<その1>はこちら
悪魔の囁きに導かれて
不動尻方面に向かうと・・・・
山頂では50人以上の人で
溢れかえっていたのに
誰れもいません・・・
山頂から30~40分経ったころ
P989で東京から来たという70歳ぐらいの
男の人が休憩中
今日は下から大山に登ってきて
これから
不動尻から広沢寺温泉に向かうらしい
以後は
人里に着くまでは誰とも会うこともなかった
しばらく歩いているとP893の分岐に到着
黒のマジックで右→広沢寺・日向薬師(マイナールート)
誘き寄せられるように
この道をわけいってしまった
さらに30分ぐらい歩くとP778
ここは三叉路と思っていたので
南に伸びる尾根を直進してしまった
でも、
本当はT字路になっていて
左に行かなければいけなかったんだ
でも、地図と磁石も持ってるし
このまま尾根に乗っていけば
キャンプ場にいけるとは思っていたから
まだまだ、余裕のよっちゃんだったんだけどね
ところが、
何個目かの小ピークを右にトラバース気味に下りた時
尾根を踏み外してしまった
戻ろうとすれども、
行く手を鹿柵に阻まれちゃって
引き返して、ザレた急斜面をもう一度
尾根までよじ登る元気もなく
そのまま支沢をどんどんと下った
踏み跡もほとんどない急斜面で
何度かシリモチをつきながら
怪我が一番怖かったよ
マル秘お宝映像
顔がひきつっていま~す
なんとか谷(屏風沢?)まで
下りてきた
ここからは
沢を下流に向かって右に左に徒渉したり
落差のあるところは
急斜面を高巻いてのルートファインディング
でも、あと1~2時間あとだったり
雨が降っていたなら
間違いなく、野宿だったな
たかだか標高400メートル程度の山域
なんだけどね
「中高年がまた遭難」
なんて記事にならなくてよかったよ
最後の屏風沢の大堰堤を右岸から
高巻き、反対側に下り立つと
50メートル位先に東屋が見えた
さらに先にはキャンプ場につづく林道も・・・
振り返って見た堰堤
あとは、人っ子一人いない
日向ふれあいの森キャンプ場の中の林道を下り
20分で
暮れにも寄ったクアハウス山小屋で休憩
アイスコーヒーと紅茶のケーキセット
やっと人里に下りてきて
どっと疲れが出てきたよ
あとは、ゆっくり林道を25分歩いて
日向薬師のバス停へ
バス停に着くと
ちょうど、16時15分発のバスが来た
伊勢原駅で夕飯のおかずを買って
無事に家に帰ってきました
あの沢が屏風沢だったのか鍵掛沢だったのか?
どこで尾根を踏み外してしまったのか
近いうちにまた探索しにいかねばならない
おしまい。