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伊勢神宮 内宮 その3

2010-01-04 22:09:51 | 旅行(たび)
 伊勢神宮の正式名称は「神宮」である。要するに全国8万数千の神社を総括する本庁という意味で、「神宮」と言えば、この本庁のことを言うのだそうだ。

 明治政府によって、江戸時代の神仏混合から神道崇拝の道が掲げられたことで、すべての神社の中心としてこの伊勢神宮が「神宮」として位置づけられた訳である。

 最近はその神社本庁の配下に入らない神社も出てきているのだという。たとえば、神奈川県の葉山神社もそうである。有名な江ノ島神社のふもとにある小さな神社さんだが、そこには独特の神秘的な雰囲気漂う。そもそも神道の儀式などは、あまり外部のものには教えないという取り決めが本庁により定められているようなのだが、そうした取り決めから脱却して神道本来の道を取り戻そうとする意図が本庁脱藩?行為の背後にはあるようだ。私も最初は、そうした神社の系列から、祝詞や儀式を教わったのだった。

 話を伊勢神宮に戻そう。神宮は、前に紹介した外宮(豊受大神宮)と、内宮(皇大神宮)から成っている。内宮に祭られているのが天照大御神(あまてらすおおみかみ)。およそ2000年前、皇女、倭(やまと)姫命(ひめのみこと)の案内で、五十鈴川のこの地に鎮座されたという伝説がある。

 天照大御神は、太陽神である。要するに、エジプトで言えば、最高神「ラー」だ。そのことからも、この神社の格式が分かるというものだろう。

 さて、いよいよ内宮の表玄関、五十鈴川にかかる宇治橋である。宇治橋鳥居を入り、宇治橋を渡る。この時、大切な心構えは・・・川を渡ることで自身を清めることであろう。現世(うつしよ)が幻世(まぼろよ)と化す瞬間である。

(要は想像力ですよ。天女が天衣を川縁に脱いで遊んでいるなんて、想像しちゃあいけませんよ^^;;)


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