Yassie Araiのメッセージ

ときどきの自分のエッセイを載せます

朝日記170112 習作自画像『酒神礼賛と私の夏の午後』と今日の絵

2017-01-12 22:41:52 | 自分史

朝日記170112 習作自画像『酒神礼賛と私の夏の午後』と今日の絵

(朝)

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習作自画像『酒神礼賛と私の夏の午後』

荒井康全 Yasumasa Arai  2017/1/12(版)

 

その1 

酒神礼賛と私の夏の午後

朝日記150422 酒神礼賛と私の夏の午後と、今日の音楽絵画と絵

 雑誌に掲載された わたくしの偶感です。アメリカ留学の思い出ことなどである。

 すこし古い話になってしまうが、夏に遠縁から吟醸酒「浦霞禅」という名前の米ワインが届く。 米寿をこの春に迎えられた家内の伯父からである。 このお祝いを迎えるころは、ようやく気軽に語るべき身内やお仲間もいつ しかひとり、ふたりと去られ、やはりおさびしいことであろうと勝手な思いをもつ。 それは、そう遠くないわが身のこととかさなってくるからでもあろう。 とあれば、歳めぐりでちょっと後の世代である我々が親の代のお付き合いを継承させていただく栄に浴することになる。 わが身は先年に声帯を痛めて、お会いしてもお話を聞く一方で、愛想のことばのひとつもないのであるが、お酒というのは ありがたいことで、酌み交わせば、けっこう心がつたわる。 ただ、にこにこ飲んでいればいいのである。 ところで、お酒の銘柄については、もともと無頓着な性質で、勉強もしてない筆者を先方が察してくださり、さり気なく、このお酒について、雑誌での品評記事が添えられていた。 1960年代おわりに、臨済の禅宗の坊さんがフランスはパリの仏教縁者に持ち込んだという。その企画が功を奏して、当地でのワインの地位をしっかり獲得しているようだ。     

この年代が目にはいると、もうそれで偶感をめぐらすスイッチがはいったようで、結構、酒の肴になってくれる。 しばしほろ苦き酩酊へ誘われ、自分がすごした時代の回想を味わうことになる。酒神に礼賛でもある。 以下は 書簡形式でのわたしの60年代へのホマージュである。

(目次)

. 米国ウイスコンシン大学留学のこと

. コースワークの思い出で

. 「数学芸者」といわれた部員たち

. 思いは巡ること、酒神礼賛・・・

(景色)

の2
話題 「習作自画像」

2008年の夏に 埼玉は浦和の学習塾「はなまる学習塾」の若い先生方に語ったシリーズの内、荒井の部分を掲載します。[1]

(目次)
1.わたくしの略歴
~ふるさと
~戦時体験
~終戦をむかえる、闇市と「はぶゆー・あ・ちょこれっと?」
~父親のこと、知的な刺激をうける
~キリスト教教育のこと、明治学院に学ぶ
~横浜山手の丘から、はるか客船ウイルソン号を望む
~ルネッサンス的人間像への憧れ、”よし きらいなことに挑戦しよう”
~ニュージーランドへの遠洋航海、自分探しの青春であった商船大学
~原子力船の乗り組みに志願しよう、東京大学に行こう
~機械工学大学院で熱工学を専攻する、「七輪の火も、原子炉の火も熱反応で同じ、反応現象な
ら化学産業だ
~化学を熱現象として見てみる。コピュータの技術応用に夢を馳せる
~コンピュータに化学技術の夢を乗せる、アメリカに行こう
~およその職歴

2.ちょっと語っておきたいこと(1)
宇宙飛行士になりそこなったキリギリス

3.ちょっと語っておきたいこと(2)
「お稽古事のまとめ~`わたしの羊よ`、声楽レッスンの10年に思うことごと」
i
声楽レッスンの動機 ii 素朴な期待感 iii 具体的にやってみたこと
iv
レッスンの記録 レッスンによる効用 viii わたしのよろこび
翻訳詩を数編

4.参考になりそうな考え方、あるいは態度について(1)
「参考になりそうな考え方、あるいは態度について」

5.参考になりそうな考え方、あるいは態度について(2)
「歌曲、いわしの歌、ってありますか」
ゲーテの‘ミッシイグ・リング’ すみれ、鱒、野ばら、そして?

