GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

白黒はっきりさせたい正義の味方

2018-10-29 03:02:30 | BOOK/COMICS
「ごめんで済んだら警察はいらんのじゃぁ!」
一昔前はこんな言葉が飛び交ったものだが、実際は謝ったら「まぁええわ」って許してもらえた。
しかし昨今のネット社会、謝まろうが何しようが執拗に糾弾しとことんまで追い詰める。SNSやネットだけじゃない、それに便乗してメディアまでジャッジを下そうとする変な世の中。まるでどいつもこいつも正義の使者になったかのように酷くて残酷。

いつから君はそんなに偉くなったんだい?

内戦下のシリアで拘束されて先日解放されたフリージャーナリストの安田さんについても、あちこちで誹謗中傷と自己責任論、果ては政府の対応批判まで繰り広げられている。彼を養護をする人間もいるが、これまたとんちんかんで的外れな論理展開。
いつものことだけど、批判や擁護をする前に情報を集めて整理して問題点はどこなのか、そしてどうすればいいのかなど、普通の企画や会議で必要なことをしないまま誰も彼もが好き勝手に自分の見解を述べだすからこんな騒ぎになる。

普通の事件では、警察(官)が犯人を捕まえ(現行犯なら一般市民でも逮捕できる)、証拠や状況を整理し自白を元に書類を作成し送検する。警察官が罪や罰を決めるわけではない。この時点では容疑者であってまだ犯罪(確定)者では無い。

その送検されてきた事件の状況を整理し、証拠や経緯を拾いなおし起訴するのが検察(官)の役目。この時点で容疑者は被疑者または被告と呼ばれる。

そして起訴状を元に被害者と被疑者それぞれ双方の言い分や、状況や関係者の情状などを考慮し罪や罰をジャッジ(判断)するのは裁判所(官)の役目。

これをマスコミやネットでは、勝手にそれぞれが全部やっている。そのほとんどが事件には関係無い部外者なんだな。それでも正義の味方を気取ってアレやコレや言い立て書き立てるのはなんだろうね。いっちょかみがしたいのか。

だからか今は、そんな「俺にもジャッジをさせろ」「私にも言わせろ」と思ってる欲求不満の人々を代弁してくれる、刑事ドラマや裁判ドラマが人気あるのかね。自分の代わりに謎を解いてくれる、事件を究明してくれる、犯人を捕まえてくれる、そして裁いてくれるからね。

今クールでも、水谷豊と反町隆史主演の相棒(season17)

中島健人と遠藤憲一のドロ刑

寺島進主演の駐在刑事

など警察もの(刑事ドラマ)が人気だ。

他にも瀧川英次主演の警視庁捜査資料管理室(仮)や行動心理学を取り入れた栗山千明主演のサイレント・ヴォイス

もはや定番のシリーズになった沢口靖子主演の科捜研の女(なんともうseason18)などがある。


今いっきに並べて書いて思ったがちょっと多すぎないか?

そして今クールでは織田裕二と中島裕翔主演のSUITS/スーツ

米倉涼子のリーガルV

どちらも弁護士主役のドラマだ。

あっ!そういえば阿部寛主演の下町ロケットも裁判が絡んでるね。


SNSやネットなどでは治らない気持ちをドラマで代弁託してるのかな。
変な正義感で糾弾したり炎上させる今、警察・刑事モノや裁判モノのドラマが視聴率がいいのはちょっと興味深いな。

法廷もので傑作なのはジム・キャリー主演のライアー ライアー(1997年公開映画)。

どんなに無理な依頼でも“嘘”で無罪を勝ち取る弁護士ジムキャリーは、私生活でも嘘ばっかり。そんな彼に妻は愛想を尽かし息子を連れて家を出て行ってしまう。嘘をつかれ誕生日パーティをすっぽかされた息子は「パパが一日だけでも嘘をつきませんように」と神に願うと、なんとジム・キャリーは絶対に嘘をつけないようになってしまう。
嘘八百、口八丁で裁判を乗り切ってたジム・キャリーが嘘が言えなくなり、本音だけで戦い四苦八苦するこの映画、是非見て欲しいな。

この映画と同じように、嘘が言えなくなった不動産営業マンが主役の漫画もある。
正直不動産(漫画:大谷アキラ、原案:夏原武、脚本:水野光博)
千三つ(1000のうちに3つしか本当のことを言わない)が通説の不動産業界。都合の悪いことはうやむやに説明し、嘘ではなく限りなくグレーな表現しかしかしないこの世界で、嘘がつけなくなってしまったエース営業マンが七転八倒する話。

フェイクニュースや思い込み、推測や憶測だけで人を糾弾し攻め立てる世の中。
自分の正論を押し通し、他人にも押し付け、反対意見を封じ込めようとするこんな時代。
いっそこんな風に本音しか言えない社会になってしまった方がいいのかもしれない。
でもそれはいろんな摩擦や衝突を生み、結局最後は争いに・・・

嘘も方便というけれど。
諸外国みたいにYESかNOか、白黒はっきりさせるような社会より、曖昧な方が日本人には向いてると思う。
どないでっか?ぼちぼちでんなぁ。そんな社会でいいような気がする。それはそれでダメか。難しいなぁ。



サザエさん、フネ初代声優麻生美代子さん死去

2018-09-03 23:00:19 | BOOK/COMICS
日曜の夜といえばちびまる子ちゃんとサザエさん。
これを見ながら「あぁ休みが終わっちまったい。明日からまた仕事だ(学校だ)。」とちょっと憂鬱になったりする人が多いという国民的番組。
先日ちびまる子ちゃんの作者、さくらももこさんがお亡くなりになられたという訃報を書いたのだが、今日またサザエさんで磯野フネ役の声をされてた声優、麻生美代子さんがお亡くなりになられていたというニュースが流れてきた。

麻生美代子さんは、1969年のサザエさん放送開始から2015年まで46年間、磯野フネ役の声をされておられた。
まぁ、これだけ長く続く番組だ。声優の方はどんどん歳をとられたりして、交代されたりしてる。
簡単に羅列してみると

1970年磯野カツオ役が大山のぶ代(元祖ドラえもんの声の人ね)から高橋和枝に交代。
1976年磯野ワカメ役が山本嘉子から野村道子に交代。
1978年フグ田マスオ役が近石真介から増岡弘に交代。

1992年原作者の長谷川町子が死去。

1995年に磯野カツオ役が高橋和枝から冨永みーなに交代。
1999年2代目磯野カツオ役の高橋和枝さんが死去
2005年磯野ワカメ役が野村道子から津村まことに交代。

2009年には磯野フネ役の麻生美代子さんが急病のため谷育子が代役として担当(翌週に復帰)。
2014年に磯野波平役の永井一郎が死去。茶風林に交代。
2015年に磯野フネ役が麻生美代子から寺内よりえに交代。

カツオくんの声が変わった時はなんか違和感があったが、フネさんはあまり違和感がなかったなぁ。
サザエさんとタラちゃんはずーと変わらず同じ人だってのもすごいことだな。

サザエさんはもともと長谷川町子さんの漫画が原作だが、その記念すべき第一話で最初に登場するのはフネさんなのだ。



サザエさんファミリーはいつまでたっても歳をとらないのだが、確か最初の設定ではフネさんは48歳だった。アニメ版では知らない間に52歳になっているのは不思議。波平さんは54歳。どちらにしても今の時代の年齢から考えりゃぁ、ちょっと老けすぎなのだが。まぁ、フネさんみたいな割烹着をつけた女の人って今は皆無だしね。

今年のFNS27時間テレビでは、その年の司会者とかをアニメの中に盛り込んだ内容になるのが恒例で、過去には明石家さんま、島田紳助、中居正広、SMAP、タモリ、小出恵介、内村光良などが登場してる。や今年は関ジャニ∞の村上くんが登場するらしい。

そういや以前、サザエさんの実写版で25年後のサザエさん一家を描いたグリコのCMがあったが、今後もう続編は作られないのだろうか。
OTONA GLICO~25年後の磯野家~。カツオが浅野忠信、ワカメが宮沢りえ、タラちゃんが瑛太、イクラちゃんが小栗旬という超豪華メンバー。
ドラえもん実写版CMのジャンレノ、妻夫木智、水川あさみ、山下智久などと同じく、続編を期待するのだがね。

そういやサザエさんて、次回予告のエンディングが変更になったな。以前はサザエさんがお菓子(ピーナッツだったかな?)を放り投げ、口で受け止め食べるところを視聴者に見つかって慌てて「来週もまた見てくださいね〜」とナレーションする映像だったのだが、その直後に喉に詰まって「んが、ん、ん」とやってたのがクレーウ入った見たい。今でいう「けしからん」「子供が真似したらどうする」ってお節介クレームの走りね。今はじゃんけんに変更されてる。

まぁ、話があっちゃこっちゃ行ってしまったが、それだけサザエさんは見てしまってるってことだな。
単行本45巻。
今から頑張って読み直そう。



ちなみに原作マンガでは結構フネさんはっきりした性格で、よく波平さんとも喧嘩してたりするのだ。
カカァ天下ってやつですかね。


ちびまる子ちゃんと昭和

2018-08-28 05:12:53 | BOOK/COMICS
さくらももこさんがお亡くなりになられてたというニュースが流れてきた。
8月15日に乳がんがでお亡くなりになられたそうだ。
合掌。

さくらももこさんと言えばちびまる子ちゃん。
今更説明しなくても誰もが知ってる国民的アニメ&漫画。
サザエさんと同じく三世代家族を描いたストーリーは毎回、「あるある」と、「あったあった」のオンパレード。
サザエさんが昭和初期から中期、ちびまる子ちゃんは昭和中期から末期を描いてたな。

ちびまる子ちゃんの設定は静岡かな。サザエさんは最初は九州だが、東京編の方からが一般的に知られてる。

おはようスパンクの作者たかなししずえさんの自伝的漫画しーちゃんのごちそうは千葉の房総が舞台だ。

じゃりんこチエは大阪天王寺界隈。昭和の頃は地域性がだいぶ出るよなぁ。
ただし、じゃりんこチエの世界はDEEPすぎて一部の人しか共感はされないと思う。


昭和の後半を彩るといえば松任谷由実(荒井由美)の曲だ。ユーミンの歌がハイソでおしゃれな女の子(及びOL)の「あるある」とか「あったあった」とか、理想だったりする対極に、ちびまるこちゃんの生活描写は存在してる。
決しておしゃれじゃない生活。
ユーミンの歌ではアカプルコでソーダを飲んでても、ちびまる子ちゃんの食卓は鯵のフライと味噌汁だ。ユーミンの歌ではロッジでクリスマスを待っってたり、恋人がサンタクロースであっても、ちびまる子ちゃんの家では色紙を切って作った飾りで普段と変わらない食卓だったりする。

バブルの頃、ボディコン・ワンレン&プアゾンの香りで、Wのスーツ着た醤油顔の24時間働けますなイケメンをアッシー・メッシー・ミツグ君にしてたレディたち。トレンディドラマと同じく、夜な夜なベイエリアやディスコ・プールバーでで遊んでたレディ達。でも、本音はティラミスよりはしば漬けの方が食べたかったのではないかね。(山口美江のそんなCMあったな)
ちびまる子ちゃんはそんな気持ちを揺さぶり起こす、漫画だったような気がする。

日曜日の夕飯前にサザエさんとちびまる子ちゃん、この二つが連続で流れると一般会社員の人は「あぁ、休みが終わっちまった」「明日からまた仕事だ」とブルーになりながら見てたんだろうな。それでも毎週ルーティンのようになんとなく観てる人は多いのだろうね。

近藤房之助や坪倉唯子という実力派ブルースシンガーが集まったユニット、B.B.クィーンズのおどるポンポコリンも大ヒットしたなぁ。レコード大賞も取ったんだったっけ。
まる子のお姉ちゃんが西城秀樹のファンという設定で、アニメの中でもヒデキガ度々登場したなぁ。寺内貫太郎一家で樹木希林が沢田研二のポスターに向かって「ジュリ〜」って言ってたのとなんか通じる。そういえば寺内貫太郎一家には西城秀樹も出てたっけ。先日西城秀樹さんが亡くなられた時も追悼で特別編流れてたのになぁ。まさか作者までお亡くなりになるなんて。そういやお姉ちゃん役の声優さんも1-2年前にお亡くなりになられてたはずだ。

