たびたび記録

心に残る風景

宇治平等院

2014-10-26 | 旅行
2012年9月から修理が始まった平等院が2014年10月1日に落成式を迎えた。10月6日から公開されている。美しくなった平等院を訪れる企画に参加した。新しくなった平等院鳳凰堂は塗装されとても美しくなった。極楽浄土の宮殿をモデルにした鳳凰堂は建物自体が国宝である。堂内には平安時代を代表する仏師定朝の作の阿弥陀如来座像が東向きに安置され、屋根の南と北には鳳凰が飾られ金色に輝いていた。これはレプリカで本物は平等院庭園にある鳳翔館に展示している。1053年に阿弥陀如来を安置する阿弥陀堂が建立されその建物が現在鳳凰堂と呼ばれている。その頃の屋根の一対の鳳凰の頭部には五色の頭髪が植えられていたらしく、鳳翔館に頭髪のある鳳凰の再現モデルがあった。
平等院南門に近い鳳翔館は梵鐘・鳳凰一対・雲中供養菩薩像26体(鳳凰堂の壁面にレプリカ26体を含め52体飾られている)など国宝が展示され見ごたえがある。最初にここを見るのが良い。