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バーボングラス片手のロックな毎日

新駅、新ルート、新型車両ラッシュ

2019-03-17 08:34:35 | Talk is Cheap
JRおおさか東線が全線開通した。
新しく出来た駅は「南吹田」「JR淡路」「城北公園通」「JR野江」の4駅。
これで新大阪から久宝寺まで結ばれ関西本線を経由して奈良までのアクセスがスムーズになった。直通の快速電車を使えば奈良まで55分でいけるそうだ。
今まで奈良に行くにはJR大阪駅から環状線に乗り入れてる大和路快速や鶴橋で近鉄に乗り換えるルート、または京都からJR奈良線か近鉄特急で行くルートだった。新たなルートができたね。



大阪近郊の鉄道網は充実している。
三宮-大阪間はJR阪神阪急の三社が並行してて、大阪-京都間はJRと阪急が並行して走っている。
おかげでどちらかが事故で動かなくなっても振替で何とか近くまで行けるので便利だ。

大阪市内はメトロ(地下鉄)が縦(南北)に四ツ橋線、御堂筋線、堺筋線、谷町線、横(東西)には中央線、千日前線などが走って網羅してる。
谷町線は八尾南から天王寺-天神橋筋六丁目の縦を経由して守口の大日までの斜めを結ぶ。京阪電車は淀屋橋から枚方経由の南河内ルートで京都まで行ける。、長堀鶴見緑地線は淀屋橋から京橋経由で門真まで行ける。

淀川を挟んでの摂津と南河内を結ぶルートって大阪空港から門真を結ぶ大阪モノレールや、井高野(上新庄)から今里までを結ぶ今里線しか無かったから、この新大阪から放出を経由してJRおおさか東線は新たな斜めルートだ。

阪急電車の淡路駅は北千里線と地下鉄(大阪メトロ)の堺筋線(天下茶屋行き)が乗り入れてる駅。
ここ数年、阪急電車の淡路駅付近(上新庄-崇禅寺・柴島)は高架になるための工事をしていて、ちょっと離れたところに駅らしきものができてた。だからてっきり「あれ?結構迂回させるんだなぁ」なんて思ってたのだが、あれは違う線(JRおおさか東線)の駅だったのね。

大阪人以外には「なんて読むんだ?」「何処の地名だ」「何処を走ってる電車だ」と言われそうだが、JR野江は京阪電車と、鴫野(しぎの)はメトロ今里線と、放出(はなてん)は学研都市線、高井田中央はメトロ中央線、河内永和は近鉄奈良線、久宝寺ではJR大和路線と結ばれた。
乗り入れ・乗り換えでかなり便利になったのよ。利用するかどうかは知らんけどね。



大阪近郊の路線がどんどん充実している。
北陸新幹線の延伸ルートは金沢-敦賀は決定してるが、敦賀から京都・大阪へは米原経由なのか小浜ルートなのか、新駅はとかまだ決定していないが、もうすぐはっきりするだろう。
2025年の大阪万博開催予定地の夢洲にも大阪メトロ中央線が伸びる予定だ。現在はコスモスクエア/咲洲が終点だが、夢洲トンネルを使って延伸するらしい。京阪中之島線も新桜島から舞洲経由で夢洲まで延伸予定だ。JRゆめ咲線も同様に延伸させるみたいだ。

同じく3月16日にはJR嵯峨野線墓京都-丹波口間に梅小路京都西駅が開業した。
観光都市京都はバスもそうだけど列車も充実してる。



阪急電車は3月23日から京都線に観光特急「雅洛」を走らせるそうだ。
さすが阪急電車。電車の乗るだけで日本の和を感じられる落ち着いた雰囲気。以前も嵐山へ行く列車や、京都戦お特急を和のテイストに仕上げてたが、今回はかなり本格的。暖簾をくぐり、床は板で座席は畳張り、格子や箱庭があって窓も丸窓。至る所に和を取り入れてる。
阪急電車はラッピングがお得意。宝塚歌劇仕様の列車を見かけたこともあった。もちろんこの雅洛も凝るのだろう。

こういう特別仕様の列車はまだいいのだが、酒を飲んだり食事ができたりするように改装された電車、いわゆる観光列車っていうのはちょっと苦手。
同じく3月23日から運用される西日本鉄道(福岡)のThe Rail Of Kitchen CHIKUGO。
通勤用電車の6050型列車を赤白のチェック柄で外装し、調度品や料理なども地元福岡県のものにこだわってるという観光列車を走らすらしい。