平成が終わる。
もう少ししたら年号がまた変わる。
昭和って時代はもう過去のものになってしまうのだなぁ。

合掌。


銀魂 実写版映画公開と漫画連載終了

2018-08-25 06:39:58 | BOOK/COMICS
銀魂2が公開されて大好評らしい。
銀魂ファンとしては是非見たいところなんだが、まだ行けてない。
コードブル−劇場版も観たいのだがこれも行けてない。検察側の罪人も観たい。観たい映画はいっぱいあるのだが、なんやかんや言ってる間に見損じまって、しょうがないからDVDになるのを待とうってなるいつものパターンになりそうだ。やばいなぁ。

実写版銀魂は前回と同じく豪華メンバー。
小栗旬、菅田将暉、橋本環奈、中村勘九郎、柳楽優弥、長澤まさみ、岡田将生、堂本剛、菜々緒、ムロツヨシ・・・さらに今回は三浦春馬、窪田正孝、堤真一、戸塚純貴、主役級脇役、今が旬の役者がゴロゴロ。
佐藤二朗は今回は何役だ?キャバクラの店長役という噂だが)、山田孝之は今回はでてないのかな?前回はエリザベスの中に入っていたが。

まるで地方観光地の観光客相手に出す海鮮丼みたいなキャスティング。
マグロ、タイ、ヒラメ、ブリといった主役級だけでは飽き足らず、イクラと牡蠣と海老を乗っけて、さらにトッピングで金目鯛、サザエ、生しらすまで盛り込んだような丼。オプションでズワイガニとフグの鍋も食べられるってところか。
これだけ盛り込んだらもう一体何が何やらってなるところを、そこは福田雄一監督(脚本も)、きっちりまとめてることだろう。(なんで上から目線?)

20世紀少年やシン・ゴジラもかなり豪華キャストだったけど、きっちりまとまってたもんな。
まぁ、戦国時代とか、幕末〜明治維新の時代とかもこんな海鮮丼みたいなもんだ。どこを食べても美味しいのだが、どれにメインにするかによって味が変わってしまうものだ。そこをバランスよく差配するところが腕の見せ所ってやつか。(だからなんで上から目線になるの?)

実写版銀魂2公開!と喜んでたら、原作漫画の方が9月で終了するらしい。
今までもう終わる、もう終わらせるって言いながらも続いてたが、今回は本当に終わるみたいだ。コミックス最新刊74巻でも、もう終わらすぞ!って感じでコメント入れてたしな。



まぁ、漫画にしろ、小説にしろ、ドラマにしろ、エンディング(結末)に向けて進んでいくんだからいつか終わるんだけどね。
ギネスにも載った、こちら葛飾区亀有公園前派出所でさえ終わったんだ。ゴルゴ13や釣りバカ日誌、クッキングパパなどは終わる気配さえないが、それでもそのうち最終話を迎えるんだろう。ジョジョシリーズなんてもはやライフワークだろうな。

終わらない(完結を迎えない)漫画は、サイボーグ009や火の鳥のような作者が亡くなってしまったパターンか、キャプテンハーロック(松本零士)のように広げすぎちゃってたためなくなったか、HUNTER×HUNTERやNANAのように作者がもう描けなくなっちゃうかだな。
とはいえ人気の漫画は作者が終わらせたいのに、なかなか連載終了をさせてくれないって大人の事情もあるみたいだ。終わるべきところで終われなかった漫画はちっと切ない。ファンとしては嬉しいのだが、なんかピークを過ぎたままズルズルってなってしまったのを読むのもつらいしね。

ドラゴンボールだってレッドリボン軍との戦いが終わった時、ピッコロとの戦いが終わった時、フリーザとの戦いが終わった時、セルとの戦会が終わった時など、終わらせられる展開だったのに続いてた。いや、続けさせられてたんだろうな。連載終了してもアニメは今度はZとか続編というか別編が出来上がって、神やいろんな宇宙の強敵が出てきてもう何がなにやら。
北斗の拳だってラオウが死んだ時に終わってれば・・・。元斗皇拳のファルコとか、修羅の国編なんかはそれはそれで面白いんだけどね。

そう考えるとスラムダンクのように人気絶頂の時にビシッと終わらせるのって大変なんだろうな。
はじめの一歩や名探偵コナンの作者はどこで終わらせようかって考えているのだろうか。広げすぎたらたたむのも大変。からくりサーカスなんかはよくたためた方だ。ONE PIECEなんかたたむどころかさらに広がっちゃって、この分じゃまだしばらくは終われない展開になってしまってる。
人気がなくなって途中の中途半端なところでいきなり畳まれ連載終了されるよりはいいけどね。

銀魂74巻では新たな展開が始まってたので、このままじゃぁ終わりそうもないんだけど、どうやって最終話にするつもりなんだろう。
マンガの方は終わるけど、実写版は3も作りそうな気配だ、柳の下のドジョウ狙いか?大人の事情ってやつだな。
とりあえず実写版の銀魂2は観ておかないとな。スターウォーズみたいにエピソード何まで観たっけ?とついていけなくなりそうだ。ハリーポッターはどれを見てどれが見てないのか既にわからない状態。(ジョジョもジョジョリオンから脱落した)

でも今映画館に行ったら人が多そうだし・・・なんて言い訳だな。今は全席指定券だから関係ないのだからね。
さっさと観に行こうっと。



山崎の合戦 天下分け目の天王山

2018-06-13 21:57:21 | BOOK/COMICS
6月13日は山崎合戦の日
本能寺で討たれた織田信長の弔い合戦として、羽柴秀吉と明智光秀が戦った日。(西暦だと7月2日だけどね)

山崎と言えばサントリーのウイスキー山崎とか工場が有名だけど、これが実は大阪府側にあることはあまり知られていない。

山崎は大阪府三島郡島本町山崎(サントリーの工場はこっちね)と京都府乙訓郡大山崎(アサヒビール大山崎山荘美術館はこっちね)にまたがってる。阪急電車の大山崎駅とJRの山崎駅があり、その距離は徒歩2-3分で阪急富田駅とJR摂津富田駅よりも近い。

多くの人が甲子園球場が兵庫県ではなく大阪と勘違いしてるように、東京ディズニーランドが千葉だと知らないというのと同じで、天下分け目の天王山とか、山崎の戦いとか揶揄されるこの場所は、摂津(今の大阪府)と山城(今の京都府)の境である。
まぁ、どんな有名な合戦の場所も、実際どこにあるのかわかっていないってのは多いけどね。

関ヶ原の戦い=岐阜県不破郡
川中島の戦い=長野県長野市
三方ヶ原の戦い=静岡県浜松市
賤ヶ岳の戦い=滋賀県長浜市
長篠の戦い=愛知県新城市
桶狭間の戦い=愛知県豊明市
源平合戦の壇ノ浦の戦いや、宮本武蔵と佐々木小次郎の巌流島は山口県の下関市だ。

6月2日に本能寺にて明智光秀が織田信長を討った。
なぜ光秀が謀反を起こしたか、なぜ信長の首は出なかったのかとか、日本の歴史でミステリーとされる本能寺の変。
高松城を包囲してた秀吉の援軍に行くのが嫌だったとか、領地丹波の国替えを指示されたのが不服だったとか、家康の饗宴をボロクソに言われた恨みとか、身内(信忠)に全権を譲る信長に呆れたとか、秀吉・家康・公家の陰謀説とかいろいろあるけど、いろんな文献や歴史本見ても読んでもさっぱりわからないとこが謎。坂本龍馬の暗殺と同じく歴史ファンによっていろんな説があるけどね。

知らない人はいないと思うが、本能寺の変から山崎の合戦までを一気におさらい。

秀吉の援軍のために一度は坂本城から丹波亀山に移動した光秀が、1万3000人の兵には詳細を言わず「敵は本能寺にあり」(本当に言ったかどうかは不明)と京に戻り、本能寺にて信長を、二条城にて嫡男信忠を討った。

中国地方で毛利(毛利輝元・小早川隆景・吉川元春)攻めをしてた秀吉は6月3日に訃報を知り、急遽水攻めで陥落手前の高松城城主清水宗治の自刃で毛利と和解。全軍撤退して7日に姫路城11日には尼崎に入った。今でも理論上不可能と言われるこれが俗に言われる中国大返しである。

四国の長曾我部征伐のために大坂(現・大阪)にいた信長の三男・織田信孝(神戸信孝)と家康の接待で堺にいた信長四天王の一人丹羽長秀(羽柴秀吉の羽は丹羽から頂いた)と合流。中川清秀や高山右近ら摂津の大名も合流し、富田で作戦会議をして信孝を総大将として2万(最終的には約4万)の軍で光秀と戦うことを決める。

家康は謀反の報せを聞き次は自分が狙われると一目散に境から脱出。服部半蔵や堺衆のおかげで伊賀越えという陸路〜海路で駿河に逃げ帰る。

明智光秀は謀反後京の治安維持と安土に行き柴田勝家に対し防衛線を張る。そして新しい政権確立に奔走するが、秀吉があっという間に戻ってきたことによって誤算が生じる。味方になってくれると思ってた筒井順慶や細川幽斎・忠興(奥さんは光秀の娘ガラシャ)親子が動かず、少ない軍勢のまま秀吉と戦うことになる。

山崎に布陣した秀吉軍と光秀軍の本格的な戦闘が始まったのは13日の午後4時くらいだと記録に残ってる。
わずか数時間で決着のついたこの山崎の戦い。敗走した明智軍は勝龍寺城に行くが、夜になり光秀はこの城を抜け出し坂本城に戻ろうとするが、途中で(伏見あたりと言われてるが長岡京あたりとも言われてる)落ち武者狩りにあって絶命。なぜか首は上がっていない。

この合戦の明暗を分けたのが天王山の制圧。合戦場を見下ろし動きを把握できるこの場所は今ではハイキングの名所だ。
8合目には旗立松という場所があり、この合戦時に秀吉が千成り瓢箪の旗印を掲げた場所と言われてる。
この場所からは桂川・宇治川・木津川が淀川になる三川合流の場所を一望できる。



この天王山には、幕末の禁門の変で敗退し自刃した長州藩の真木和泉他17名の墓、十七烈士の墓もある。
名神高速の天王山トンネルは、以前は最も渋滞と事故があると言われた場所で、明智軍の落ち武者や長州藩烈士の怨念のせいとまで言われてた。
ちなみに先日の山中にバラバラ遺体が捨てられてた島本町はここから車で数分の場所だ。

宝積寺は724年に聖武天皇の勅命で行基が建てたと言われる真言宗の寺院。秀吉が一夜で建てたと言われる三重の塔(一夜の塔)がある。
秀吉は大阪城築城までこの山崎に立てた山崎嬢を本拠地にしてた。
離宮八幡宮や、妙喜庵(千利休の待庵/国宝)などもある。

ついでにその後の織田家の流れも書いておこうか。

織田四天王の一人、柴田勝家は上杉と対峙しててため山崎の合戦までに戻れなかった。
滝川一益も北条と戦っていたため戻れなかった。
池田恒興は秀吉軍にいち早く合流し、天王山の戦いでは最前線で戦った。
丹羽長秀も秀吉軍の参謀として織田信孝のサポート兼ねて参戦。

山崎の合戦後、清洲会議で領地分配や今後の織田家のことの話し合いをしたらしいが、上記のことから秀吉の独壇場だっただろうな。

これはあまり知られてない話だが、清洲会議で秀吉が担ぎ上げた三法師。織田信忠の嫡男は織田秀信となり、秀吉の庇護のもと13万石の大名となっている。関ヶ原の戦いでは西軍に属し敗戦後は出家して高野山に行き、そこで亡くなってる。

