Yassie Araiのメッセージ

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朝日記180925「基本的なことを公論しないことの危険性について」ですと今日の絵

2018-09-25 23:04:52 | 政治

 

朝日記180925「基本的なことを公論しないことの危険性について」ですと今日の絵

おはようございます。 昨夜は仲秋の名月でした。

”Artists in Machida"展で、「十五夜」の絵を二題だしました。音楽紙芝居原画ということで、いささか風変りなので多少の話題にはなったようです。 きょうが最終日で絵の搬出にいきました。

 先般の市展での受賞作品「虹になったキツネ君」もこの系統の作品です。こえは10月9日からまる1か月、町田市市民ホールのメインアリーナに飾ってもらいます。市民祭のメイン会場ですのです。

さて、今日の朝日記は以下です; 

(秋の朝です)と(こちらは無邪気なもんだ)の2題です。

徒然ことは 「基本的なことを公論しないことの危険性について」です。

(秋の朝です)

徒然こと 基本的なことを公論しないことの危険性について

(産経ニュース)で以下の報道がありました;

 性的少数者(LGBT)への表現で批判を受けている月刊誌「新潮45」を出版する新潮社(東京都新宿区)近くの看板に、「ヘイト本」などと同社を非難するような落書きが記されたことが24日、分かった。

https://www.sankei.com/affairs/news/180924/afr1809240012-n1.html

「新潮45」が休刊ということに関連しての同社へのヘイト行為が、上のニュースです。

 私の意見は以下です;

 LGBTにしても、この国の社会では、基本的に何にも公論として、問題を取り上げることなく、何年かきました。NHKなども、ただそっと、たとえば先年の「直虎」などの大河ドラマのなかで家康と近衆との関係場面を仕掛けて、視聴者を感覚的になじませることをやってきています。何の説明もなく、新聞メディアも、腫物に触らぬよう、ときに、人権問題としてまるめて、有無を言わさぬよう、口を閉じさせていまっているとみてきました。大分古いですが、「冬のソナタ」など韓流仕掛けなども同じでしたね。 飛びますが、わが国は、明治開国、近代化という掛け声で、西洋の価値観、判断方法を取り入れたのも 形として定着させてしっかり取り入れてきたようにおもいます。あまりに板についているので、中身もそうであると我々自身も思い込んでいます。しかし基本的なところで突き詰めて考え、自ら納得したステップを経ていない。 それでも日本人は近代化の優等生ですから、そとからみるとそれないりにみえるようになっているともいえます。結果としては、猿まねとして嘲笑していた近隣も日本の躍進で慌てて、駆け出すという状況であったとおもいます。しかし、 さらに、先般の戦争に負けて、こんどは全面的に、戦勝側の価値観、判断方法を伏して、導入します。(ヤスパースの「責罪論」を基本としているをドイツもおなじです。)特に、日本の場合は、アメリカという「じゃいあん」(ビッグブラザー)にまもられているから、基本はどうでも、見よう見まねで、形をきちっとまもっていて、それでよしとして、来たようにおもえます。(この辺の展開はドイツとは違いがあります。ドイツは西洋文明は人類文明でそれを堅持するのが戦勝国の責任と主張します)いずれにしても、戦後体制にあらわれた基本的な問題については、二国は、世界があるべき理念モデルについて先導提示しないできました。フェミニズムもそうです、特にここにきて、LGDPTについても、目を背けたまま、無言でいるという状態です。水谷議員の発言は正鵠を射ているかどうか、短絡的で疑問があるにしても、この件について政治家が初めて発言したという点で価私は評価しまう。これまで議論もしないで、その時々にガス抜きしないできたので、内圧が上昇、感情的可燃化の暴発際にまで来たのは当然ともいえます。 ネットの友人の西山彰さんのご指摘の全体主義化の兆候ですね。形の上では痂疲のない推移状態で、ある一定の方向に加速進行していく。仕掛け人と思しきものもいないわけではないが、ときにかれら自身も意外感のなかにあるようなトレドの渦ながれとなっていく。全体主義ですね。

 ところで別件ですが、英語圏のネットでMail xxxというので 刺青Tattooが施されている実況、うめき声をあげている衝撃的な動画が掲載されました。さすが、かれらの世界で、賛否湧いていました。わたくしも10秒くらいで動画を留めました。そして、さすがにひとこというべきと判断して、「ひとの肌は、親からの贈り物」ということで、あえて「親からの」を使って、議論のなかに入ってしまいました。(一神教の世界としては意外な角度として視点あることを意識してですが) しかし、彼らは、冷静に人の意見を聞く耳と目を持っていることを実感しました。日本人ならTattooについてどのような意識があるのかということで、彼らもあらためて冷静に事態を見ようという意見が出て、賛同を得たのには、逆に驚きでありました。加えて、WikipediaTattooについて如何にうけとめ、なにを考えておくべきか、しかっかりした解説があるよと逆に教えてあげることになり、大いに感謝されました。LGBDTの話題にとは、逆の状況ですが、早い段階から公論を起こす意味を感じました。で、ご参考までに書きました。

 (こちらは無邪気なもんだ)


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4 コメント

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Unknown (Unknown)
2018-09-26 12:15:35
>早い段階から公論を起こす意味・・
同感です。
しかし、そう思っていても億劫に思うのが敗戦後の日本人の習性です。
ある世代の気概あるエリート層が一掃されることの恐ろしさを痛感します。
戦勝国が焚書坑儒に全力を挙げる所以です。
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敬愛する友人西山彰さんのコメントです (あらいやすまさ)
2018-09-26 17:01:49
西山 彰 丁寧なコメントをありがとうございます。

