「ごめんで済んだら警察はいらんのじゃぁ!」
一昔前はこんな言葉が飛び交ったものだが、実際は謝ったら「まぁええわ」って許してもらえた。
しかし昨今のネット社会、謝まろうが何しようが執拗に糾弾しとことんまで追い詰める。SNSやネットだけじゃない、それに便乗してメディアまでジャッジを下そうとする変な世の中。まるでどいつもこいつも正義の使者になったかのように酷くて残酷。
いつから君はそんなに偉くなったんだい?
内戦下のシリアで拘束されて先日解放されたフリージャーナリストの安田さんについても、あちこちで誹謗中傷と自己責任論、果ては政府の対応批判まで繰り広げられている。彼を養護をする人間もいるが、これまたとんちんかんで的外れな論理展開。
いつものことだけど、批判や擁護をする前に情報を集めて整理して問題点はどこなのか、そしてどうすればいいのかなど、普通の企画や会議で必要なことをしないまま誰も彼もが好き勝手に自分の見解を述べだすからこんな騒ぎになる。
普通の事件では、警察(官)が犯人を捕まえ(現行犯なら一般市民でも逮捕できる)、証拠や状況を整理し自白を元に書類を作成し送検する。警察官が罪や罰を決めるわけではない。この時点では容疑者であってまだ犯罪(確定)者では無い。
その送検されてきた事件の状況を整理し、証拠や経緯を拾いなおし起訴するのが検察(官)の役目。この時点で容疑者は被疑者または被告と呼ばれる。
そして起訴状を元に被害者と被疑者それぞれ双方の言い分や、状況や関係者の情状などを考慮し罪や罰をジャッジ(判断)するのは裁判所(官)の役目。
これをマスコミやネットでは、勝手にそれぞれが全部やっている。そのほとんどが事件には関係無い部外者なんだな。それでも正義の味方を気取ってアレやコレや言い立て書き立てるのはなんだろうね。いっちょかみがしたいのか。
だからか今は、そんな「俺にもジャッジをさせろ」「私にも言わせろ」と思ってる欲求不満の人々を代弁してくれる、刑事ドラマや裁判ドラマが人気あるのかね。自分の代わりに謎を解いてくれる、事件を究明してくれる、犯人を捕まえてくれる、そして裁いてくれるからね。
今クールでも、水谷豊と反町隆史主演の相棒(season17)
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中島健人と遠藤憲一のドロ刑
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寺島進主演の駐在刑事
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など警察もの(刑事ドラマ)が人気だ。
他にも瀧川英次主演の警視庁捜査資料管理室(仮)や行動心理学を取り入れた栗山千明主演のサイレント・ヴォイス
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もはや定番のシリーズになった沢口靖子主演の科捜研の女(なんともうseason18)などがある。
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今いっきに並べて書いて思ったがちょっと多すぎないか?
そして今クールでは織田裕二と中島裕翔主演のSUITS/スーツ
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米倉涼子のリーガルV
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どちらも弁護士主役のドラマだ。
あっ!そういえば阿部寛主演の下町ロケットも裁判が絡んでるね。
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SNSやネットなどでは治らない気持ちをドラマで代弁託してるのかな。
変な正義感で糾弾したり炎上させる今、警察・刑事モノや裁判モノのドラマが視聴率がいいのはちょっと興味深いな。
法廷もので傑作なのはジム・キャリー主演のライアー ライアー(1997年公開映画)。
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どんなに無理な依頼でも“嘘”で無罪を勝ち取る弁護士ジムキャリーは、私生活でも嘘ばっかり。そんな彼に妻は愛想を尽かし息子を連れて家を出て行ってしまう。嘘をつかれ誕生日パーティをすっぽかされた息子は「パパが一日だけでも嘘をつきませんように」と神に願うと、なんとジム・キャリーは絶対に嘘をつけないようになってしまう。
嘘八百、口八丁で裁判を乗り切ってたジム・キャリーが嘘が言えなくなり、本音だけで戦い四苦八苦するこの映画、是非見て欲しいな。
この映画と同じように、嘘が言えなくなった不動産営業マンが主役の漫画もある。
正直不動産(漫画:大谷アキラ、原案:夏原武、脚本:水野光博)
千三つ(1000のうちに3つしか本当のことを言わない)が通説の不動産業界。都合の悪いことはうやむやに説明し、嘘ではなく限りなくグレーな表現しかしかしないこの世界で、嘘がつけなくなってしまったエース営業マンが七転八倒する話。
フェイクニュースや思い込み、推測や憶測だけで人を糾弾し攻め立てる世の中。
自分の正論を押し通し、他人にも押し付け、反対意見を封じ込めようとするこんな時代。
いっそこんな風に本音しか言えない社会になってしまった方がいいのかもしれない。
でもそれはいろんな摩擦や衝突を生み、結局最後は争いに・・・
嘘も方便というけれど。
諸外国みたいにYESかNOか、白黒はっきりさせるような社会より、曖昧な方が日本人には向いてると思う。
どないでっか?ぼちぼちでんなぁ。そんな社会でいいような気がする。それはそれでダメか。難しいなぁ。
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一昔前はこんな言葉が飛び交ったものだが、実際は謝ったら「まぁええわ」って許してもらえた。
しかし昨今のネット社会、謝まろうが何しようが執拗に糾弾しとことんまで追い詰める。SNSやネットだけじゃない、それに便乗してメディアまでジャッジを下そうとする変な世の中。まるでどいつもこいつも正義の使者になったかのように酷くて残酷。
いつから君はそんなに偉くなったんだい?