山崎の合戦で総大将を務めた織田信孝は柴田勝家や滝川一益と組んで秀吉と賤ヶ岳の戦いをするが負けて自害する。
柴田勝家は追撃してきた秀吉軍の前で、信長の妹お市の方(浅井長政の妻)とともに自爆。
秀吉と夫婦ともに仲の良かった前田利家は柴田軍だったが、戦線から離脱。のちに加賀100万石の領主になる。
滝川一益は賤ヶ岳の戦い後は秀吉に臣従。

織田信長の次男・信雄は徳川家康と組んで小牧・長久手の戦いで秀吉と戦うが、勝手に秀吉と和解したりする困ったちゃん。関ヶ原の戦いの後は大和国5万石の領主。

徳川家康は伊賀越えで駿河に戻った後すぐに光秀討伐に向かおうと思ったが、山崎の合戦の報を聞き武田領(甲斐・信濃)を攻める。その後信雄と組んで小牧・長久手の戦いを秀吉相手にして優勢を誇るが、勝手に信雄が和解しやがるから大義名分がなくなりどないせいって感じになる。

小牧・長久手の戦い家康についた元柴田勝家の家臣・佐々成政は真冬のアルプス越えを敢行した。同じくこの戦いで池田恒興が戦死する。

そして四国の長曾我部、九州の大友や島津、北陸の上杉、関東の北条、東北の伊達や蒲生を制し、秀吉の天下になる。
天下取りのきっかけになった天王山、山崎の戦い。

つわものどもが夢の跡。
再来年の大河ドラマ「麒麟がくる」(長谷川博己主演)でこの山崎の合戦がどう描かれるか楽しみだ。
真田丸の三谷幸喜のように手抜きでナレ死とかにしたら怒る。

甲子園 暑い夏がもうそこまで来てる

2018-06-04 18:20:46 | BOOK/COMICS
梅雨前の青空。もう夏はすぐそこだ。
夏の風物詩といえば甲子園。
全国の高校球児の暑い夏が始まる。

今年の朝日放送のテーマソングは嵐が歌う夏疾風。
ゆずの北川悠仁が作ったこの曲のPVが、Youtubeで公開された。
これがなかなかの出来なのよ。

今年100回記念大会ということだからか、今までの名選手や名シーンがふんだんに盛り込まれてる。
王貞治、江川卓、桑田真澄、松井秀喜、松坂大輔、ダルビッシュ有、田中将大、斎藤佑樹、大谷翔平、藤浪晋太郎、そして清宮幸太朗。残念ながら清原は映ってなかった(見落としてたらごめん)不思議なもので、Numberという雑誌の甲子園の怪物特集がこの面々なのはただの偶然なのかな。



甲子園史上名選手は誰だ、名勝負はどれだなんてこのシーズンあちこちの飲み屋で語られ喧々諤々。あいつはすごかった、この勝負は目が離せなかった、圧巻だった、いやいや忘れちゃいけないあの試合・・・。長い歴史にはみんなの想いが詰まってる。このPVもそんな思いで作られてる気がする。

今年は100回記念大会で北海道と東京以外にも、埼玉、千葉、神奈川、愛知、大阪、兵庫、福岡からも2校出れるらしい。
大阪は毎年2枠アベレージでもいいと思ってるんだがね。大阪桐蔭が強すぎる。

甲子園は選手たちのプレーや名勝負もいいのだが、アルプススタンドで応援してる学生がいいのよ。
炎天下をものともしない学ランや制服の応援団やチアリーダー、選手や客席を鼓舞するブラスバンド、祈りを捧げるように見つめる瞳。声を枯らしてエールを送る。そしてやがて訪れる涙と歓喜。

いつもこのゲームセットのサイレンの音を聞くと、ユーミンのNO SIDEという曲が俺の頭には流れてしまう。



晴れ晴れと校歌を歌う選手たちを、ある者は悔し涙で、ある者は呆然と佇みながら、ある者は清しくやり切った満足感で見てる。そして観客席のみんなも同じくその目に焼き付けんとばかりに見てる。
この曲ノーサイドはタイトル通りラグビーの試合終了のホイッスルが鳴った時を歌った唄なんだけど、甲子園の試合終了のサイレンでも悲しいほど合ってしまうのだ。

高校スポーツの頂点を競う聖地は、ラグビーなら花園(大阪)、サッカーなら国立(東京)などあるが、それでも知名度や憧れでは高校野球の甲子園が一番だろう。
吹奏楽の普門館(東京/今は名古屋国際会議場センチュリーホールで開催)も有名だが、その他あらゆるジャンルの文化系全国大会で、甲子園と名打つ(愛称とされる)大会がある。そのほとんどは兵庫県の甲子園球場では行われないのだがね。(甲子園球場が大阪だと思ってる人は意外と多いが兵庫県だよ)

書道パフォーマンス甲子園(全国高校書道パフォーマンス選手権大会/愛媛県)
漫画甲子園(全国高等学校漫画選手権大会/高知県)
写真甲子園(全国高等学校写真選手権大会/北海道)
かるた甲子園(全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会/滋賀県)
などなど他にもいっぱいあるのだが、やはり甲子園と名付けると高校の頂点の大会って感じになるからかね。

書道パフォーマンス甲子園は成海璃子主演で書道ガールズ!! わたしたちの甲子園という映画にもなってる。



かるた甲子園は末次由紀さんの漫画ちはやふるで全国高等学校選手権大会となって描かれてる。



広瀬すず主演で実写版映画にもなっている。



写真甲子園は桐木憲一氏の漫画、東京シャッターガールで描かれてる。



実際にはないのだが、大食い甲子園って漫画もある。



全国47都道府県代表の高校生が大食いで競うこの漫画の作者、土山しげる氏は先日お亡くなりになられた。


甲子園。
毎年怪物が現れ、熱戦が繰り広げられる。

今年も暑い夏がもうそこまでやってきてる。

少女漫画

2018-06-01 09:14:39 | BOOK/COMICS
漫画誌のニュースが続々と流れる。
5月26日を最後に休刊される花とゆめに続き、6月30日には月間バーズが、9月にはヤングアニマル嵐が、10月にはYOUが休刊するらしい。
休刊といえば「いつか復活するのか?」と思われるが実際はそんなことはない。廃刊だ。

CDが売れない時代だと音楽業界が嘆く。
ダウンロードの手軽さに負けてCDが売れない。ドラマの主題歌とか話題曲をダウンロードで聴いて、気に入ったからフルアルバムを買うのかと言えばそうじゃない。興味があるのはその曲だけってことね。

同じことは漫画誌にも言えると思う。
いろいろ載ってる週刊/月刊漫画誌を買うより、読みたい漫画だけネットでダウンロードして読んだり、コミックスを買う方がいいのだろう。効率的ってやつね。
雑誌が売れない、CDが売れないって言っても、電子書籍やダウンロードなんかのシステムを作ったのもその業界の人なんだからね。
自分で自分の首絞めてるようなもんだわな。

俺らの時代はレコードは貸借りでカセットに録音、マンガ誌も貸借りで回し読みだった。
とにかくお金がなかったもんね。
だからかな借りたレコードはカセットレーベルにインスタントレタリングしたり、曲順考えて入れたりしてた。なけなしのお金で買ったレコードは大事に聴いていた。おかげで今でも当時の歌はタイトルも歌詞もフレーズもメロディも出てくる。ダウンロードで聞く今は、数年たったらタイトルさえ思い出せない曲が多い。

マンガだって、真剣に読んでたからかワンシーン、セリフをちゃんと覚えてる。
だから同じマンガにはまってたやつとは、もう連載終わって何年も経つのに語れたりする。克明に覚えてたりするのよね。

少女マンガというジャンルは最初苦手だった。
大きな目の中にはお星様がキラキラしてる、フリルの服着てたり、外国が舞台だったり。
だからキャンディキャンディとかベルサイユのバラでさえ、読んでたけどちっともストーリーがよくわかっていない。アンソニーとかテリーとかオスカルとか。だいたい外国名カタカナ名ってやつはイマイチ覚えられないのよね。いきなりニックネームで呼んでたりするし。エリザベートとエリザベス、マリーとメアリーなどが一緒ってのは当時わからなかったのよ。

しかも少女漫画にはいっつも謎の人が出てきたりする。
紫のバラを送ってくれる人だったり、丘の上でバグパイプ吹いてた少年だったり。陰ながら支えてくれる足長おじさん的な人だったり。
最終回でようやくあの人は実はこの人だったの!?と種明かしをされるんだが、そこまでの過程がまどろっこしいのよね。少女漫画ファンはそれが醍醐味と楽しんでたのかもしれないけどね。

俺が少女漫画にはまったのは、学生の頃に少女漫画のキャラに似てると言われたことから。
いくえみ綾のスターダスト三年目って漫画。



無理やり読まされた。ぶっきらぼうで愛想がないとこが、当時の俺は確かになんとなくそんなノリであったから似てるといえば似てる。しかし俺の家にも鏡くらいはある。こんな男前では間違っても無い。そしていくら俺が細身だと言ってもここまで華奢じゃない。奇抜な頭と服装、あとは音楽をやってるくらいしか共通点は無い。
でも当時のいくえみ綾の漫画は忌野清志郎的なノリではまったなぁ。

そして多田かおるの愛してナイト。



関西が舞台ということもあるが、俺らが行っていた(出てた)ライブハウスとか実名でガンガン出てくるし、漫画内で登場するバンドが歌う曲(歌詞)は44マグナムとかアクションとかノヴェラとか実際のハードロック系バンドの曲だった。

で、極め付けがパンクバンドのボーカルが、主人公のライバルとして出てきたこと。スターリンの遠藤ミチロウをイメージして作られたであろうそのキャラ、そして彼の歌う曲のおかげで、俺の元に「(あの曲の入ってる)レコード持ってたら貸して」というミーハー(死語)さんが連日やってきた。仕方がないから漫画で使われた曲「STOP GIRL」をカセットに入れて渡してあげるのだが、案の定翌日には複雑な顔をしてたっけ。そりゃ無理だわね。

そして別冊月間マーガレットに伝説的なヤンキー漫画が登場する。
紡木たくのホットロード。



リアルでありながらどこかロマンチックなんあい要は当時のがんじがらめの校則や、親の言うことに逆らえない女子たちのハートをがっちりつかんでたのではないかね。つい数年前に能年玲奈主演で実写映画化されたけど、イマイチ評判良くなかったなぁ。時代が違うんだろうね。ヤンキーはバイク乗らないし、族なんか絶滅危惧種だもんね。

ベルサイユのばらのように中世ヨーロッパ舞台の漫画はハマらなかったが、古代日本を舞台にした漫画にははまった。
山岸凉子の日出処の天使。のちの聖徳太子である厩戸皇子と蘇我蝦夷のお話。
最終巻でちょっと知恵遅のような小野妹子を遣隋使に選び、親書を委ねるところが印象的。

「日出づる処(日出處)の天子より日沒する処(日沒處)の天子に致す」で始まるこの書は、日本(倭の国)が中国(隋)の冊封制度(支配下)から出ますよ、これから私たちは同等ですよって独立宣言的な文。
この日本の運命を左右する文書の伝達が痴呆の小野妹子であることが、この物語の意図を見事にまとめてる。

クソ面白くもなくダラダラと年号を並び立てた教科書なんかより、この漫画を読んだ方がよっぽど勉強になると思ったよ。だって大化の改新が645年っていうのはみんな覚えてるだろうけど、なんで蘇我入鹿が殺されたのか、大化の改新って結局何が変わったのかとか知らない人の方が多いやん。

しかも史実(日本書紀)ではこの書に激怒した隋は小野妹子に返書を渡し、それに対しさらにまた「東の天皇が敬いて西の皇帝に白す」(直訳すりゃ「こっちは天をまとめる皇、そっちは皇の帝」)って、完全に喧嘩売ってるんだよ。これのおかげでその後、隋を滅ぼした唐とは同等の貿易交流してるもんね。

外国モノは苦手だと言ったが例外もある。
魔夜峰央のパタリロ。



常夏の国マリネラ王国、ダイアモンドで潤ってて税金がただで、福利厚生や保障がされてる国。こんな国に生まれたかった。
作者は以前にラシャーヌとかアスタロトとか魔界の話を書いてた人だが、絵も抜群に綺麗で、ストーリーも毎回面白い。源氏物語や西遊記など同じキャラを当てはめた別ストーリーもある。