 問題となった杉田水脈議員の全文については、関連リンクを貼っておきます。これ自体は論争掲示板ですが、冒頭にテキスト全文へのリンクが貼ってありますのでご利用下さい。書き込みの論争自体も、賛成意見も反対意見もありますが、全体にテキストを読んで冷静に発言していて気持ちがよいです。

 私としては、生命として見る限り、生物の目的は繁殖にあると考えています。それゆえ全ての生物は生殖器を持つものであり、世代交代を以て一生を終える生物は多い。人間はたまたま食物連鎖の頂点に立ってしまったから「自由」という観念を得ましたが、生物である以上例外ではないと思います。また、子を作りそだてることは、自分の境遇をリセットする希望でもあるかと思います。だから戦争や革命といった逆境下でも人は子供を作るのだろうと思います(一方動物なら常在戦場です)。これは現在独身で子を持たなかった私ですら、認めざるを得ないところです。

 問題となった杉田氏の論文は、まあ『生産』といえばもろに生産かも知れないけれど、それを生産性というかね、と思うところはありますが、「もともと日本は同性愛に寛容な国であったところから始まって、性的指向は自由である。但し政治としての優先順位は生殖にあって、不妊治療や子育てが優先する。一口にLGBTと行ってもLGB(レズ・ゲイ・バイ)とT(性同一性障害)は一緒にするべきではなく、Tは医療的救済が必要だ」という骨子です。私のまとめ方にも私の主観はあるでしょうし、異なる意見は多々あるでしょうが、一人の保守政治家の考えとしては至って筋の通ったもので、きちんとした議論に耐える話だろうと理解しています。

 むしろ問題は、きちんとした議論にならない、いかにして黙らせるかの運動になってしまったことです。それをマスコミと左翼が扇動しして、それこそ「生産性のない」大騒ぎに変えてしまいました。これで腰が折れた新潮社は恥じるべきですが、お抱え作家の半数以上は左翼系でしょうから、一斉に「新潮社には書かない」と言い出されたら会社が立ち行かなくなると恐れたのでしょう。声を上げて叩かれるなら黙っていよう。これこそが全体主義の姿でなくて何でありましょうか。全体主義を支えるのは常に自発的服従です。

 杉田氏が叩かれているのはこの内容自体ではなく、一貫して示してきた反左翼の姿勢で、よい叩きネタがあったという方が大きいと思います。現にこの論文の冒頭は朝日新聞と左翼勢力への批判です。鵜の目鷹の目で狙っていたマスコミの照準器に『生産性』という絶好のターゲットがインサイトしたというところでしょう。こういうやり方は流れが変わったらやったほうがやられるので、物事はヤクザAとヤクザBの抗争のようなことになってしまいます。

 昔、政治学科にいた頃は、学生同士右も左もいましたが、夜通し議論しても敢えて結論も出さず、遺恨も残さずに別れたものでした。それでも「まあそういう考え方もあるわな」ということで持論を補強して再戦に臨む、という感じでした。ご指摘の「聞く耳を持つ相手との議論」というのは気持ち良いものです。PCが普及してパソコン通信が始まって、見ず知らずの人とサイト上で出会うようになり、その頃は2チャンネルでも割とまともな議論があって、これは素晴らしい進歩かも知れないと思ったものでしたが、段々荒れてきて気に入らない会話は連投でスレッドを埋めてしまうようなことになっていきました。言論空間というのはこのように壊れていくのだろうなと思います。

https://togetter.com/li/1250461
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敬愛する友人西山彰さんからのコメントです (あらいやすまさ)
2018-09-26 17:07:26
西山 彰 Tatooについては、前にナショジオの記事を引きましたが、アメリカにおいても公の場では隠すものだったのが最近になって市民権を得てきた、という所のようですね。戦争になるとお守りとしてとか、自分とわかるようにとかがあるのでしょうし、ボディアートとしての観点もあるでしょうし、ワンポイントもあればマオリ族ではかなり広く入れるようですし国や文化によっても違うのでしょう。有益な意見交換が出来て良かったと思います。私自身としては入れる気はありませんが、文化として尊重し、かつそれを怖がる人を威圧しないことも必要と思います。
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友人塚谷さんからのメッセージ (あらいやすまさ)
2018-09-26 17:38:14
荒井さん、
なかなか、最近は特に忙しくて荒井さんの音楽紙芝居を、実現できてません。広報や、私も含めて、文章力や、表現力がなく、なかなか実現できない状態です。ゆっくり荒井さんの作品を楽しむ時間もなく、今だに、今日もそうですが、小型トラックをかりて、台風の後終いのガラクタを市の指定する場所まで運ばなくてはならず、いちいち借りるのも大変で、指定の大型ごみ処理施設に持っていくのも大変で、部屋中ぐちゃぐちゃです。今回の台風の影響は、大きく、雨に濡れた大型ごみ、ソフア、飛んできた、屋根瓦、あみど、外壁、などなど、この際大掃除の様で、クタクタになってます。落ち着いたら、広報担当をしてくださる人を募集して、何とか、この素晴らしい、作品をを、はやくみんなに紹介したく、焦ってます。バリーさんにも転送します。
塚谷
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