個人的にはこういった観光列車はまり好きではない。各地でこんな観光列車が走ってるが、俺は列車は移動手段だと思ってるからね。窓の景色を楽しめばいいと思ってる。食事は駅弁でいいよ。美味しいものが食べたければ電車を降りてから地のものを食堂などで食べればいいのでは?って思うのね。まぁオリエント急行とかななつ星みたいに、長距離移動の列車旅を楽しむのなら別なんだろうけどね。そういや昔の新幹線には食堂車が付いてたな。

先日関西テレビの「セブンルール」という番組で、岩手県三陸鉄道の女性運転士が取り上げられてた。
その中で「10両編成の列車を動かす夢は諦めていない」って語っていた。そうなんだよね。阪急電車もJRも京阪も近鉄も南海も地下鉄(メトロ)も、当たり前に10分以内の間隔で列車が来て、当たり前のように10両編成の列車が来る。
人口の差もあるだろうけど、地方都市では電車を使うより車で移動したほうが便利、早い、確実。それがセオリーだものね。

逆に実用的でニーズに合わせた列車。
JR西日本が網干・姫路-野洲間の新快速に取り入れた有料座席サービス車。
1日4本限定で各座席はリクライニングは当然、テーブルやコンセント Wi-Fiが完備されてる。
混雑せずゆっくり座って、または眠って、いや仕事しながら長距離通勤が可能だ。利用料金は500円。高いか安いか。

以前福井に住んでる親戚から「旦那が来年から淀屋橋勤務になったから、至急住む家を探すのを手伝ってほしい」と連絡があった。(12月中頃)
条件を聞くと「勤務先(淀屋橋)まで1時間半くらい、最寄りの駅までは徒歩30分かまたは車で10分」と言う。
正直笑ってしまった。同時に困ってしまった。
この条件なら住居範囲は姫路から彦根あたりまで広がるし、最寄駅なんぞ10分も歩けば違う駅に行けるからね。

でもね、地方での列車や電車の時間の感覚ってそうなのよね。
東京・大阪の便利さに慣れてしまうと、地方都市や町に講習や旅行で行くたびに乗り継ぎや待ち時間で時を持て余すことが多々あるのよね。

3月19日に開業する山口県の清流みはらし駅。
山口県岩国市の錦川清流線の川西駅から錦町駅に至る全長32.7kmの区間に26年ぶりにできた新駅。この駅のすごいところは降りてもどこにもいけないことだ。
会社と連結した駅や改札、降りても周りに何もない駅、無人駅ってのは全国津々浦々結構ある。絶景駅で言えばJR嵯峨野線の保津峡駅や、兵庫県北部の余部鉄橋空の駅などがあるがこの駅は異色だ。イベント列車の乗客だけが降りれる駅で、降りてもどこにもいけない。眼下に流れる錦川の渓流風景を楽しむだけの駅。悠久なる時間の無駄使い駅だ。観光客でいっぱいの錦帯橋を避けてこんな駅に行くのも、旅の思い出にはいいのではないかね。



16日には西武池袋秩父線に26年ぶりに新型列車が導入された。
LAVIEW(ラビュー)という特急は球体のような先頭部、シートの座面から荷物棚近くまで広がる窓、ソファのようなシートが特徴。
1969年登場の初代レッドアローの三代目だそうだが、かなり斬新なデザインだ。

同じく16日に富山市北部を走る路面電車、富山ライトレール「ポートラム」の8代目車両がお披露目された。
白銀の立山をイメージしたホワイトシルバーの車体。営業運転開始は22日から。

大阪のJR学研都市線東寝屋川駅は「寝屋川公園駅」に改名。

平成の大合併のモデルケースと言われた兵庫県篠山市。
篠山町、今田町、丹南町、西紀町の多紀郡4町が合併して誕生した篠山市は、平成終わりとともに丹波篠山市と名称変更される。
それに伴い、JR福知山線篠山口駅の名称も変わるのだろうか。
ちなみに丹波市は篠山市発足の5年後に、氷上郡柏原町、氷上町、青垣町、春日町、山南町、市島町の6町が合併して出来た市。
丹波と篠山、京都と兵庫と旧国の境界線や名称とも関り合い亜があるから根が深い問題だ。

JR九州の新熊本駅もそろそろ完成だそうだ。
加藤清正築城の熊本城の石垣と同じく、この駅の外壁にも武者返しが設置されてる。
熊本駅白川口(東口)隣接地には肥後よかモン市場、駅ビル、駅北ビルなどができるそうだ。



鉄道オタクではないが、新しいルートや、新しい駅、新しい列車はなんか楽しい。


















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