オスカルとアンドレの関係はわからないが、バンコランとマライヒの関係は語れる。今風に言えばBLね。
もともと悪の組織の殺し屋だったマライヒが、007のような諜報機関(Mi-6)の凄腕スパイのバンコランに堕とされ、いいコンビなるところがいい。印象的なのは連日のハードな任務で食事をまともにとれないバンコランが、心配したマライヒに対して「まだ1杯のウォッカを1日のエネルギーに変えることはできる」っていうシーン。
いや、感動したとかじゃなくて「イギリス人のくせにウォッカ?」って思ったのよ。ジョンブル魂ならそこはスコッチでしょうと。まぁつまらんことほどよく覚えてるもんだ。

そして外国もんは苦手だといいながもはまったのがもう一つ。
吉田秋生のBANANA FISH。
カリフォルニアからニューヨーク、アメリカを舞台に繰り広げられる少年ギャングの戦いは見どころ満点。アッシュがかっこいいのだ。華僑の殺し屋・李月龍やブランカ(白)などクールなキャラが登場。

ベトナム戦争や児童虐待などの下手すりゃ重苦しくなる問題も、企業リテラシーやBLなども入っている。ショーターが薬で頭をやられ、アッシュが唯一心の拠り所にする日本人の英二を殺す暗示に贖う姿が哀しい。

たいていの漫画の続編やサイドストーリーは面白くないものが多いのだが、続編にあたるYASHA-夜叉とイヴの眠りは傑作だ。
バナナフィッシュではアッシュのライバルとして登場し、仲間になったシンが主人公で綴られていく。

同じく薬物や人体の極限をテーマにした漫画の傑作がある。
惣領冬実のES -Eternal Sabbath-
この人の漫画は全部面白い。バスケ漫画のボーイフレンド(SLAM DUNKと並ぶ傑作だと思ってる)とか、音楽漫画THREEとかは傑作だ。

話を元に戻して吉田秋生さんの漫画では、確か近日最終回を迎える予定の海街diaryも面白いね。
綾瀬はるか、長澤まさみ、広瀬すずなどで実写映画化されている。

少女漫画って結構実写化されてるのよね。
二ノ宮知子/のだめカンタービレ
神尾葉子/花より男子
一条ゆかり/有閑倶楽部
森本梢子/ごくせん
あげてったらきりがないが、こうして羅列しててちょっと気が付いた。

実写版に限らずヒットした少女漫画は、一般の世界とはかけ離れたところを描いてるのだが、シリアスだけでなくどこかギャグやユーモラスな部分が入ってるという共通点があるな。

今放映されてるNHKの朝ドラ、半分、青い。で70-80年代の少女漫画の世界が描かれてると好評らしい。
少女漫画家を演じる豊川悦司の怪演がいいとか、主人公の永野芽郁を完全に食ってると言われたり、くらもちふさこのいつもポケットにショパンなどがクローズアップされてる。
やはり同世代のみなさんは、当時を思い出してノスタルジックに浸れるからなのだろうか。

これを機会に里中満智子や萩尾望都などのレジェントの漫画を大人買いして読んでもいいかも。
美内すずえさんはガラスの仮面を掲載誌別冊花とゆめが休刊になっても必ず最後まで書き上げると仰られてる。
ガラスの仮面は、連載開始当初貧乏だったマヤが、休載〜連載再開したら携帯電話持っててちょっとびっくりした。それくらい月日の流れは速く、文明や生活の変化が早いから作者も大変だとは思うけどね。

そういったことからも、もうこれからは小説のように単行本書き下ろしの方がいいかもしれない。
毎週毎月の締め切りを気にしないで書けるだろうから、いい作品ができそうだ。
雑誌や炭鉱ビンなおの紙ベースが電子書籍に変わっても、漫画は永遠に不滅でしょう。



マスコミのせいで問題点がずれてるアメフト問題

2018-05-27 22:12:35 | BOOK/COMICS
なんか見てて気持ち悪い。
アメフトタックル問題のニュース。
得体の知れない憎悪と違和感を感じる。

相も変わらず当事者でもない人間がああだのこうだの言ってる。
コメンテーターとやらが物知り顔で「これは問題ですよ」と言おうが、それはいつものことだからな。

でも今回の件はちょっと的外れなところで騒いでる。
問題がいつの間にか監督やコーチからの指示があったのかどうかが争点になってて、販促タックルをした選手が被害者みたいになってる。
日大は原因究明をすべきだと責められ、会見すりゃ謝罪の仕方が悪いと責められ、あいまいな内容で問題点が全然ずれてると責められる。

何をいったいみんな騒いでるのかがわからない。
だから気持ち悪くてしょうがない。

ジャーナリズムかなんか知らないけど、やってることはいじめそのもの。
マスコミ・メディアが望んだ答えを引き出すためのインタビューや質問。
各社自分のところがインタビューしてる画像が欲しいからか、同じ質問ばかり。
それでも各社1回ずつというならまだわかるが、系列番組それぞれキャスターが質問してる絵が欲しいからかこれまた同じような質問。

それで長時間になって同じような質問ばかりだから打ち切ろうとしたら、寄ってたかって騒ぐ。
俺にも言わせろ、私にも言わせろ、まだ終わってない、何を終わらそうとしてるんだ、俺たちの欲しい答えはまだ出てない、そんな画じゃない。
うんざりして終わらせようとしたら横暴だといい、くだらないヤジに反論した司会者はダメな危機管理のない人にされる。

森友でも加計でも、事務次官のセクハラ問題でも、TOKIOの山口の謝罪会見でも、ずーと同じ絵、どこのマスコミも持って行きたい方向は一緒。
毎回繰り返される茶番劇。しかも笑えない。

今回の事件だって、SNSでアップされて初めて問題になっただけであって、試合は滞りなく終わってる。よく野球の試合でデッドボールの際にあるような最後に両軍入り乱れて喧嘩みたいになって、試合中断とか没収試合になったわけではない。あのタックルのせいで選手や監督が即退場になったわけでもない。
でも誰も審判は責めないのね。不思議。

前回も書いたが、あのタックルだって反則かどうかわからないし、あの時点では審判は注意も警告もしていない。あの選手が退場になったのは同じようなことを繰り返したからであってあのタックルではないのだ。そしてあのタックルは悪質とか言われてるが、アメフトの試合ならそこらで普通にやったりやられたりしてるもんだ。
今回騒いでるやつらはアメフト見たことあるのかな。知ってるのかな。やったことあるのかな。

なぜアメフトの他の意tロンな試合の映像を流さないの。
この試合でもこんな危険なタックルが、この試合でもこんなバトルがって。それならアメフト知らない視聴者にもわかるだろうに。
それは都合が悪いからだろ?「あぁ、結構普通のプレーなんだ」って思われたら糾弾できなくなるからか?

逃げれるように「スポーツですから安全対策は」などと予防線を張る。
野球のホームベースのタックル禁止になったのも、スライディングが危険行為になったのも、全部このせい。クロスプレーなくて面白いか?

逃げれるように「あくまでも学業の一環ですから」などと予防線を張る。
それなのにオリンピックに出る選手には日の丸背負わすんだね。

京大のタテカン排除を「大学には自治があって政治不介入」とか「表現の自由の抑制」とか言ってるのに、こんな時だけは大学はあくまでも学業期間なのね。

監督やコーチが「試合に出たけりゃ、あいつを潰してこい」と言ったってさ。
それこそ、「やっつけてこい」「再起不能に潰してこい」「痛い目に合わせてやれ」「後悔させてやれ」なんて平気で試合で使う言葉じゃないの?
あのイチローだってWBCで韓国と対戦する前「向こう3年は二度と戦いたくないと思わせるように徹底的に攻める」って言ってたぞ。

で、選手が勘違いして馬鹿正直に潰しに行った。
なんでそれを騒ぐのかがわからんところやねん。

監督やコーチが言ったのか言わなかったのかでいえば、言ったと思うよ。でもそれは上記のニュアンスで、まさか本当に再起不能にしてこい、病院送りにしてこいなんて指示するわけがない。それじゃぁ障害や殺人教唆だ。ましてやそんなもの試合でやるより、闇討ちするとか、移動のバスとかに細工するとか脅迫するとかした方が手っ取り早いわ。

それを加害者側の選手が罪の意識かなんか知らないが出てきて、またこれがバカ正直に答えるもんだから、マスコミ・メディアは加害者選手=反則行為をしなければ試合に出してもらえないと脅された実は被害者って図式つくちゃった。
そして監督やコーチ=権力(試合に出してやるとかの人事権)をかざした悪者ってしてしまった。

これがまた気持ち悪いの。
この答えを引き出すためだけに同じような質問とインタビューを繰り返しする。
「監督の指示があったんですね」「コーチに逆らえなかったんですね」「しないと試合に出させてもらえなかったんですね」
これって誘導質問でしょ?どちらでも必ず「ええ」「はい」って選手は答えるしかないもの。

そしてこの図式のままに、今度は菅奥やコーチの会見で質問がされる。
「〇〇選手は監督の指示でしたと言っていますが」「〇〇選手はコーチには逆らえなかったと言っていますが」「〇〇選手はあのタックルをしないなら試合に出してもらえないからしたと言っていますが」
これも答えは必ず「いや、そうは言いましたが」「いや、それはそうなんですが」「それは・・」
歯切れが悪い答えしか出せないのがわかってて、否定や異論は認めない。

なんなのこれって。
国会では国会議員が同じような事ばっかりやってるし、会見でも記者が同じようなことをやっている。
企業が不祥事や問題で謝罪する時も同じような答えありき、答えに誘導する=記事に書きやすいように質問する。
芸能人の不倫でも、軽犯罪でも、書類送検でも全部不祥事扱いで、答えありき。記事や報道番組で使いやすいように誘導する。

もう飽きた。
どれも全部一緒だもの。
ジャーナリズムだと勘違いしてるのか?なんで新聞記者でもニュースキャスターでもない奴が偉そうに質問してるのかさえわからない。

今回の件で、言った言わないは争点では無い。
監督やコーチは言ったけど、選手が勘違いしただけだ。選手が真面目すぎただけだ。

悪い言い方をすれば馬鹿正直だったんだろう。もっと悪い言い方すれば自分の判断力にかけたマニュアル人間だったのかもしれない。
言われたからやった=言われないとできない,、TPOに合わせて行動しろ=教えられてないことはできない。
それが現代社会の子供だろう。

大学のアメフトクラブに父母会があることもびっくりだが、またそれらが連名で声明を出すってのはもっとびっくり。幼稚園から小学校・中学・高校、子供の成長(進学)と共にモンスターペアレンツな過保護ママパパがそのまま存在するのね。

加害側と言われてる生徒が、被害のQBの見舞いや謝罪に親と行くのはまだわかる。20歳とはいえ彼はまだ学生だからな。親の養育の元で大学に入ってる身だし、親は保護者としての責任もあるから。

でも加害者側のあの父は何なの?仮にもこいつ大阪の市会議員。現時点では公人だ。この事件の徹底究明のために市議は辞めるだととさ。
我が子可愛さに、自分に期待して選挙で投票してくれた市民のことや、市政などはほっぽり出すんだと。
これを誰も責めないのがまた気持ち悪いの。ヒューマニズム?家族愛?あんんかよくわからないが、子供の方がかわいそうだ。親がでしゃばったらろくな結果にならないのにな。子供の喧嘩は子供同士で解決すべきだし、クラブ同士、大学同士、または連盟で解決すべきやろ。

こいつがやってるのは沖縄で反対運動してるやつとか、一時期タケノコのように現れた原発反対派とか、未だに国会前で「アベやめろ」ってよくわかってないのに叫んでたり、ハニートラップ取材をセクハラと騒ぎ雲隠れした事件を、MeTooって外国の真似した馬鹿な議員とかと一緒。
こいつに投票したやつはがっかりだわな。

