「生きることは、知ること。」篇では、検索エンジンという私たちのサービスが、人々にとってどのくらい大切なものであり得るのか、検索エンジンは人を救えるのか!?、なんて事をドラマチックに描いていただきました。
このCMでは、この12年間に起きた出来事を表す象徴的なことばの選定が大切な作業のひとつでした。
完成した本篇では「ヒトゲノム」「着メロ」「サリン」「9.11」「スタバ」「2ちゃんねる」そして「豚丼」という言葉を使っています。
もちろん候補はもっとたくさんありましたが、わかりにくい/面白くないという理由や、「テレビでオンエアできない」という理由で使えなかったことばもあります。実際に、本CMは2つのテレビ局でオンエアされましたが、「サリン」ということばの採用が認められなかった局もありまして、その局では「サリン」ということばを使っていないバージョンを送りました。
たくさんのことばの中から、最終的な言い回しやインパクトの点などから本篇のようになったのですが、例えば、もしプロ野球が1リーグ制に移行していたら、きっとセリフとして使われていたでしょうね。
あ!ここまで書いて少し思いました。このCM、英語にしたらどうなるのでしょう?
海外の人たちにすれば、われわれ日本人ほど面白く感じないことばも含んでいますよね。「豚丼」ってことばなんか、海外の人には難易度高いですよね、きっと。
皆さんならどう考えますか?・・・と鬼フリしないで自分で考えてみましょう。
うーん、難しいですね。英語版をつくるとすれば、「バイアグラ」「ヒルトン姉妹」「9.11」「フラペチーノ」「ティーボ」とかでしょうか?
「なんでジョージ・ブッシュがもう一人いるの」という台詞はちょっと面白いかも。
ニュアンスを含め、わかるところはわかっていただけるでしょうか?
今のところ2005年BESTCMである
のがこの作品なのですが
海外の向けに作っても果たして
通用するか?
っておもいますね。
でもそれはこの作品が悪いのではなくて
ターゲット外の人が審査するということが
ハズレってことなのですが・・・・。