風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

情緒のある町並み① 関宿・宿場町その2

2015-09-16 | 三重県・山・北勢
 三重県亀山市関町の関宿です。
 かっての旅籠屋だった玉屋から出て、関宿を一望できる眺関亭へ向かいます。

①②眺関亭。
 その屋上から街道の西側を見る。




③~⑦中町の通りを歩く。
 きょうは雨で人通りが少ない。
 しかし団体がくると、そのときだけ通りはにぎやかになる。










⑧江戸時代の高札場跡。
 今は関郵便局になっている。


⑨町並みに配慮した造りになっている百五銀行。
 三重県の代表的な地方銀行。


⑩⑪江戸時代末に建てられた町屋建築のひとつ、関まちかど資料館。
 長火鉢、銭箱などが置いてある。




⑫~⑭






⑮牛馬をつなぐ金具。
 馬は高い位置に、牛は土台などの低い位置に取り付けられている。


⑯⑰木崎町まできた。
 下り坂がまっすぐに伸びて行く。
 木崎町は比較的低い屋並みが続く。




⑱大名行列を宿役人が送り迎えした御馳走場とよばれる場所。


 関宿は江戸時代亀山藩に属し、東海道、伊勢路、大和街道の分岐点という立地条件により繁栄しました。
 しかし明治以降、鉄道の開通などにより通行者は減少し、宿場町から周辺の在郷町へと変わっていきました。
 1952年に新しく開通した国道1号は関の街なかを通らなかったため、今の古い町並みが残ったものです。
 
 明日は、函館です。

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2 コメント

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亀山市の関宿 (ヒトリシズカ)
2015-09-16 09:44:14
いせえびさん

今回ご紹介なさった亀山市の関宿は、江戸時代の面影を残した宿場町です。最近はこれだけ宿場町の面影を残した街並みも少なくなりました。

その面影をしっかり表現する画像が並びます。

実際にはこうした街並みで、今も暮らすのは制限が多く大変だそうです。

木曽の馬篭町などでは、観光資源として保存していますが、エアコンの室外機やアルミサッシの窓枠などの設置制限が厳しいそうです。

でも、ご苦労も多いことと思いますが、何とか街並みを保存していただければ、と思います。
ヒトリシズカさま (いせえび)
2015-09-16 14:16:52
コメントありがとうございます。
重伝建の地区は固定資産税の減免や改築の補助などがありますが、いろいろな制約があり、たいへんだと思います。
実は今、広島県の竹原にいます。ここも重伝建地区です。
所用があり岡山県にきたので、瀬戸内海を撮りに来たのですが、雨模様で海はだめなので、再度竹原を訪れてました。
もう一泊しますが、明日も雨のようです。

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