松井知事よ、大阪万博誘致とかはいいけど、維新の会なんとかせんとマジで大阪都構想なんてできへんで。あの上西とやらが消えてホッとしてたのにな。

そしてもっと気持ち悪いのが「なぜトップが出てきて謝罪しないんだ」って毎回騒いでるやつ。(主にネットに在住)
今回の件でいえば日大の理事長とか学長が出てくる方がおかしいだろう。殺人事件や詐欺とか入試問題漏洩とかならわかるが、たかがクラブの試合でお出来事。
これからは野球でもサッカーでも、柔道でも、剣道でも、なんでもかんでもあるたびに監督や理事長、学園長が謝罪しなあかんのね。

TOKIO山口の騒動時も「なぜジャニー喜多川が出てこないんだぁ」って騒いでたなぁ。山口が城島に辞表を出した時も「なぜトップに出さないんダァ」って。
普通の会社員ならびっくりしてしまうほど、今の騒いでるやつらは常識がない。
組織という感覚がない。

なんでも万人平等。雇用側も働く側も50/50。親も子供も、先生と生徒も、監督も選手も平等。
おい、日教組とか教育委員会、責任取ってくれよ、こんなアホなやつらをゆとり教育とやらで育てた責任を。
だからバラエティ報道番組のサブキャスターごときで、ジャーナリストと同等と勘違いするやつも出てくるのだね。

そんなにジャーナリズムに浸りたいなら、北朝鮮に行ってあの刈り上げ坊やに「本当に核開発辞める気あるんですか?」ってインタビューしてこいよ。
プーチンに「北方領土返す気ありますか?あれって終戦どさくさ紛れでしたよね」ってマイクつきつけろよ。
文に「合意履行すると言いましたよね、いつやるんですか、どうなんですか」ってしつこく聞けよ。

それらトップと会えるのは日本のトップ(首相=安倍総理)だけだろ?
日本大学のトップよ出てこいって言えるのは関西学院大学のトップだけだろ?
最近のマスコミや世論ってなんかそのあたり無茶苦茶。

一般人は液晶画面の中で報道されるものを信じる。
それがたとえミスリードするものであろうが、裏取りされてないゴシップであろうと。

報道の本質と危険性を描いた二つの話がある。

一つは藤原伊織さんの小説、破線のマリス。
ある官僚の葬儀の際に撮られた映像を、ディレクターが悪意で編集し報道したことによって、何も関係ない人間が犯人のように取り扱われ家族や職場が崩壊していく。そして報道する側の人間もまた・・・。陣内孝則/黒木瞳主演で映画化もされた傑作。



そしてもう一つは弘兼憲史氏の漫画、ラストニュース。
島耕作シリーズの作者が、取材や報道のあり方やマスコミ・メディアの責任を鋭く描く傑作。原作は元東京都知事の猪瀬直樹さん。



この漫画で印象深い台詞がある。

「マスコミは問題提起をする義務はあっても人を裁く権利はない」

今のマスコミ・メディアに問いたい。どうなんだ?お前たちはいつから裁く側になったんだ?と。
この作者の猪瀬さんは自分で書いた台詞通り、問題提起をされて都知事辞めさせられた。

見当違いのところで騒いでるアメフト問題。
連盟が除名にするとか、活動停止にするとかすりゃいいのよ。当事者の大学同士が争うのはいいのよ。謝罪が受け入れられないというのなら勝手に裁判でもなんでもすりゃいいと思うのよ。そのために法はあるんだから。

マスコミや部外者が騒ぐほどのことかね。
どうせ騒ぐなら、事実を報道してよ。見当違いのミスリードな見解やコメントは要らない。判断は視聴者、読者がするから。
それができないなら、もうそろそろ終わりにしてよ。
毎回同じような報道ばかり。もう飽きた。

今の時代は妖怪も住みにくい

2018-05-23 07:57:09 | BOOK/COMICS
世知辛い世の中になったもんだ。
不思議な現象はすべて科学で証明され、神話だ民話だってのは風化していくんだろうなぁ。
それを痛切に感じさせるニュースが流れてた。

5月の18日。
新潟県の民家に夜、男の子が「泊めてほしい」と不意に訪れ、断られると姿を消したという出来事があった

これがネットなどどでは「座敷童子ではないか?」って話題になってた。

泊めてくれと言って突然現れた男の子は、小学校低学年くらいで、Tシャツと半ズボン姿。
「今晩泊めてください。何でもお手伝いします」と話したそうだ。
家人の70代の夫婦が不審がって断ると、「僕のこと分からないの?」と言って自転車で立ち去ったらしい。

まぁ座敷童子は自転車のらいだろうけど、時代は変わるからねぇ。
ぬりかべがコンクリートや、一反木綿がポリエステルに変わってるかもしれない。

夫婦の息子が交番に通報して、警察は翌19日の午前に報道発表を行い、情報提供を呼びかけた。
その結果、この男の子はこの家の近くに住んでる男児だと分かった。男児は親に叱られて家出をしよようと思い、結果家人の顔を知っていた民家に行ったそうだ。

真相が分かってしまえば「あぁ、なんだぁ」ってことなんだが、この報道を見て「あぁ世知辛い世の中になったなぁ」ってつくづく思った。

そりゃ夜にいきなり家に見知らぬ子が現れて「今晩泊めて」とか言われたらちょっとビビるわな。
でもさ、この男の子は顔見知りだと思って訪ねて行ったのに、「あんた誰?」って追い返されてるわけだ。覚えてなかったのか、子供の成長は早いからわからなかったのか、それとも他人に興味がなかったのか。まさか二人とも認知症で、実の息子の顔も危ういってわけじゃあるまい。

しかも「(泊めてくれるなら)なんでもするから」って言ってる子を、家にも入れず、事情も聞かず、さらに不審がって警察に通報。
オレオレ詐欺とか還付金詐欺だとか、老人の金目当ての悪質な犯行もある時代だ、新手の詐欺か?って思っても仕方ないけどさ。

もしこの子が本当に座敷童子だったら、がっかりしただろうなぁ。
座敷童子は何もしないけど、家からいなくなったら不幸が訪れちゃうんだけどね。

環境破壊で河童は河には住めないし、雪女は温暖化で絶滅危惧。
子泣き爺はうるさいと近所からクレームつけられるジジイで、砂かけ婆はこれまた通報される迷惑ババア扱いだな。

デジタル全盛のこの時代、お化けも妖怪も信じない。昔話も民話も神話も伝説も消えていくんだろうな。
ゲゲゲの鬼太郎がリメイクで放映されたり、ちょっと前は妖怪ウォッチなるものがブームになったのにね。



おばあさんが川で洗濯してて、ドンブラコと桃が流れてきても、不審がってスルーするんだろうな。それか拾って帰って家で切ってみたら子供が出てきたら、もう警察にすぐ電話。下手すりゃ誘拐犯や拾得物横領に問われたりね。

翁が竹やぶで光る竹を見つけてもスルーかな。写メ撮ってインスタアップか。切って中からお姫様が出てきたら警察に連絡するだろう。そして事情聴取され娘はそのまま児童養護施設へ。家に連れて帰って自分たちの子だって育てたとしても噂が(ネットで)広まりこれも誘拐犯扱い。

裏の畑でポチが鳴いて、そこを掘ったら黄幡小判がざくざく出てきても、届出しなきゃいけないし、隣の爺さんに逆恨みで殺された犬を燃やして、その灰を枯れた桜の木に撒いたら動物愛護弾や、保健所・役所がすぐ来そうだ。

浦島太郎が竜宮城から帰ってきたら50年も経ってて、玉手箱のせいで老人になってもその間国民年金収めてなかったから年金もらえないんだろうな。

罠に捕まった鶴を助けて(そもそも助けないで見ないふりして通り過ぎそうだが)、鶴が娘に返信して訪ねていっても不審がられて家に入れてくれないんだろうな。
寒そうだと言って売れ残った傘を地蔵さんにかぶせてあげて、恩返しと家の前にいろんなものを置いていってくれても、毒や詐欺を疑ってすぐ届けるんだろうな。

悪さばかりしてたごんぎつねが、お礼にと必死に家に届けてくれたのに、それを盗もうとしてると勘違いして殺してしまう話がある。
これは今の時代の予言話なんだろうか。

神話も昔話も全部作り話。
空想や夢をみてはいけない。現実を見据えなきゃ。

もう現代人は鵺に夢を食べられちゃったのかもしれない。


西城秀樹 時代とのギャップ

2018-05-22 06:26:17 | BOOK/COMICS
西城秀樹さんが亡くなられた後、いろいろな人が追悼コメントを出している。
まぁ、誰が不倫したとか、結局どうしたいのかわからんかけ問題とか、寄ってたかって責めてるアメフト危険タックル騒動とかよりはいいんだけどさ。

これで気になるのが、西城秀樹さんの偉業や経歴を流す時、全盛期の映像ではなくてリハビリの痛々しい素材を流すテレビ局が多いこと。
岩崎宏美さんが「できればカッコよかった時のだけを流してほしい」って言ってたけど、俺もそう思う。
病気を克服しようとこれだけ頑張ってたんですよ、完全復帰のために最後まで努力してたんですよって。それは確かにそうなんだけど、それって今の世代の人はどうでもいいことではないのかな。ピーク時知らないんだし。

神田沙也加が結婚した時「え?お母さん松田聖子だったの」とネットで言われてるって聞いて、あぁそりゃ当然だわなって思った。
もうかなり前になるがスタッフに「長島さんって何してた人?」って祝えてびっくりしたことが合う。長島一茂は知ってても、長嶋茂雄は知らないんだものな。
それは無知だなんていうバカな人がいるが、俺でも加山雄三の父をよく知らないし、佐藤浩市も中井貴一もお父さんがすごかったって言われてもピンとこないもの。
これが時代だろう。

たのきんトリオでさえ知らない今の世代にとっては、新御三家なんてめっちゃ過去のこと。
だからなおさら、先駆者であった西城秀樹のカッコいい映像を素材では使って欲しいのだがね。今のテレビ局の製作や編集スタッフがもう知らない世代なんだろうな。
しかも昔はアナログのテープの時代だから、そうそう映像素材も残ってないのかもしれない。
けっこう平気で捨ててるし、管理もずさんだっただろうから。

西城秀樹さんは当時少年マガジンで絶大な人気を誇った漫画、愛と誠の実写映画の主演をしている。
今でこそ当たり前になった漫画の実写映像化ね。(ちなみにこの漫画は妻夫木と武井咲でも実写化してる)

この愛と誠のオーデションでヒロイン・早乙女愛に選ばれた彼女は、そのまま早乙女愛を芸名にしてた。一昔前はそれがアリだった。江口洋介も漫画・湘南爆走族の実写映画化で、主人公の名前をそのまま芸名にしてるし、仲間トオルもBE-BOP HIGHSCHOOLの主人公の一人の名前だ。





その愛と誠の原画がオークションに出されて物議を起こしてる。
アニメ関連の大手、まんだらけのオークションに出されたこの原画について、出版元の講談社は買わないでって広報した。でもまんだらけ側はそのままオークションを敢行し、結局400万くらいで落札された。

法的に言えば盗難品の場合はオークションや売買が無効になったり、盗難品とわかってて買い取ったりするのは問題なのだが、今回のケースはちょっとそれが当てはまらない。この原画は、どうも講談社が連載当時に貸し出しした原作の一部がそのまま紛失してたみたいだ。それならそれで盗難届とか出してりゃよかったのにね。



作者のながやす巧さん(代理で奥さん)や講談社は、「これまで一度も外部の人間に作品を常としたり、売却したことは無い」と言ってるのだが、これはどう考えても出版社側の落ち度だな。
原画にはレッシングペーパーで雑誌掲載時の見出し(担当者が作る)が貼ってあるので、明らかに講談社の印刷用原画であるもの。
今までほったらかしにしてて、出てきた途端に騒いでも無駄だわ。
まんだらけ側もオークション前には講談社や代理人に「紛失したのはその(今回出品の)15枚だけなのか?」って聞いたのに回答はなかったらしい。ってことはもっと紛失・流出してるってことだわな。

