そもそもこの神宮は、天皇家の祖霊を祀る神社であった為、神前に金銭を置く習慣がなく、変わりに白布の張られた箱が置かれている。



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