6.参考になりそうな考え方、あるいは態度について(3)

私の65歳

~そのころの自分についての捉えかた ~セカンドの職について
~セカンドで、特技を生かすということ ~なにに苦しんだか、どう考えたか。
~「これは、仕事なのだ」 ~自分の専門を大切にする
~「 哲学がなくては、 飯が食いつづけられない」 「食うために生きる」こと
~「生きるために食う」こと

7.おわりに ~自画像とはなにか、なぜ自画像を描くか

 

その3 私のあのころのことを 

朝日記181008 病にある友へのお見舞い~あのころのこと と今日の絵

2016-10-07 20:11:17 | 自分史

 

(崖のある風景)

 

 

その4

わたしの日々の過ごし方 絵のこと、音楽絵画、哲学研究など

朝日記160408 「朝日記」とわたくしの日々の過ごし方について と今日の絵

 

 


[1] 初稿:

 先進エイジフリー社会を目指して ~自画像からの提案~

【経験豊かな高齢者も活動力豊かな若者も共に協力し合って、 自然と共生しながら生活していく活力ある社会】 20035 ワーキンググループWG 人間環境活性化研究会

検索鍵語: 先進エイジフリー社会 自画像 人間環境活性化研究会

http://www.heart-no-kai.com/kankoubutu/wg3report-manuscript-binder.pdf#search=%27%E5%85%88%E7%AB%AF%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E7%A4%BE%E4%BC%9A%27 )