西城秀樹さんの全盛期の映像と同じく、昭和のサブカルチャー作品の扱いはかなり低かった。著作権って考えがかなり低かったし、テレビ局どうし、出版社どうし、ましてや系列なんかだったら貸し借りなんかも平気だった。素材が返ってこないのはらだし、担当者も催促したり気にもしてないことが多かった(事実)
俺も雑誌取材やテレビに出させていただいた際に写真や過去に描いた絵を渡したのだが、ちゃんと返送されてくるところもあれば催促してようやく郵送されてきたこともあった。下請け会社製作の場合でも大手でも一緒。

だいたい、歌手や俳優の家の住所や電話番号が平気で雑誌に載ってた時代だ。明星とか平凡などの雑誌だけでなく、EPレコードにも平気で載ってた。ファンレターの宛先も平気で実家だったり寮だったり学校だったり。
今では考えられないくらい平和だったというか、それで変なことを考えたり、したりする輩がいなかったからこそできたんだろうなぁ。でもこれって昔の方が当たり前で、今の方がおかしいんだよ。それくらい個人情報に限らず情報や素材なんてものは軽く扱われてた。


話は西城秀樹さんにまた戻るが、あのバーモンドカレーのCM映像が、なんとNHKの訃報ニュースで使われてた。紅白歌合戦とかの映像があるにもかかわらず、一企業のCM映像を使うとは・・・。やるなぁ。
普段はドラマでもニュースでもこれでもかってくらいにメーカー名を消すNHK。国営放送だから特定の企業をってのはわかるのだが、ビールやジュースを飲むシーンでもラベルを消したり隠したり、街角ロケでも企業看板などが写らないように苦慮してたり、どうしても映る場合にはボカシを入れるくらいだ。

それがハウスバーモンドカレーだよ〜 ヒデキ感激!まで使うということは、もうこれは一企業のCMという扱いではなく、西城秀樹が起こした社会トレンドの一部だと製作・編集したNHKスタッフはとらえたんだろうか。まぁこのCM映像でいくら音声を消しても、見てる人は頭の中で「ハウスバーモンドカレーだよ〜」ってメロディが流れると思うけどね。

この度エバラ焼肉のタレのCMソングが音商標として登録されたようだ。音商標は2015年から認められてる制度で、ラッパのマークの正露丸や、小林製薬のブルーレットなどが登録されてる。
エバラ焼肉のたれ!のフレーズは歴代色んなタレントがCMしてるがやっぱり元祖月の家円鏡さんのCMだな。そしてハウスバーモンドカレーだよ〜もやはり西城秀樹なのだね。



CMソングというのはやたら耳に残る。

サッポロ一番・みそら〜めん
いいことあるぞ〜ミスタードーナッツ
スライスチーズは雪印
あ〜らよ出前一丁
マルシンマルシンハンバ〜グ
エースコックのワンタンメン

関西ローカルで言えば
いちにのサンガリア
有馬温泉とうようかくへ
京橋はええとこでっせグランシャトーがおまっせ
琵琶湖温泉のあの場所は行ったことがないのでどこにあるのか知らない。

長いフレーズでもリズムで覚えてしまえるのがCMソングの怖いところ
ンパッパ・ンパッパ・ウンパ黄桜うんぱっぱ〜
あかちゃん夜泣きででこまったな、かんむしちちはきこまったな〜
白黒抹茶あずきコーヒーゆず桜
鳩麦玄米月見草〜

こういったフレーズとリズムとテンポで聞かされるCMは耳に残る。
そしてある時ふとスイッチが入ってしまって一日中耳の中でヘビーローテーションして困るのもある。
セッはセレマのセ
このCMを見てしまうとダメ。その日は1日頭のどこかであのフレーズが流れてる。

そう考えたら今のCMはちょっとつまらないかな。
踊ってばっかりだし。
消臭力とムシューダくらいか。

これも時代かね。
昭和がそろそろ終わるし、まぁ仕方がないか。

アメフトのルールと地名の読み

2018-05-20 04:34:30 | BOOK/COMICS
アメリカンフットボールの日本大学と関西学院大学の試合の件。
なんか寄ってたかってわま言えてるけど、これがよくわからん。

確かにビデオ映像を見たら関西学院大学の選手が危険なタックルを受けたように見えるんだけどさ。
でもさこれってインプレー中でしょ?これが危険行為や反則行為だっていうならそのとき審判が指摘するべきじゃないのか?サッカーならイエローやレッドのカードが出されるけど、アメフトってどうなの?騒いでるみんなはアメフトのルールを熟知してる人なのかしら?

2000年ごろにお客様が関西リーグのホームページを作ってられて、「面白いよ」って言われて見るようにしたんだが、ルールがわからんのよね。って言ってたら当時少年ジャンプで連載してたアイシールド21のコミックスをセットで送ってきてくれた。もっと昔に川崎のぼる氏(巨人の星とか書いた人)のフットボール鷹を読んでた時は全然わからなかったんだけど、アイシールド21はめっちゃ面白い上にルールがわかるのよ。ゲーム中の戦略や駆け引きもわかるありがたい漫画だ。

で、それ以来アメフトも楽しんで見るようになったんだけど(甲子園ボウルとかにも行った)、あれって格闘技だよね。もうあちこちでバトルだもの。
ちなみにアメリカの4大スポーツはアメリカンフットボール、バスケットボール、ベースボール、アイスホッケーで、アイスホッケーを表情の格闘技っていうけれど、一番人気のアメフトはフィールドの格闘技だよ。

知らない人もいるだろうし、自分の整理も兼ねてお節介にルールを簡単に説明すると
1,楕円形のボールを持ってる攻撃(オフェンス)と、守備(ディフェンス)に分かれてゲームする。
2,セットプレーで攻撃側は前進できたらまたそこから、進めなかったら攻撃と守備がチェンジされる。
3,ラグビーと違い、ボールは前にも投げれるし、攻守ともにボールを持っていない選手を妨害するタックルやブロックができる。
4,相手の裏をかいたり正攻法だったり、QB(司令塔)は戦略を立ててパスを通した他のメンバーはランやブロックをする。
5,フィールド外に逃げたり外に蹴り出すのもありで徐々に進めることもできるが、試合時間は60分で終了。ロスタイムなどない。

こんな感じなのだが、今回のタックル。確かに膝くらいのところだけど、あれって危険行為?まだインプレー中なら油断した方が悪いのではないのかね?
あんなのしょっちゅう本場アメリカのNFLじゃぁ当たり前のようなんだけどなぁ。元若乃花の花田勝って確かNFLにチャレンジしたことあるんだから、これこそコメントもらったら?

審判が退場させたりしていないのに、なぜ試合後に監督があそこまで責められるのかもあわからん。
えっ?潰してこいって言ったって?そんなんどんな試合でも言ってるやん。あいつをつぶせ、倒してこい、やっつけろ。殺せとか闇討ちしろって言ってるんじゃないよ。
野球では死球、犠牲フライ、併殺打、捕殺とか三振に斬ってとったとか言うけど、あれはいいのに。
応援するほうだって平気で「ファイト!」っていうじゃない。闘えって言ってるんやん。「いてまえ」とか言ってた応援団もあったなぁ。

危険行為かどうかは判断しかねるところだが、怪我したからって騒ぐことか?何のためにあの頑丈なプロテクターとかヘルメットつけてるんだよ。まさか大学スポーツまで「クラブ活動は学業の一環で」て甘っちょろいこと言うんじゃないだろうね。
馬鹿馬鹿しい。
騒いでる人達はアメフトファンなのか、甲子園ボウルやライスボウルなどを見てるのか、それ以前にルールさえ怪しいのではないかって疑いたくなる。

それともっと嫌なのが、騒動後雲隠れしてた監督が記者会見で謝罪した際、関西学院大の読み方を間違えて「かんせい」を「かんさい」って言ったことが騒がれてること。
確かに謝罪する相手の名前を間違えるなんてってとこは微妙だが、日本大学って関東の大学だよね。しょうがねぇかなって思うよ。アメフト部の監督であって日本地理や漢字専門の教授じゃないんだから。

麻生さんが総理の頃、漢字の読み違えした時にもどこかのバカな党の議員がわざわざ国会で漢字テストみたいなパネル出してきたこともあった。
漢字の読み方ってそんなに重要?間違えたらダメなの?寿司屋さんの湯呑みに書かれてる漢字が全部読めたからって何の自慢にもならんぞ。魚屋じゃあるまいし。(って言いながら俺はちょっといちびってたまに読めんるんだゼェって知識をひけらかす嫌な奴だ)

吉永小百合さんが映画の撮影前にニノに「かずやさん」って言い間違えちゃって、きっと他にも間違えてる人がいたら大変だってことで撮影中ずーっと「かずなりさん」って呼んでたエピソードがある。これに「共演者のに間違えるか」って責めた奴いるのか?
関ジャニ∞を抜けるのが決まった渋谷すばる、TOKIOの国分太一、黒木華、有吉弘行、吉田羊、森星などのように「えっそう読むの」って後で知った人多くないか?
忽那汐里、大森南朋、東出昌大、小澤征悦、新田真剣佑まで「えっと〜、まぁいいか」ってスルーしてた読みないのか?

俺は漢字がときだが、よく地名では読み間違いをしている。その地元の人からしたら、なんで間違えるかって言われるかもしれないが、漢字だけで書かれてるとほんと勘違いして読んでるのよ。
以前も書いたが、和歌山の有田みかんを地元の人は「ありだ」というが、あれは訛ってるだけだっていう人もいれば、いやありだが正しいっていう人もいる。どっちだ。
出石そばをずっと「でいし」と思ってたら「いずし」だったし、同じくそばの名産地戸隠を「とがくれ」と思ってた。「とがくし」だったのね。他にも谷中生姜をずっと「たになか」と思ってたら「やなか」だった。そんなことは日常茶飯事だ。この茶飯事だってちゃはんじって読もうが、御用達をごようたつって読んでようが別にバカにするほどのことでもない。今やパソコンやスマホが勝手に変換してくれる時代だもの。信長公記をのぶながこうきと読もうが、重版出来をじゅうはんできって読んでたってバカにするほどのことではない。

地名は、ほんと読み間違いが多いのよ。同じ感じでも読みが違ったりするし、訓読みと音読みが入り乱れてるるし。
島は「とう」なのか「しま」なのか、川や河は「かわ」なのか「がわ」なのか、山は「やま」か「さん」か、国立だってこくりつと読む時もあれば、くにたちの場合もあるし市立も「いちりつ」のトコもあれば、「しりつ」のトコもある。そもそも日本だって「にほん」なのか「にっぽん」なのか場所によって違うぞ。

ましてや関西を「かんせい」なんて読むのは稀少だ。関西学院大学以外で関西を「かんせい」と読むことってほとんど無い。だいたいこれ旧漢字読みでしょ。

これをバカにして笑ってる人達よ。是非関西に遊びに来てバカにされてほしい。
十三や放出、箕面、舞洲、中百舌鳥などのポピュラーなものから、上牧、喜連瓜破、水走、御幣島、鴫野、彼方、住道、土生、甲府、豊島・・・普通に読んだら間違える地名まだまだいっぱいあるぞ。

京都、奈良、兵庫、滋賀、和歌山、関西にはそれこそ難読、読み違え地名はアホほどあるし、それはどの土地でもそうだろう。
北海道や沖縄なんて全部読めたら奇跡。もしいるとしたらそれは国土地理院かグーグルマップの人だろう。

読み間違い、勘違い、先入観・・・。人のミスをいちいち鬼の首を取ったように責めるな嘲るな。
そしてファンでもなければルールも知らないのに、人を責めるな。

不倫、不祥事、晒け出されて、罪でもないのに、当事者でもないのにしゃしゃり出てきた奴に人身裁判される。まるで魔女狩りだ。次は誰だってね。
みんなストレス溜まってるのかね。
嫌な時代になったもんだ。