内戦下のシリアで拘束されて先日解放されたフリージャーナリストの安田さんについても、あちこちで誹謗中傷と自己責任論、果ては政府の対応批判まで繰り広げられている。彼を養護をする人間もいるが、これまたとんちんかんで的外れな論理展開。
いつものことだけど、批判や擁護をする前に情報を集めて整理して問題点はどこなのか、そしてどうすればいいのかなど、普通の企画や会議で必要なことをしないまま誰も彼もが好き勝手に自分の見解を述べだすからこんな騒ぎになる。
普通の事件では、警察(官)が犯人を捕まえ(現行犯なら一般市民でも逮捕できる)、証拠や状況を整理し自白を元に書類を作成し送検する。警察官が罪や罰を決めるわけではない。この時点では容疑者であってまだ犯罪(確定)者では無い。
その送検されてきた事件の状況を整理し、証拠や経緯を拾いなおし起訴するのが検察(官)の役目。この時点で容疑者は被疑者または被告と呼ばれる。
そして起訴状を元に被害者と被疑者それぞれ双方の言い分や、状況や関係者の情状などを考慮し罪や罰をジャッジ(判断)するのは裁判所(官)の役目。
これをマスコミやネットでは、勝手にそれぞれが全部やっている。そのほとんどが事件には関係無い部外者なんだな。それでも正義の味方を気取ってアレやコレや言い立て書き立てるのはなんだろうね。いっちょかみがしたいのか。
だからか今は、そんな「俺にもジャッジをさせろ」「私にも言わせろ」と思ってる欲求不満の人々を代弁してくれる、刑事ドラマや裁判ドラマが人気あるのかね。自分の代わりに謎を解いてくれる、事件を究明してくれる、犯人を捕まえてくれる、そして裁いてくれるからね。
今クールでも、水谷豊と反町隆史主演の相棒(season17)
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中島健人と遠藤憲一のドロ刑
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寺島進主演の駐在刑事
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など警察もの(刑事ドラマ)が人気だ。
他にも瀧川英次主演の警視庁捜査資料管理室(仮)や行動心理学を取り入れた栗山千明主演のサイレント・ヴォイス
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もはや定番のシリーズになった沢口靖子主演の科捜研の女(なんともうseason18)などがある。
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今いっきに並べて書いて思ったがちょっと多すぎないか?
そして今クールでは織田裕二と中島裕翔主演のSUITS/スーツ
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米倉涼子のリーガルV
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どちらも弁護士主役のドラマだ。
あっ!そういえば阿部寛主演の下町ロケットも裁判が絡んでるね。
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SNSやネットなどでは治らない気持ちをドラマで代弁託してるのかな。
変な正義感で糾弾したり炎上させる今、警察・刑事モノや裁判モノのドラマが視聴率がいいのはちょっと興味深いな。
法廷もので傑作なのはジム・キャリー主演のライアー ライアー(1997年公開映画)。
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どんなに無理な依頼でも“嘘”で無罪を勝ち取る弁護士ジムキャリーは、私生活でも嘘ばっかり。そんな彼に妻は愛想を尽かし息子を連れて家を出て行ってしまう。嘘をつかれ誕生日パーティをすっぽかされた息子は「パパが一日だけでも嘘をつきませんように」と神に願うと、なんとジム・キャリーは絶対に嘘をつけないようになってしまう。
嘘八百、口八丁で裁判を乗り切ってたジム・キャリーが嘘が言えなくなり、本音だけで戦い四苦八苦するこの映画、是非見て欲しいな。
この映画と同じように、嘘が言えなくなった不動産営業マンが主役の漫画もある。
正直不動産(漫画:大谷アキラ、原案:夏原武、脚本:水野光博)
千三つ(1000のうちに3つしか本当のことを言わない)が通説の不動産業界。都合の悪いことはうやむやに説明し、嘘ではなく限りなくグレーな表現しかしかしないこの世界で、嘘がつけなくなってしまったエース営業マンが七転八倒する話。
フェイクニュースや思い込み、推測や憶測だけで人を糾弾し攻め立てる世の中。
自分の正論を押し通し、他人にも押し付け、反対意見を封じ込めようとするこんな時代。
いっそこんな風に本音しか言えない社会になってしまった方がいいのかもしれない。
でもそれはいろんな摩擦や衝突を生み、結局最後は争いに・・・
嘘も方便というけれど。
諸外国みたいにYESかNOか、白黒はっきりさせるような社会より、曖昧な方が日本人には向いてると思う。
どないでっか?ぼちぼちでんなぁ。そんな社会でいいような気がする。それはそれでダメか。難しいなぁ。
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