(チョコレートの模様)

~~~~~~

付録 技術者としての徒然こと

朝日記170112 技術者としての徒然こと と今日の絵

 技術者としての徒然こと

 職業として化学技術にたずさわった自分のプロフィルをここで書いておきたい。化学工学会が管掌している技士資格制度で「上席化学工学技士」を平成19年に受験したときのものに「業務経験に関する記述書」というのがあり、これに目をつけ以下に掲載する。

この記述書は、自身の「技術分野」に関する業務の中で、自分が中心になって実施し、成果を挙げたと考える業績を1件程度選び、以下の項目にしたがって述べることを要請している。


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (友人柴田さんとの応答)
2022-06-20 23:30:26
荒井⇒柴田さん
人生の刈り入れ時”、お金はないが、ありがたい日々です。柴田さんの方が、豊かな人生の刈り入れどきを迎えておられるとおもいます。God Bless you!

柴田➡荒井
素敵な絵有難うございます。素晴らしいですね!!心が弾み和みます💖 英語の方は文章もビデオも残念ながら私には難しくて理解できませんでした🥲 God Bless youd だけはわかります。うれしかった!😃 ハイデッカー「存在と時間」今日やっと届きました。やっぱり私には難しいけれど、少しづつ少しづつ入ってみたいと思っています。わかるかどうかわからないけれど😁 そのうちコメントさせていただきます。 荒井さんが紹介していらっしゃる1930年代の映画もとても魅力的なのですが、見たいと思いながら日々に追われてなかなか見れない私なんですがです。
返信する
Unknown (親愛なる柴田睦子さんから)
2022-06-19 22:30:04
220619
柴田睦子
いつもお気にかけていただき有難うございます。ご無沙汰ばかりで申し訳ございません。”人生の刈り入れ時”、荒井さんは立派に過ごされていらっしゃいますがこちらは家事雑事に追われての毎日です。年々体も心も衰えてやり残してばかりでもあります。荒井さんの哲学は私には難しすぎてなかなか歯が立たない私でもあります。少し勉強してみようかと思い、ハイデッカーの本を注文しておりますが、なかなか届かず数日が過ぎているところでもあります。ハイデッカーが読めたらまた連絡致します。
返信する
Unknown (親愛なる柴田睦子さんから)
2022-06-19 22:29:59
220619
柴田睦子
いつもお気にかけていただき有難うございます。ご無沙汰ばかりで申し訳ございません。”人生の刈り入れ時”、荒井さんは立派に過ごされていらっしゃいますがこちらは家事雑事に追われての毎日です。年々体も心も衰えてやり残してばかりでもあります。荒井さんの哲学は私には難しすぎてなかなか歯が立たない私でもあります。少し勉強してみようかと思い、ハイデッカーの本を注文しておりますが、なかなか届かず数日が過ぎているところでもあります。ハイデッカーが読めたらまた連絡致します。
返信する
YKさんへの返書 (あらいやすまさ)
2017-02-05 22:05:30
安田様
こんばんは。
早速のメールをいただき恐縮です。
ほんとうに昨日は良い時間をいただきました。
もしかしたら、面と向かって言葉を交わすのは
初めてであったかもしれません。
カノーラでメイサイヤをご一緒のころに
安田さんがすでに法律学者として立っておられたことを
遠くから拝察もうしあげておりました。
ちょうど東工大の研究室からの引退のころで
NPO法人になった「人間環境活性化研究会」(HEARTの会)の
お世話、声楽への傾斜などのころでありました。
カノーラでのテノールアモール?でしたか
随分強化練習をしましたね。
安田さん、中島さん、高橋さん、中村さん、板橋さん等々
えらく結束していました。
八木重吉の「雨の歌」など、ソロの練習発表会など思い出します。

桃二題気に入ったいただきありがとうございます。
また、あのあと喫茶店にて偶感エッセイをお読みいただいき
うれしいです。
また、歓談する機会をいただければうれしいです。
節分ですね。
どうか、健康に十分にご配慮され、
変わりなき、よき毎日をすごされますことを祈念します。
またときどき書きます。
絵本からのhommageを4つ添付します。ご笑納ください。

荒井拝 2017/2/3
返信する
尊敬する碩学YKさんからのコメント (あらいやすまさ)
2017-02-05 22:01:42
荒井様
おはようございます。
昨日は貴重なお時間をいただき
楽しいお話ができましたことを感謝申し上げます。

そのうえ、素敵な絵画と論文までご寄贈いただき本当にありがとうございました。

荒井様の人生の素晴らしさに改めて敬服しお別れした後、
何か急に読みたくなって、興奮気味に、いただいた冊子を手に駅近くの喫茶店で
ざーと一通り拝読させていただき、気持ちの高ぶりを抑えて帰宅しました。

幼少のころからやはり違うのだな!!と楽しく読ませていただきました。
私もいつか、このような作品を書ければとも考えさせられたところでした。

CANORAの杉浦さんはじめ懐かしい話も改めて良き思い出の再燃をさせていただきましたし
荒井さまの人生の移り変わりを目の当たりにできたように思い素晴らしい人生なのだなと
感心させられました。

私も八十路を過ぎ、終末の方向をそろそろ考えなければならず、荒井様のような
記録を残すことはたぶん無理として身の処し方を具体的に考えてみたいと思います。

本当に楽しい時間、でも、いろいろお話しくださいました昨日のことがお体に差しさわりが
出ませんようにと願うところです。お疲れになられたのではないでしょうか?

今日は節分、明日は早くも立春ですが、寒さはむしろこれからが本番と考えられますので、
くれぐれも体調管理にご留意の上ますますご活躍くださいますようお祈り申し上げます。
また、機会がありましたらお時間をいただけることを願っております。
安田孝甫 2017・2・3
返信する
敬愛するSYさんからのコメント (Unknown)
2017-01-15 21:44:34
荒井康全様:

随筆「酒神礼賛と私の夏の午後」確かに拝了いたしました。
いつも気にかけて頂き、有難うございます。
昨日は、大学の同窓会の理事会があり、午後いっぱいかかりました。
そのため返信が遅れて申し訳ありませんでした。
毎回のことですが、会議は踊り、何も決まらない。
意見交換が活発で、「言論の圧殺」とは無縁の空間ですが、収拾がつかない。
議事録を作成すると、「継続審議」の言葉ばかりが並ぶ。
これから、昨日の発言メモを書記担当者に送らねばなりません。
色々雑用が立て込んでいます。
その合間に、荒井さんの「私の履歴書」を読ませていただき、発想の転換が出来たような気がします。
さて、冒頭のあたりに、小島新田、池上新田など、我が家に近い地名が出てきて、ご縁を感じました。
小島新田は、私が以前勤めていた会社の川崎工場と研究所があるところです。正に地の果て。
隣の東燃のプラントがいつも火を噴いていたのを見ながら、川崎事業所に出張に行ったことを思い出しました。
それでは、この冬一番の寒波襲来との時節柄、どうかご自愛ください。

1/15 SY拝
返信する
敬愛する碩学Mさんからのコメント (あらいやすまさ)
2017-01-15 11:52:50
荒井様

 明けましておめでとうございます。
 自伝、読ませていただきました。挑戦的な人生に脱帽です。
 本年もよろしくお願いいたします。

眞殿
返信する
尊敬するK.A先生からのコメント (あらいやすまさ)
2017-01-14 14:51:43
荒井康全さん

私に言わせれば、波乱万丈の人生ですね。
私の平凡な人生に比べれば。それにしても、

69年 米国ウィスコンシン大学大学院化学工学。プロセスシステム工学の研究。

とは、知りませんでした。

小松昭英 拝

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