マスコミやメディアは偏向ばかり

2018-05-17 04:10:39 | BOOK/COMICS
最近マスコミとかメディアの暴走がひどい。
リテラシーを持たないと、鵜呑みにしちゃうと大変だってこのブログでも何回か書いたが、最近かなりひどい。
偏ってるとか煽ってるとか、そんな記事が、そんなニュースが、理解に苦しむ記事や番組が増えた。

日本のみならず全世界のニュースが瞬時に飛び交う今、部屋の中にいても指先ひとつで手に入れれる。
その中に「なにこれ?」ってのが多々含まれてる。
とても正気とは思えないのだが、記事を書く当事者や新聞社・テレビ局はすごくまともなことをしてるつもりなんだろう。


東京都内の弁護士二人が、960人の懲戒請求者を相手取り、慰謝料を求める訴訟を起こすと公表。
これだけだと何のことかわからないが、この二人の弁護士のうちの一人佐々木亮弁護士は、例の朝鮮学校補助金支給問題を弁護した人。もう一人はSNSで佐々木弁護士を支援するツイートをした北弁護士。

この二人に不満を持つ人たちが懲戒請求を送ったところ逆ギレ。逆に提訴するんだと。
まぁ面白半分で便乗した人は別にして、懲戒請求されたからってキレてどうするんだろう。懲戒請求は正当な手段であり、この弁護士はふさわしくないと思えば起こせるんだが・・・。

これをいかにも懲戒請求をした人が悪くて、この二人の弁護士が正しいように報道するってどうなの?
今回の問題点は朝鮮学校補助金支給問題であって、これが正当か不当かではないのか?その問題点を無視して、まるでこの二人の弁護士が法の番人かのように書く。懲戒請求した人はネットとかで便乗した人のように書く。もちろん中にはそんな人もいるだろう、でも、中には本気の人もいるだろう。マスコミは逆ギレ弁護士の方を持ってるとしか思えない報道を何故するのかな。

逆ギレといえば金正日。米朝首脳会談をいきなり取りやめ。経済制裁をくらい、背どりも摘発されてどうしようもなくなってきたから韓国に取り入り会談し、卓球やオリンピックではいきなり合同チームを作って顰蹙を買っても和平をアピールしてたが、中国が味方についてくれたとたんこれだ。
会談の取りやめの表向きの言い訳は「米韓両軍の定例合同訓練」の批判で、これは一見もっともにも思えるがマスコミはここを築くべきではないのかね。米韓両軍の演習を北朝鮮が口出しする方がおかしいのではないかってね。別の国のことなんだから。内政干渉でしかないだろ?

北朝鮮の本音は、中国や韓国がまだ完全に落ちてない今の状態で、トランプ米大統領とと会談して強気に出られたらボロが出たり、弱気な発言したらヤバイから避けただけだろう。何故そこを書かないのかね
中国は、北朝鮮への経済制裁をまだ解いてもいない段階から、支援を持ち出してるし。(韓国もね)何を考えてるんだろうってどのメディアも書かない報じない。不思議だ。

日本に来てる中国人の大多数はおとなしいが(それでもうるさいし傍若無人なのはいっぱいいるが)、ロクでもない奴もいっぱいいることも小さな記事だけ。
先日もシュプリームスってブランドの新製品購入の行列でズルして、注意した警備員に殴る蹴る(ポパイプイスで殴打ってのも映像である)をしてた。これなんかかなりの問題だが全然報道されない。

爆買いとかインバウンドだとか言ってるのを守りたいだけか?それこそ忖度だろうよ。こんな外国人観光客はいらねぇよ。北海道のコンビニで水をタダでもらえなかったって逆ギレした中国人や、勝手に来て勝手に死んだ美人なんたらって事件もあったがあれはどうなった?
列車や新宿のシャッターにスプレーで落書きした外国人の件は?スキー場でコース外で滑って勝手に遭難した外国人の件は?日本に十何億の金塊を密輸して荒稼ぎしてた韓国人グループの件は?国宝級の神社仏閣にお清めだって粉撒いて、抜けしゃぁしゃぁと再入国しようとして捕まった台湾人3人組は?

美人だとかスタイルがいいとかって、普段はすぐセクハラだぁって騒ぐのがマスコミは好きよね。
麻生太郎副総理がセクハラ擁護発言したと騒いでたマスコミだが、あれだってそのマスコミ(テレビ朝日)が自分とこで隠蔽したのが問題だったのだが、どの曲もかばってそうは報道しないで、そのあとの麻生さんの次官擁護の発言ばかりを問題のように取り上げてる。

それなのに森山直太朗が結婚した相手を「天才美人ピアニスト」と記載してたりする。基準がよくわからん。お相手はピアニスト・平井真美子さんでいいやん。美人だとかどうだとかいる?政治家や芸能人はダメで自分たちはいいのか。
三浦翔平と桐谷美玲が結婚するって報道してたが、あれこそ美男美女だろうよ。でも書かないのよね。当たり前だから?

だいたいこれ誤報と違うの。双方ともの事務所が否定してるんだけど大丈夫か?
これって、スクープ先取りっていうか、裏取りも聞き込みもせずにある一部の間記者からのコメントや、桐谷美玲の女優に未練がないとかからの貴社の推測ではないのか。これを世間では捏造記事って言うんだけどなぁ。

京都大学が京都市の景観条例に従ってタテカンを撤去した件なんか偏向報道そのものよね。
まるで京大側が悪者で、京大生が権力に逆らう闘志のように書かれてる。特に朝日新聞と毎日新聞。この二紙は沖縄の工事ゲート前で駄々こねて座り込んで邪魔してるバカどもを、まるで正義のように書くから今回の件もあぁまたねってな感じだが。

京都の景観条例は厳しい。マクドナルドなどの全世界で認知されたファストフードであろうと、ファミマやセブンイレブンのように色での商標登録が認められてようが、容赦なく地味な色の看板しか出させないくらいだ。
今まで黙認してたタテカンを京都市が京大に指導。京大がタテ看板を撤去勧告しても断固と戦う京大生を持ち上げる、撤去したら夜中に盗みに入ってカギをこじ開けてまた設置したのをまるで美談のように書く。

どっちの味方をしろとは言わないが、公平に報道しろよ。奴らがやってることは子供が親から「勉強しないから」ってゲームを取り上げられて喚いて夜中にこっそり盗み出してるようなもんだ。そのガキみたいな犯罪行為を褒めてるようなもんだぞ。それで公平さは保てるのか?

公共のルールは守りましょう。学校のルールは守りましょう。不タテ満があるなら正当な手段で訴えましょう。
本来はそれが当たり前じゃないのか。まるでルールが国家権力によって不当に設定されたかのように。
この京大生(一部だが)の行為が許されるなら、東京都の禁煙条例が決まっても店は守らんでもええねんね。条例とかは法律じゃないから縛る権利がないっていうのなら、どの県や市が定めた条例も守られないよ。いいのかそれで。
沖縄や京都大学の件でマスコミやメディアが報じてるのは、こういった人たちを助長する煽りにしかならんと思うがな。

だいたい、あの看板のどこがアートだ。ただの擲り書きじゃないか。あれならそこらの高校の体育祭で掲げられる応援ボードや、文化祭のパネルの方がよっぽど出来がいい。字は汚いし、書いてることは幼稚だし、絵も稚拙だし。
どうせならヒロヤマガタやラッセンもびっくりするような、ピカソやダヴィンチもうなるような、江口寿や中村佑介も彷彿させるようなパネルでも掲げろよ。京都だから宗達や永徳のような絵でもいいぞ。それなら「これなら飾っても景観損ねないんじゃないか?」ってなるんじゃないか。ってなことは一切報道されないのね。





他にもいっぱいあるけど、書いてて疲れてきた。
もうマスコミやメディアはダメだ。
受け取る側がメディアリテラシーを発揮していただくしかないか。
ニノじゃないけど「信じるな」

酔った勢いで

2018-05-07 04:36:13 | BOOK/COMICS
お酒が好きだ。ほぼ毎日飲んでいる。
店で飲むのも好きだし、家で飲むのも好きだ。

夏の暑い日に浜辺で飲むビール。最高だ。
寒い日にコタツに入って湯豆腐つつきながらの日本酒。最高だ。
おしゃれなレストランで女の人と飲むワイン。最高だ。
一人静かにオーセンティックなバーで飲むウィスキー。最高だ。
地方の郷土料理とその土地の焼酎。最高だ。
夜景の見えるラウンジでカクテル。最高だ。

どんなシチュエーションでも、それに合うお酒がある。

家には純米酒、焼酎(麦・米・芋)、ウィスキー(日本・スコッチ・アイリッシュ・バーボン)、ジン、ワイン(白・赤)、テキーラ、カンパリ・・・色々揃ってる。
冷蔵庫の中にはビール、ウォッカ、ソーダ類(炭酸・トニックウォーター・ジンジャーエールなど)、柑橘系ジュースやシロップ(オレンジ・グレープフルーツ・レモン・ライム・すだち・シークワーサーetc)などが常備されてる。

パスタに合わせてイタリアワイン。
麻婆豆腐に合わせて紹興酒。
焼肉に合わせてビール。
珍味に合わせて純米酒。
冷奴にチューハイなんてのもいい。ビーフジャーキーにバーボン、チョコレートとスコッチ、寒い日は麦焼酎のお茶割りなんてのも合う。

そう、お酒は料理や雰囲気を楽しむものだ。かっこよく言えばマリアージュね。
だからお酒を楽しめずにお酒に負けるやつが嫌いだ。

酔いつぶれるやつ。(寝るのは構わない)
他人に絡んだりするやつ。(うざい、しばいてしまう)
助平になるやつ。(本能が出てるぞ)
大声出すやつ。(中年のおばさんおっさんに多い)

飲酒運転するやつなんて言語道断。こんなやつは死刑でいい。酒を飲んで気分良くなるのはいいがルールやマナー・モラルが欠如した状態で車という凶器を走らせてるようなもんだからな。シャブ中に包丁持たすようなもんだ。

酒飲みではなく酒に飲まれたただのあかんたれが大嫌い。

子供の頃兵庫県の西宮に住んでて、阪神電車を使うとき親がよく言ってた。
「青い電車は乗ったらダメだよ」
阪神電車の急行はオレンジ(柿色)で、鈍行(各駅停車)が青(正確には紺)。青色の普通列車は尼崎のセンタープール前とかで停車するのよ。競輪や競艇帰りのおっさんが、片手にワンカップを持って乗り込んでくる。酒くさい息を吐くおっさんに絡まれる。このせいで大人になってもしばらく日本酒は大嫌いだった。

炉端やバーでバイトしてる時も、飲みに行くようになっても店で酔いつぶれたり絡んでるやつはしょっちゅう見た。

これだけは言っておくって呂律の回ってない口調でいつまでも同じ話をしてるやつ。
下心丸出しで女の子にベタベタ触ろうとしてるやつ。
すけべ心を逆手にとって潤んだ目で甘えて誘ってる女。
トイレでビックリオムレツ(俺たちはこう呼んでた)を吐き散らかすやつ。
会計時に財布から金が出せなくてプルプル手が震えてるやつ。

こいつらの常套句が「俺は(私は)酔ってないぞ。
酔っ払いの常套句。
これを聞くたび「酔っとるわ」って突っ込み入れたくなるが、酔っ払いはどうせ認めない。ヘラヘラしてるだけにタチが悪い。

自分ではわからないんだよね。リミッターがどこにあるか。
こんな酒飲みが嫌いだからか、俺は酔いつぶれて道路で寝たこともなければ、絡んだりすることもない。
「酔っ払ってて忘れてるだけじゃないの」って言われることもあるが、それは無い。言いきってもいいそれは俺の美学が許さない。

もともと酒があんまり飲めなかった俺がこんなに飲むようになったのは

1,アメリカに行った時、水(エビアン1本3$)よりビール(バド6本2.6$)の方が安かったから
バドとかクワーズとかミラーなどのアメリカンビールを水代わりに飲んでたら、ビールが好きになってしまった。

2,地方に講習行くようになって、各地で接待されて飲まないとダメだったから
地方の人はよく呑む。それしか楽しみがないのか?ってくらい呑む。熊本・宮崎・高知が圧倒的。でも球磨焼酎と馬刺し、霧島の麦茶割と鶏、ウツボやカツオのたたきと酔鯨なんか合うのよね。ベク杯は勘弁だがこれらの土地の人は陽気に飲む。酔いつぶれたりはしないのよ。

