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淡路島の家庭教師の先生たちの奮闘日記

「落語家論」 柳家小三治  筑摩書房

2009年12月20日 | おばあちゃん先生の日記
         





 オバちゃんは、いいお仲間の話を聞くのがたのしみです。

椎名誠さんのお仲間。

小沢昭一さんの句会のお仲間。

本屋の書棚で新刊の文庫本を見つけると、著者名だけで

買っておきます。

おいしいお菓子を、ゆっくりした時間にいただくように

楽しみにぺージをひらきます。

以前、「ま・く・ら」で笑わせていただきましたが、この本は落語を志す


青年にむけて書かれていますので、オバちゃんは小三治先生の授業を


聴くつもりで読みました。

ある漫才コンビが売れ出して寄席に出なくなる。

あまり売れすぎると芸があれてくる

次々にこなすだけの仕事になってくると、芸ががさついてくる。

オバちゃんたち家庭教師の仕事で考えると

教材研究ができていない

家庭教師へ授業の準備なしに行く

ということでしょうか。

   166ページ
 寄席へ出る、というのは、高座で毎日勉強できるということばかり
ではない。寄席で育った芸人は、寄席へ出ているということで、なぜ
か心に潤いが出てくるのである。
 不思議なことといえば不思議なこと、当たり前のことといえば当た
り前のこと、いずれにしろ事実である。長いこと寄席に出ていたひと
がパタッと出なくなると、そのうちには必ずガサガサになってしまう
のは誰もが知っている。


解説 小三治師匠と私 の小沢昭一さんの文章も味わいがふかい。

 この本の冒頭には、副題のように「紅顔の噺家諸君!」とあって、
著者が若い噺家さんへ、つい伝えたくなるあれこれが記されてあり
ますが、それはそのまま、私ども芸能にたずさわる者すべてに、芸
のヒミツを、それとなく伝えているとも私はとらえ、テレビという
媒体のために、荒れて、深みが失われてきた芸の土壌への警鐘も感
じとれて、ロートル芸人の私も、ピリッと引き締まるのです。





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