えんじぇるの小箱 2

庭に咲く花を日々楽しみながら
あしあとを残したい。。。

佳き日

2015年03月03日 | あれこれ

 

弥生3月1日  長女の結婚式を広島で挙げました。

 いつまでたっても腰をあげず、皆に心配して頂き~~ どうするの?   ・・・でした。

こちらも年をとり、老いては子に従い~~  すべて若い二人にまかせました。

ウェーディングドレスを着た姿を見て、今までの過程が次々に思い出され胸が一杯になり涙でぼやけます。

何も出来ないので、二人の佳き日に   吉野弘 の詩 を載せて門出を祈りたいです。

 

 

祝婚歌

二人が睦まじくいるためには  愚かでいるほうがいい

立派すぎないほうがいい

立派すぎることは  長持ちしないことだと気付いているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい

完璧なんて不自然なことだと   うそぶいているほうがいい

二人のうちどちらかが   ふざけているほうがいい

ずっこけているほうがいい

互いに非難することがあっても   非難できる資格が自分にあったかどうか

あとで  疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは   少しひかえめにするほうがいい

正しいことを言うときは  相手を傷つけやすいものだと

気付いているほうがいい

立派でありたいとか  正しくありたいとかいう

無理な緊張には  色目を使わず   ゆったり   ゆたかに

光を浴びているほうがいい

健康で  風に吹かれながら   生きていることのなつかしさに

ふと   胸があつくなる  そんな日があってもいい

そして  なぜ胸が熱くなるのか  黙っていても

二人には  わかるのであってほしい

                                        詩人  吉野弘 

 

 

 

披露宴も終始なごやかで楽しいひと時でした。

末永く二人の幸せを祈っています。

 

 

 

 

 

 

 

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