そんなことがあって俺は毎日飲むようになったが、相変わらず酔っ払いは嫌いだ。

静かなバーで明らかに飲んできたとわかる団体が入ってきて「マスタ−,三人だけどいい?」って大声出した途端に帰るようにしてる。(雰囲気ぶちこわししだから)
電車で何の会合かわからない中年のおばさんおっさんの酔っ払い団体が乗ってきたら、iPodのボリュームを上げて無視する。(うるさいって怒鳴ってしまうから)
小料理屋で一人楽しんでるのにやたらと話しかけてくる常連には、言葉が通じないふりをする。(愛想笑いはできないから)
でも、フェロモン丸出しの酔った女の人がご一緒にいかが?なんて誘ってくれたらちょっと迷ってしまうかも。(そんなことはほとんど無い)

酒の席での発言は無礼講ってのもある。
だから会社やチームでの飲み会は極力避けてきた。忘年会、新年会、打ち上げ・・・。今の若者はハナから参加しないらしいがそれはそれでいいのでは無いかね。
酔った勢いで「俺はこう思うんすよね」とか「これって絶対どうたらこうたらでしょ、違いますか」なんて部下に絡まれるのも嫌だったし、上司に説教されるのも嫌いだったからね。
しかも次の日に「昨晩は酔ってたから」なんて言い訳された日にはたまったもんじゃ無い。そっちは酔ってたかもしれないがこっちはおかげで素面だったよって。

朝起きて横に裸の女がいるが全く記憶がなく、女が服を着替えながら「昨日は酔ってたから」なんてことでもあれば嬉しいのだが、残念ながらそんな経験はない。

TOKIOの山口くんがジャニーズ事務所の契約を切られたらしい。
彼が酔った勢いで女子高生を呼び出し、無理やりキスをして訴えられて騒動になったのは周知の通り。もちろん酔ってたからなんて言い訳にもならない。酔った勢いってことにした方が都合がいいこともあるけれど、残念ながらほとんどは通用しないのだよね。

でもねこれだけは言いたい。
酒が悪いのではない。酒に飲まれてしまう奴がダメなのだ。

中島らもさんの「今夜すべてのバーで」

吾妻ひでお氏の「アル中病棟」


ぜひこの二冊は山口くん、いや全国の酔っ払いに読んでもらいたい。



昭和の日

2018-04-29 04:16:30 | BOOK/COMICS
今日は昭和の日。
俺たちの世代にとってはこの日が天皇誕生日だ。

俺たちがまだガキだったことはあちこちに大正・明治の生まれの爺ちゃん婆ちゃんがごろごろいた。ルールを守らないしつけのなってないガキどもに怒るジジイが強かった。悪いことをしたら他人の子でも怒る。それが当たり前だった。いつの間にかジジイはガキに怒らず、店屋とか駅とかで理不尽に怒鳴ってる。

戦争経験者も多数いてすぐ「あの頃は物がなくて」とか「この頃は物を大事にしない、贅沢になった」ってすぐ説教された。おかげで俺は未だに物を捨てられない。もったいないとかまだ使えるとか何かに使えるとか。そのせいで俺は豪放磊落な大物にはなれない人間になってしまった。

でもさ、明治大正生まれの人からすりゃ、天皇陛下が神様みたいなもので、軍人は日本を守る人。先生は教えてくれる人で親は偉い人。親や目上を大事にしろ、上は立てろ、逆らうな、文句をいうな。
それがいきなり戦後は天皇陛下も同じ人、軍隊反対戦争反対自衛隊は違憲、先生には文句を言いたい別なんて許さない、親や年上だからといって偉そうにするな。人類みな平等、だって同じ人間だもの。

女の人はもっと辛かっただろうね。旦那には尽くせ、姑や舅に気に入られろ、子を産め。買い物、掃除、洗濯、用事で朝から晩まで動いて家族・家庭を支えてきた。働きに出るとか飲みに行くとかもってのほか。自分の時間なんて子育てと家事で取れやしない。離婚なんかすりゃ後家、出戻りと言われて肩身の狭い思い。我慢我慢。
それも寿退社と言われてたバブル時代まで。共働きOK、飲みに行くのもOK、男女平等よ。姑の世話なんてごめんだわ。3Kお断り。次男歓迎。女性も自立しなくっちゃ。嫌ならいつでも離婚OKよ。親も辛いならすぐ実家に孫と一緒に帰ってきなさい、歓迎だ。シングルマザーもOK、働くよ。でも保育園が足りない。

明治時代から昭和にかけて著しく文明が開化した。
五右衛門風呂やカマドや囲炉裏の炭や薪で火を起こしてたのは石炭に変わり、やがてガスや石油や電気に変わる。川や井戸で洗濯石と洗濯板は洗濯機に変わり、井戸は水道に変わる。うちわや扇子は扇風機になり、クーラーになりエアコンになった。馬は車になり庶民も買えるようになった。蒸気機関車は電車になり新幹線で東京まで3時間で行けるようになった。飛行機で海外まで行けるようになった。電話がどこでも通じるようになった。

家でコメばっかり食ってたのが麺類や外食になり、着物や浴衣はモンペや背広になり、Tシャツとジーパンに変わる。畦道や砂利道は舗装されアスファルトとコンクリートになり、街には横文字が溢れ出す。
安保闘争を経て受験戦争と一億総中流思考がはびこる。
世の中はどんどん進化していく。

昭和天皇が崩御され、年号が平成に変わった。

バブルの崩壊で一気に働き方が変わり、終身雇用制が崩壊し転職自由、序列は崩壊、能力重視で成果配分歩合制、リストラも平気で行われるようになった。
学校教育はモンスターペアレンツが出てきて、個人尊重、子供も生徒も一人の人間として扱うべきだと主張し、給食費を払わない親。学級崩壊といじめがはびこる。
阪神大震災で一気に携帯電話とボランティアが普及し、レコードやカセットはCD、MDに。携帯電話はスマホに変わり、ワープロはパソコンに、フロッピーディスクはUSBメモリに、電子手帳はタブレットになった。

さぁ、もうすぐ天皇陛下が皇太子殿下に攘位をされる。
あと少しで平成も終わりだ。

すでに「昭和生まれ?」とか「昭和っぽい」とか言われ始めてたけど、ザマアミロ。お前らも数年たったら「平成生まれですか〜?結構オジンですね」とか「うわぁそれって平成っぽい言い方ぁ」なんて言われるだ。

でもさ、市外局番の意味がわからないだろうな。ダイヤルを回すとか赤電話なんて何のこっちゃ。テレビのチャンネルを回すってどこ?とか、思うだろうな。

そのうち糠に釘とか暖簾に腕押しとか言っても何のことかわからない時代がくるだろう。縁側はテラスと呼び、アンダーシャツはインナー、ババシャツはヒートテックだもんな。無線はBluetooth、文房具や道具はギア、辞書はググり、わからないことはwikiで。地図も時刻表も電話番号も会話も通信も指先一本。

本を読まないから漢字や語彙を知らない、会話をしないから表情や言葉のイントネーションで本意が読めない。新聞を読まずネットニュースのヘッドラインだけで情報を知り鵜呑みにする。文を読まずに即批判。真意を理解せず即批判。何をやっても炎上攻撃。でも、見てみてインスタ映えのいい写真、UPしたのよ。いいねをつけてね。子供の夢はYoutuber。

でもそれもこれもこれまでの世代が作ってきたことを新たな世代が使いこなして作られていく時代なのだ。
文句を言っても、嘆いてもしょうがない。
こんなことをだらだら書いてる時点で言われるんだろうな。

「それって昭和世代ですよね」って。


週刊漫画の日 漫画の未来

2018-03-18 04:00:08 | BOOK/COMICS
3月17日は週刊漫画の日。
少年マガジンと少年サンデーが発売された日で制定されたということだが、この記念日を知ってる人は一体何人いるんだろう。一年365日なんかの記念日だからな。

週刊少年ジャンプの70年代、サーキットの狼や男一匹ガキ大将、アストロ球団なんかも面白かったね。


80年代は週刊少年ジャンプの黄金時代だったね。600万部を売り上げ、月曜日になると電車の中はジャンプを読んでる人でいっぱいだった。当時仲が良かったジョンってアメリカ人(知り合いのところでホームスティしてた)が「日本人はMondayはMangaを読む日なのかぃ?」って聞いてきたくらいだ。それくらいみんな読んでたね。
当時のジャンプは北斗の拳、キン肉マン、ドラゴンボール、ろくでなしブルース、スラムダンクって人気漫画が目白押しだったね。すすめ!パイレーツが好きだったなぁ。


少年マガジンもかなり売れてた。
あしたのジョーや愛と誠、巨人の星、空手バカ一代、釣りキチ三平などのマガジンの黄金期はもうちょっと前だけどね。翔んだカップルも最初はラブコメギャグだったのだがだんだん重いテーマになっていったのが印象的。それでもコータローまかり通るとかバリバリ伝説とかはじめの一歩とかミスター味っ子とか面白い作品が多かったね。


少年サンデーも黄金期は70年代かな。まことちゃんとかがんばれ元気、男組とかね。サバイバルって今読んでも面白い。
どちらかというと劇画ちっくなものが多かったのだが80年代にはいるとタッチとかうる星やつらとかが始まって路線変更。その中でも二人鷹とかB.B.は面白かったね。



上條淳士のTO-Yは未だに俺のバイブルだ。アニメも悪くなかったね。


アニメといえばからくりサーカスも今度アニメ化されるらしいね。JOJOと同じく本当にできるのか?ちょっと期待と不安。


少年チャンピオンも70年代にはブラックジャック、恐怖新聞、がきデカ、750ライダーってヒット作が目白押し。マカロニほうれん荘と青い空を白い雲がかけてったはハマったなぁ。

チャンピオンは80年代になると途端に失速。人気漫画はドカベン。ロック漫画の金字塔気分はグルーピーは名作だと思ってる。

このころからヤンキー漫画が増えたと思う。熱笑!花沢高校とかLet'sダチ公とかね。その後ウダウダやってるヒマはねェ!とか京四郎とかに続くね。

少年キングってのもあった。実はマガジンサンデーに続いて三番目の週刊漫画誌なんだがめちゃマイナー。柔道一直線とか怪物くん、ワイルド7などの有名作品があるんだけどね。銀河鉄道999や超人ロックなんかもキングだ。湘南爆走族は未だに好きだな。


1970年代にヒットしたエコエコアザラクの作者・古賀新一がお亡くなりになられたた。
恐怖漫画とかホラー漫画とか怪奇物とかって根強い人気があるよね。つのだじろうさんの恐怖新聞とかうしろの百太郎、藤子不二雄の魔太郎が来る、楳図かずおの漂流教室。怖いんだけど読んでしまう。夜中にトイレ行くとドア閉めるのがちょっと嫌だったり、お風呂で頭洗ってるとき目を開けるとなんかいるような気になったりね、ちょっとビビリ。

今じゃ週刊漫画誌は全然売れないらしい。廃刊になった週刊誌も多いしね。漫画離れしてるのか紙ベースで読まずにネットで読むのが主流になったからか。それとも何でもかんでもアニメ化するからかね。
漫画=MANGAやアニメが日本のサブカルチャーの代名詞としてクールジャパンとか言ってられるのも、これらの週刊漫画誌の歴史があってこそ。
和食とおなじく、若者が離れていったら今後は衰退していくだけだ。どうなっていくんだろうか。

蛭子能収さんは漫画を描くよりテレビに出た方が手っ取り早く稼げると言っておられた。実際原稿料って安いんだよね。週刊連載で締め切りに追われてもアシスタントの給料や家賃など経費払ったらほとんど残らないらしい。単行本が売れないと印税も入らない。それが今のマンガ界の現状だ。

今後マンガはどうなるのだろう。
とりあえず昔の漫画を引っ張り出して読んでみる。何の解決にもならないけどさ。